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『つながっていいとも』木曜日 第17回 株式会社PGT 代表取締役社長 谷尾俊通さんによる「海外とのつながりは貿易から留学まで!」

「つながっていいとも」とは

今年の5月30日に、電子チケット会社「Peatix」主催で配信した24時間オンラインチャリティイベント『HELLO, NEW NORMAL」の中の1コーナーのスピンアウトです。

「オンラインでも出会える!話せる!つながれる!」をモットーに、「新しい時代のつながり方」を実践されている方をお招きし、18分間おしゃべりする企画です。

配信は、あの伝説の番組の名物コーナー同様、ゲストに次のゲストをご紹介いただいてシメ、となります。

火曜日はPeatix共同創業者・藤田祐司さん、水曜日はTokyo Work Design Weekオーガナイザー・横石崇さん、そして木曜日はコミュラボ幹事・辻貴之がモデレーターです。

今日は第17回目!
第16回のゲストの有限会社GYOLIGHTHOUSE 代表取締役社長 笠原曉さんからのご紹介、株式会社PGT 代表取締役社長 谷尾俊通さんによる「海外とのつながりは貿易から留学まで!」。今日は「謙虚さ」「誰からも学ぶ力」「それを「人をつなぐ思いとその具体的な方法」を伺いました。

第17回ゲスト 谷尾 俊通さんとは

2002年に中京大学社会学部社会学科を卒業後、中学生からやっていたレース活動の場を求めニュージーランドへ渡り挫折。一度帰国した後、中国へ渡り日本語教師と貿易コンサルタント業を行う。

ビザの更新で一時帰国した際、学生時代の頃からやっていたイベント会社の仕事を手伝うため、中国に戻ることを一旦やめ、愛知万博のオランダパビリオン館長代理として開幕準備から会期中の調整、閉幕後の後処理まで行う。

閉幕後、中国には戻らず、イベント会社のグループの旅行会社の取締役に就任し、アメリカ、中国、ニュージーランドの留学コーディネートを行う。

その後、株式会社PGTを設立。
アメリカ、カナダに現地法人も立ち上げ、自社ですべてコーディネートする教育・研修事業会社として活動している。

2020年度は 教育研修事業としてSDGsプロジェクト、新規事業としてFood&Agricultureプロジェクトをスタートさせ、このコロナ禍で主事業である現地研修ができない状況でも新たな取り組みを行っている。

第16回ゲストの笠原さんとは、15年前にロスアンゼルスのホテルのロビーでナンパされてからのお付き合いとのこと。「経験を体系化して共有されている」とのご紹介でした。

こんな谷尾さんとのトーク、スタートです!
(見逃された方は、こちらから!)

自己紹介ー人との出会いとキャリアー

名古屋出身。大学卒業後、英語が話せないのにニュージーランド(NZ)へ単身渡航。その後、中国の僻地で約1年ほど貿易と日本語教育を手掛ける。ビザの更新で帰国した時に、以前携わっていたイベント制作会社の友人に誘われ、愛知万博に引き込まれ、閉幕まで関わる。

万博後、中国に帰らずにイベント会社の系列の旅行会社で働くようになり、今の会社の基盤を築いた後に独立して現在に至る。

ー打ち合わせ時に、中国ではかまぼこの板を作っていたと聞いたが、その頃の語学力は?

英語も中国語も、今でも習熟中。NZでも英語が話せず、めちゃくちゃな文法の文章を話して部屋を探した。中国でも言葉がわからず、近所の日本語が少しわかる方に助けていただきながら、普段は自力でなんとかした。

そんな中でビザの関係で帰国した時に、学生の頃やNZに行く前に関わっていたイベント会社から「愛知万博の面接要員を手伝ってほしい」と言われた。そのうち、外国パビリオンの管理職がいないという事態が生じ、外国語とイベントが中途半端にできる自分に声がかかって館長代理を務めた。

ー館長代理の後に旅行会社の役員に?

愛知万博後に中国に戻らず、そのまま日本に残ることになり、イベント会社の系列の旅行会社の役員に。NZや中国で留学生を見ていたこともあり、留学事業を手掛けることにした。その先に、アメリカ・ロスアンゼルス(LA)で今のビジネスにつながる出会いがあり、留学支援先をアメリカに広げ、事業内容を拡大した。

旅行がわからなかったし、今では持っているが旅行免許もなかった。旅行という見えている事業を1から2にするより、事業としては存在していないけど留学のように0を1にする方が楽だった。

サバイバル力の高さ

ー「サバイバル力の高さがハンパない」とのコメントをいただきました。
言い換えると、声をかけられる力、任される力が高い、とも言える。人と接する時に心がけていること、いろんな人との関わりで意識してきたことと言えば?

出会った方に影響や刺激を受けている。
人生のキーパーソンが4人いる。最後はLAの人。この仕事をやる上でのキーパーソン。

最初のキーパーソンは中学生の頃に出会った。人間とは?をここで教わった。今でもだが、当時の自分は人見知りで、道も聞けなかった。「そんなじゃ、誰も見てくれない」と言われ、根性を鍛えてもらった。彼の考え方から、はじめの勇気を学んだ。

目上の方に敬語を使うなどの、礼儀を叩き込まれた。そのキーパーソンからの学びの後、いろんな先輩に会って微調整してきた。

2人目は、万博に送り込んでくださった方。人生勉強のきっかけをいただいた。3人目は、20代半ばにして旅行会社の役員を任せてくださった方。どんな人もかもわからない人に、役員を任せるなど自分にはできない。ここで経営の勉強をさせてもらった。そして4人目は、LAの方。

ー任されたことをモノにするために心がけてること?

常に勉強すること。
手前味噌だが自社のスタッフは、この状況で海外研修事業が止まっている中、常に何かやろうと一緒に考えている。そして、お客様からも学ばせていただいている。先生、教授、社長、看護士、いろんなお客様のいろんな言動が勉強になる。

何より勉強になるのが小中学生から。
元々、無理やり来させられて、放り出さらて、イヤイヤきている人が多い。それが留学期間の1週間で、自分で留学の意味を噛み砕いて、見つけて、帰る時にはもう1回来たい、という状態になる。頭の柔軟性や、機会を生かしたいという考え方は刺激になる。

その後も嬉しいことがある。
小学生で留学に参加した方がその経験を踏まえて、20歳で外国の大学に留学したという連絡が来たり、翻訳家か通訳家か悩んでるという相談がくる。こうしたことが勉強になる。

ー今、やっていることは?

この状況下でも何かできないかとスタッフと共に考え、LAとバンクーバーでSDGs(持続可能な経済活動)に関して今はオンライン、現地に行けるようになったら体験を通じて学べるプログラムを開発。その他、映画の特殊メイクなども学べる機会を作っている。

第18回ゲスト 角田直仁さん

愛知万博をきっかけに出会った方。出張回転寿司と台湾かき氷を営み、今は一緒に会社も経営している。(角田さんより)2005年の愛知万博で谷尾さんはオランダ館、自分は日本館で回転寿司レストランをやっていた。出会って15年の仲になる。

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MC後記

谷尾さんの「任される力」「声かけられる力」は、「謙虚力」×「学ぶ力」×「行動力」の3つの力が高いからだな、と思いました。

中学時代から今まで、人と出会うたびに、全ての人から学び、その学びを生かして心持ちと行動を変え、変化しながらいろんなことに挑戦し続けている谷尾さん。

この状況でも止まることなく、谷尾さんの類友とも言える勤勉で挑戦意欲の高いスタッフの皆さんと、SDGsなどの新領域に事業を拡大しています。今後の展開は、どのように広がるやら?!

谷尾さん、ありがとうございました!来週のかくださん、よろしくお願いします!ということで、来週もみんな見てくれるかな??


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