1ヶ月後
1ヶ月後のエコーの検査、担当してくださった医師は、13年前に初めてブレストセンターでお世話になった先生だった。当時、生検までしたが乳ガンではなく、先生が喜びながら結果をお伝えしてくださったのを良く覚えている。私は安心して検査を受けることができた。
1週間後、検査結果を聞きに母と病院へ。ブレストセンターの受付をする前に、母と手を握りあってお祈りした。名前が呼ばれ診察室に入ると、若手の医師から検査結果を説明された。エコーレポートを印刷したものを見て説明されたが、今回、転移が心配された左胸については癌はなかった。右胸については、依然として非浸潤癌ではあるが、エコーレポートには、「あきらかな浸潤所見を指摘できない」「あきらかな悪性所見を指摘できない」と書かれていたにも関わらず、その医師は悪い可能性もあると手術を勧めてきた。私は、生検をした非浸潤癌が見つかった箇所は、どのような変化があるのか質問したが、結局答えられず、チームリーダーの医師からの説明を受けることになった。
チームリーダーの医師は、血流があるので悪い方向というが、私は前回と変わらない状態で手術をする決断はできないと伝えた。そして、3ヶ月くらい様子を見たいと伝えた。3ヶ月というのは、中医師の先生から人間の血液が入れ替わるのが、3ヶ月と聞いていたからだ。すると先生から治療は何を考えているのか聞かれた。私は、「お祈りと薬膳です。」と答えた。先生は、「お祈り??」と聞き返したが、私はクリスチャンなので、自分も教会や友人も祈ってくれていることを説明した。そして、次の検査は3ヶ月後になった。
この結果を受けて、沢山の人々から喜びと励まし、そして3ヶ月後の癌の完全な癒しのお祈りのメッセージをもらった。体調は、漢方と薬膳が効いているのか、すこぶる良い。
中医師の先生にも報告すると、良い経過なので、今の養生を続けるよう勧められた。先生に気になる血流について聞いてみた。
「血流についてご心配されているようですが、がんが転移する仕組みは実は瘀血ととても関係しています。
瘀血とは血の流れが悪く、血小板の機能が亢進した状態で、癌細胞は血小板の後ろにミノガサのように隠れて“私は敵じゃないよ〜”と攻撃から逃れて転移することが分かっています。
したがって血液に粘着性をもつ瘀血を作らないことが大切です。
瘀血はストレス状態、睡眠不足、甘いもの、炎症を起こしやすい油で促進されるので、それらに気をつけて頂くのが大切です。
血液がサラサラで流れが良いと、正常細胞を栄養し、リンパ球ががんの芽を潰してくれますので、安心してください。
乳がんの場合は、その週の心の状態や食べ物によって、毎回硬くなったり柔らかく小さくなったり変化します。ストレスが続くようなライフイベントがあると、大きくなるのでいつもリラックスを心がけてくださいね。
薬膳やお祈りで副交感神経を優位にする事は、とても効果があると思いますよ♬」
先生のメッセージにも励まされ、引き続き、お祈りとリラックスして養生していこうと思った。
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