【すぐ上がる】雑貨屋さんの売上の出し方まとめ【完全版】
こんにちは。イタタニです。
雑貨屋さんの売上の出し方まとめ【完全版】として、売り場の作り方、POP、装飾の3点についてまとめました。この3点はお客さまに直接関係のある部分で、お店が変化すれば売上に直結する部分でもあります。しっかり読み込んでもらえればと思います。最後まで無料で読むことができますが、応援するよといっていただける方は購入していただけると、大変励みになりますのでよろしくお願いいたします。
簡単!アルバイトでもすぐできる売場作り!
売場はお客様が商品を直接触れる場所で、お客様に大きな影響を与える可能性もある場所です。その場所その場所に特徴があり、中分類ごとに注意点があるのでしっかり覚えていきましょう!
結論から言うと、この下に書いている3つのポイントを抑えてもらえると大丈夫です。
・商品のランク付けする
・売場にあった出し方をする
・お客さんの目線を意識する
☆売場の名前と特徴
売り場には名前があります。ちょっとややこしいですが3個だけなので頑張ってください!ちなみに売場はVMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)といい、お客様にわかりやすく、見やすく、取りやすい、販売を促す売場作りのことを言います。ここ大事です。
・VP(ヴィジュアルプレゼンテーション)
ファサード(お店の外、館の通路から見えるようにそちらに向けて作った売場のことを指します。)などの広めの売り場で外からやメインの導線から目につきやすい売り場のことです。
VPはお客様がお店に入ってくるきっかけ(入店動機と言います。)にもなりお店としてもかなり重要な売場です。
店長や売場の担当さんは毎月ここをどうするか、どんな売り場にするかを悩んでいるわけです。
ここにできた売り場はお客様に今どんなことをしているのかを知ってもらうことになるので、ディスプレイや飾りにも時間をかけて作り込む場所です。
イベントやトレンドのキャラクター、季節物のアパレルなどいろんなものが置かれる売場です。
その分、売れるからという理由だけであれもコレも持ってくることはできません。
持ってきたいもののまとまりやPOPの内容から商品をどれにするか考えてディスプレイしないと、ただの乱雑な売り場になってしまいます。
VPは看板的な役割がある為、乱雑なイメージを売場から感じられてしまうと、お客様はお店のイメージとして受け取ってしまうので店内整理も一番手をかけたいところです。
・PP(ポイントプレゼンテーション)
スポットと呼ばれる売場のことです。店内の要所要所で新商品やトレンド商品を細い網で出すことが多い売場です。
ここはVPで出すほどではないが、目立たせたい商品を出す場所になります。
PPは店内のお客様をその関連の売り場に引き寄せる磁石のような役割がありますのでここにもでかPOPは必要です。
予想以上に売れてVPに昇格することもありますので、実験的に作るにも良いかと思います。
・IP(アイテムプレゼンテーション)
上記以外の売場のことです。
売上の8割はIPでとると言われる売り場で、基本的には売れ筋や定番の商品が各中分類、各カテゴリーで綺麗に陳列されていることが理想です。
商品数が多い為、新商品などは埋もれてしまいお客様に伝わらないので、あまり新商品を置くことはありません。
その分、お客様が見やすく、わかりやすく、選びやすい売場にしておくことが重要です。また、定番商品を並べておく為、あまり売場が変わらないのが特徴です。
売れ筋がいつも同じ品揃えを維持できると、極端に売上を落とす可能性は低くなります。
☆商品の陳列のポイント
売場の名前と特徴がわかったところで、売場の作り方を覚えていきましょう!
①左から右に上から下に並べましょう。
人間は左から右に見るほうが逆から見るよりみやすい為です。上から下も同様です。
左上から陳列し始めて、右下で終わるように陳列できるとなお良しです。
②高価な商品は上に安価な商品は下にしましょう。
下の方にあるものは安っぽい印象を受ける為、高価な商品は上の方に広く場所をとると特別な商品感が出ます。
逆に安価な商品は下の方である程度ぎゅうぎゅうにだすと数が売れる商品の出し方になります。
③最も売れるものはゴールデンゾーンに並べましょう。
BC商材と呼ばれる商品があります。コレはその売場の中で特に売れやすい商品で定番商品であったりする実績がある商品のことです。
ゴールデンゾーンは大体0.8mから1.5mあたりの高さのことです。
(厳密には男性なら70cm~160cm程度の高さ、女性なら60cm~150cm程度です。対象が子どもならもっと低い。)
ここに陳列することで売れやすい場所に売れやすいものを置くという黄金パターンが生まれます。
④まとまりを持たせる。
カテゴリーやブランド、色、大きさ、価格などなんでもいいですが、
売り場にマッチしたテーマでまとめてあげるとお客様がわかりやすい売場になります。
特にキャラの売場は商品数が多く乱雑になりがちですが、
子供用のおもちゃや、ぬいぐるみ系と生活用品系を分けるとかなり見やすくなります。
以上が陳列の基本で、できていなかったらこれをするだけでお客様の商品の選び方が完全に変わります。
ですが、VP,PPになってくるともう一工夫必要になってきます。それは新商品です。売り場には商品のランクよって陳列場所が変わってきます。SからCまでランク別に説明します。
☆商品のランク付け
・S商材
最もトレンドがあったり、新商品だったりする商材。量は少なくて良いが、単価は高め設定、商品の売場スペースは広く取り、専用の看板POPもつける。そのVPのテーマの核になる商材。とにかく目立たせる商材。
・A商材
S商材の関連商品のこと、VPのテーマから外れないこととS商材と近い属性を持つ商品が理想。一個変わった商品って感じ。
・BC商材
単価はやすく、しかし数売れる商材。
すでに実績がありVPテーマにハマるものが理想。単価が安い分、量でカバーする。
この3種の商品を陳列し、POPや販促動画で目立たせてあげると、お客様は売り場に興味を持ち、近寄ってくれます。
そして、商品に興味を持ち、POPを読んで、まずはこれを試してみるかとBC商材から買ってくれるわけです。
売り場の作り方まとめ
・商品のランク付けする
・売場にあった出し方をする
・お客さんの目線を意識する
以上3つのポイントで、新人さんでも即戦力の売場を作ることができるようになります!
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すぐにできる!雑貨屋さんの売れるPOPのコツ!
POPって使われてますか?PCで印刷していたり、手書きの方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。ではPOPとはどう言ったものなんでしょうか?雑貨屋さんのPOPのコツについてまとめました。
・POPの内容には4種類
・言葉に気をつけよう
・雰囲気に合わせてフォントを選ぶ
・動くPOPは効果絶大
この4つを覚えてもらえれば大丈夫です。
POPとはポップアップカードのことでお客様に商品を説明したり、魅力を伝えたり、今なら安いよ!などの情報を提供するために商品につけるもの。
お客様の目に留まり、そこから商品に興味を持ってもらうことが目的です。POP内容には種類があり、お客様に伝えたい情報で少し変わってきます。
・プライスPOP
プライスとは価格のこと。やはりお客様はお金を払う立場なので価格は一番気になるところ。とりあえずのPOPにも効果的。食品、スポット商品、セールなどに効果的。
とにかく回転させたいところは欲しい。セール商品の¥〇〇→¥△△などは絶対いるやつ。
・スペックPOP
商品の性能やインスタで人気とか、裏話的なものも。商品自体の理解が深まるため購買意欲は上がりやすい。携帯、オーディオ雑貨、電子タバコやZIPPOなど、操作方法などがよくわからないものにつけると効果的。
Bluetoothイヤホンなどは充電時間とか使用時間とか比較しやすい情報を書いてあげるとお客様が悩んで結局買わないとかを減らせる。
・レビューPOP
実際に使ってみた感想や、使用例など。使ったところがイメージしやすい。美容系や珍しい食品、掃除系やキッチン用品に使いやすい。ヘアカラーとかもお客様が気にしているポイント。
・バカPOP
ボケやギャグなどの笑いに走ったPOP。お店の雰囲気が伝わりやすいので実は重要。絵だけのPOPはここに近いパーテイグッズやホビーなどテンションを上げる商品や、通常商品より面白い商品の勢いやノリで買って欲しい商品につけると、お客様が面白がって買ってくれやすい。
例えば虫のフィギュアに「1匹本物入ってます」「たまに動いてます」は鉄板POP。
お客様とお店の心の距離感が詰められるので、ちょこちょこかましておくといい。実際に面白いかどうかはあんまり関係ない。
☆言葉に潜む罠
POPで何か書こうとして、新人さんが陥りやすい罠がコレ。
・おいしい
・カワイイ
・欲しい
なぜコレが罠なのかと言うと、コレらの言葉はこちらから伝えるものではなく、お客様が自身で感じる言葉だからです。POPはお客様の気持ちを代弁するものではないので注意が必要です。だから書いてはいけません。
もちろん、ここがこうなっているのでカワイイ、こういう食べ方でさらにおいしい、などの気付きにくい一押しポイントを説明するために使うのはOKです。
厳しいかもしれませんが、絶対欲しい!とか書いてあっても、お客様からすれば知ったこっちゃないです。買えばいいじゃん、ってなります。
☆POPで色はかなり重要!
読みにくい色ではお客様に読んでもらえない
ということで、目立つ色ランキング!
1位 赤(レッド)-購買意欲を高める色
2位 黄(イエロー)-幸せを感じる色、注意を喚起する色
3位 だいだい(オレンジ)-暖かみを感じる色
4位 紫(パープル/バイオレット)-信頼感×購買意欲、高級感を表す色、落ち着きをもたらす色
5位 緑(グリーン)-癒しを感じる色、自然を表現する色
6位 青(ブルー)-信頼感を感じる色
組み合わせで、青でも目立つ色合いになりますが単色で言うとこんな感じ。赤黒黄は最強の組み合わせ。もちろん商品によって色を変えてあげるのも重要です。
某雑貨店では黄色のPOPはよく使いますが、それ以外使ってはいけないということはありません。色画用紙や折り紙を使ってオリジナルのPOPも作れます。
☆大きけりゃいいってもんじゃない
POPの内容とは別にPOPのサイズにも種類があり、商品の大きさに合わせるより、効果的に使える方法があります。大きさはめっちゃ大事。
サイズで違うPOPの効果。
・看板POP
その売り場のテーマがダイレクトにお客様に伝わる大事なもの。大きいので遠くのお客様もよく見えお店に呼び込むことができる。ファサード、スポット、当たり面には絶対必須。一番言葉選びに気をつけたいところ。
語呂の良い言葉とシンプルなイラストが適度にあるとすごく良いです。目玉商品(SA商材)的なものにつける。その売り場の中で一番目立たせたいものに大きなPOPをつけましょう
・中POP
よく売れる商品(BC商材)につけるとちょうど良いサイズ。よく売れる商品はPOPが大きすぎるとお客様が手に取りにくくなってしまうので注意です。
・小POP
補足情報などを追加するのに使いやすい。一言バカPOPもつけやすい。形とはPOPの形です。四角いPOPが主かと思いますが、丸でも三角でもなんでも良いんです。ハサミで切るだけです。
実はコレが凄く重要で、普通のPOP(例えば某雑貨店の黄色い四角いPOP)の中に丸い赤いPOPがついていたらすごく目立ちます。小POP中POPでも一際目立たせることは可能なんです。
POPの枠を濃い色で描くことを忘れずに!!
☆フォントはPOPの雰囲気を作る
POPに文字を描くとき何をイメージしているでしょうか?描きやすい文字でしょうか?綺麗に書ける文字でしょうか?
POPの文字については字が下手でも問題ないです。綺麗に越したことはありませんが、文字のフォントが店内のPOPで全て同じだとそのPOPが目立ちません。目立たないということはその商品にも目が生きにくいということです。
その商品に合わせたフォントにするだけでかなり目立つPOPになりますので、いつものペンでなく筆ペンなどを使ってみましょう。
☆岸辺露伴は動かないが、最強のPOPは動いている。
最強のPOP、それは動きがあるPOP。人間も動物なので動いていたり光っているものがあるとつい見てしまう習性があります。それを利用しましょう。
光っているものはLEDライトなどの実際に光っているも以外にギラギラした折り紙とかも効果的。キラッとするだけでも注意をひくことができます。
あとは糸でPOPをぶら下げる、バネで文字を動かす、扇風機で揺らす、など工夫次第でなんでもできます。手間はかかりますがお客様へのインパクトは絶大です。
☆POPのコツまとめ
私の経験をもとにPOPのコツをまとめてみました。
・POPの内容には4種類
・言葉に気をつけよう
・雰囲気に合わせてフォントを選ぶ
・動くPOPは効果絶大
この点に気をつけていただければ、非常に効果的なPOPを作ることができると思います。
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これができれば上級者!
商品の魅力を爆上げする最強の売り場装飾術【口外禁止】
今現在、あなたのお店で売上が多かれ少なかれ出ていると思いますがそれはなぜでしょうか?
答えはシンプルなことで、商品が売れているからです。
商品が売れることを売上があがると言います。
では、商品はなぜ売れているのでしょうか?それは、すごく可愛いPOPが描けたからでも、すごくよい商品を仕入れたからではありません。
お客様が来店してくれているからです。当たり前に思えるかもしれませんが、お客様がいなければ商品は売れず、売上になることもないのです。
それだけでも意識しているのとしていないのでは全く違うので、ぜひ覚えておいてください!大事なことです。
それではお客様に来店いただくのにこちらは何をすれば良いでしょうか?
お店を開けて待っているだけでは来店いただけませんし、チラシやクーポンを作るのにはコストがかかってしまいます。
まず私たちがしなければならないことは見せる売場ではなく魅せる売場を作ることです。見せる売場とは綺麗に陳列されておりどこになにがあるかわかりやすく、丁寧なPOPが付いている売り場のことを言いますが、魅せる売場は全く違います。
魅せる売場はお客様が思わず目を奪われてしまい、お店に入ってくるような売り場のことを指します。
雑貨店では基本的に生活に本当に必要なものはないと考えています。これは雑貨に対するいい意味での過小評価です。
ですが、これは逆に部屋に1つ置いているだけで生活が豊かになるようなものや、なくても困らないけどあると便利なもの、またはコレあの人にあげやたら喜びそうだなといったプレゼントしたくなるようなお客様の感情が揺れるような商品だと思っています。
だからこそ、丁寧なPOPも整頓された陳列の必要でお客様に寄り添うような形の売り場作りが必要なのです。
理想を基準にしよう
では具体的にどのようにすれば集客につながる売り場を作れるのかというところです。
ここで重要なポンイトですが、売り場を作る上で一度計画書を作りましょう。
簡単なラフ画でいいので、どういった商品をどこに置くのか、POPで何と書くのか、どんな装飾をするのかを絵に書いてみましょう。
この時点でしたら修正も簡単にできますし、時間も場所も取らずに済みますので、一度考えてみましょう。
この絵を描く際に、こうなったらいいなとか、ここにこうゆうPOPがあればいいなというものを、実際にできるかではなく、理想の状態を描くようにしてください。
そこまでできていないと、自分が作りやすいだけの売り場になってしまい、お客様の目に留まることのない魅せる売り場ではない売り場になってしまいます。
この理想という部分は初めのうちはなかなか難しいのですが、振り切ってしまった方が他のお店とも被ることなくオンリーワンの売り場を作れるようになるので、頑張ってみてください。
引き出しはたくさん持とう
理想の売場をイメージすることが難しければ、いろんなものを参考にしてみましょう。
例えば他の雑貨店を見に行ってみるとか(過去記事でもまとめてありますので、ぜひ行ってみてください。こちら→絶対に行って欲しい!沖縄のおしゃれな雑貨屋さん5選)行ったことのないジャンルのお店に行ってみるのも良いと思います。
他にもいろんな本を読んでみたりとか色々ありますが、1番のおすすめは映画です。家で見ることができますし、ながら見でしたらプライベートの時間を割く必要もないためです。
様々な映画やドラマ、アニメを見ることで作品の雰囲気や生活、どういったものが使われているかなどを知ることができるので、売り場作りでモチーフや世界観、テーマを決めるのに非常に有効な手段です。さらに様々な登場人物を知ることでペルソナ設定にも役に立つ思いますのでオススメの方法です。私もやってました。
装飾まとめ
売場の演出はすぐに上手になるものではありませんが続けていると、必ず集客が見込める方法ですので、スキルアップを目指して頑張っていきましょう。
その他の活動はコチラからご確認ください↓
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