【検証】ORIGAMI Dripperの新シリーズ 『Air』 磁器製のものと比較してみました!
今やドリッパーの新定番と言えるほど、多くのコーヒーラバーに愛されているORIGAMI Dripper (オリガミドリッパー)。
まるで折り紙を折ったような形状から「ORIGAMI」とネーミングされました。
可愛らしいデザインと豊富なカラーバリエーションはもちろんのこと、様々な抽出の大会でチャンピオンが使用しているなど、その性能評価も高いアイテムです。
■新商品 『ORIGAMI Dripper Air』が新発売!
そんな話題のORIGAMIドリッパーから今年(2022年)、『ORIGAMI Dripper Air』という新モデルがリリースされました。
今回は、初代ORIGAMIドリッパーとのスペック比較、出来上がったコーヒーの味わいに違いがあるのか、検証してみました。
■ 『ORIGAMI Dripper Air』 スペック、初代ORIGAMIドリッパーとの比較
新しく登場したORIGAMI Dripper Airのスペックのは下記の通り。
初代の磁器モデルとの一番の違いは材質。
新しいAirでは、AS樹脂という素材を採用しており、かなりの軽量化を実現しています。
2つの商品の重さは下記の通り。
AS樹脂は衝撃にも強く、ちょっと落としたくらいでは割れにくい素材。
磁器モデルよりも取り回しが楽になりました。
また、AS樹脂は磁器と比べて熱伝導率が低く、外気の影響を受けづらいことも特徴のひとつ。
これまで以上にドリッパーに熱を奪われないので、抽出中の湯温低下を防ぎ、安定したドリップが可能になります。
クリアカラーのAirは透け感があるので、抽出中の見た目も大きく違うところ。
2021年WBrC(※)決勝でカナダ代表の選手がこのAirを使用した際には、その見た目のプレゼンテーションも話題になりました。
20本のヒダがあるという特徴的な形は、磁器モデルとほぼ同じですが、Airの方が全体的にやや角ばった印象になっています。
溝の形がよりエッジが立っているようですが、それがどこまで抽出に影響してくるのか気になりますね。
底面の穴の大きさもほぼ同じですが、こちらもやはりAirの方が角ばった見た目をしています。
■ -検証- コーヒーを抽出して比較
続いて、実際にコーヒーを抽出してみて、仕上がりの違いを確かめていきます。
今回は、THE COFFEESHOPオリジナルのORIGAMI Dripper (オリガミドリッパー)のレシピで、円すい型フィルターを使って淹れていきます。
抽出レシピは以下の通りです。
以下、時間とお湯の投入量です。
■ -結果- 磁器製のORIGAMIと仕上がりの差はほぼなし!
同じレシピで淹れてみた結果、磁器製とAir、どちらも遜色ないコーヒーが抽出できました。
上記レシピでの比較では、味わいはもちろん、出来上がり温度の差もほとんどありませんでした。
▼仕上がりの温度
事前にペーパーの湯通しと余熱を行っているということもあり、抽出時間内であれば、材質による差が出なかったものと思います。
■ 使用シーンで使い分けるのもアリ
今回の検証では「2つの器具による出来上がりの差はほぼなし」という結果になりました。
材質の違いでORIGAMI Dripper Airの方が割れにくいため、アウトドアや飲食店舗での使用に一役買ってくれるような印象を持ちました。
ただ、ORIGAMI Dripper Airは色味によって器具自体の印象がだいぶ違うので、見た目の満足感などを求める方にとっては物足りないかもしれません。
その点、初代ORIGAMI Dripper (オリガミドリッパー)は磁器製で高級感もありカラーバリエーションも豊富なので検討の価値はあると思います!
今回は材質違いのORIGAMI Dripperの2種類をご紹介しました。
ぜひご自身の活用方法にあった器具選びでコーヒー時間を楽しんでいただけると嬉しいです!
■コーヒー豆・抽出器具のご購入はONLINE SHOPから
THE COFFEESHOPではいまのところ『ORIGAMI Dripper Air』はお取り扱いがございませんが、THE COFFEESHOPカラーの磁器製オリガミドリッパーとコーヒー豆を組み合わせたギフトセットをご用意しております。
自分へのプレゼントはもちろん、コーヒー好きな方へのギフトとしてもオススメです。
今回も最後までお読み頂きありがとうございます!