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バスケの名将に学ぶ成功の定義
FROM ボブ・バーグ
カリフォルニア大学ロサンゼルス校のバスケットボール選手であり、のちにそこでヘッドコーチも務めた故ジョン・ウッデン。彼は1960年代から70年代にかけて同校を10回にわたり全米チャンピオンに導いただけでなく、多くの名選手を育て上げた。
亡くなった現在でも目標とすべき指導者として尊敬され続け、彼の言葉はバスケットボールのコーチングだけではなく、ビジネスシーンなどでも頻繁に取り上げられたりもする。ところで、彼は興味深いことに数々の勝利を手にしたにもかかわらず、勝利というものに決して固執しているわけではなかった。
それは何も彼が「勝利を好まなかった」という意味ではない。負けないためにあらゆる準備をし、そして努力を惜しまなかったことは言うまでもない。だからこそ、勝ち続けることができた。
名将ジョン・ウッデンの成功の定義とは?
ただ、勝つことは彼の成功にとって第一優先事項ではなかった。彼にとっての成功とは単に試合で勝つことではなく、「自分がなりうる最高の自分になるためにあらゆる努力を尽くしたと自覚しそれによって得られる心の平和のこと」だとしている。つまり、彼は最高の自分になるために全力を尽くした者こそが成功者だと捉えていた。これこそが彼の成功の定義だったのだ。
実際、彼はまさにその言葉を体現している男であった。準備を怠ることなく、選手たちにもプロ選手として最高のコンディションであることを求め、チームのために最善を尽くすことを求めていた。そのうえ、彼は試合中に利己的になることを決してよしとせず、試合中にほかのプレイヤーを非難することも絶対に許さなかった。
さらに、彼は「大切なのは小さなことだ。小さなことこそ、大きな出来事をひき起こす」とも述べている。まさに些細なことが大きな意味を持つことに気づき、そのことにとても気を配っていたのだ。
たとえば、靴下や靴の履き方にも注意を促し、選手たちに靴擦れや水ぶくれが起こらないようにしていた。同時に彼はとても誠実でジェントルマンであった。その結果、実に試合の勝利だけでなく実に多くのものを勝ち得てきた。
私たちが最も優先すべきこと…
繰り返しにはなるが、ウッデン氏は勝利に固執していなかったにも関わらず、彼は試合でも人生でも多くの勝利を手にしてきた。私は何もあなたに「勝利することを目指してはいけない」と言っているのではない。何を第一信条とするかは人それぞれで決めるものだ。
ただ、彼のように勝利に執着していないのに、結果的として勝利に手にしている…こうした事実は世に大いにあることではないだろうか?
こうしたことをビジネスで置き換えれば、それが儲かるか?お金になるか?といったを先立って考えるのではなく、相手や市場に対して何かしらの価値をもたらそうとすること。それが結果として自分の利益や収益に、ひいては市場における最終的な勝利につながりやすくなったりする…なんてこともあるものだ。
このように、最初からいかに相手から利益が得られるかを考えるのではなく、まずは相手の利益を配慮すること。言うなれば、「どうすれば相手により価値を与えられるだろうか?」と考えるほうが結果的により多くのお金をもたらすものだ。あなたはこの考え方をどう思われるだろうか?
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