【やりたいことを見つけろって簡単に言うな】まずは思考から変えてみる方法
「キャリア志向」から「ミッション志向」へ
自分の本当にやりたいことや大切な価値から生まれる仕事を「ミッション」と呼びます。人生のミッションが見つかると、その仕事は単なる「ライスワーク」ではなく、一生を捧げる「ライフワーク」となります。
ただスキルやキャリアを追求する仕事は、他の人や技術によって代替される可能性がある。その点、ミッションを追求する人生は、他に代えがたいものです。自分だけの道であり、喜びとともに苦しみも伴いますが、自分のやりたいことが形になる過程は価値があります。
山と谷の経験からミッションが生まれる
自分のミッションを見つけるには、まず自分のミッションを明確にすることが大切です。ミッションのヒントは、人生の山と谷の経験にあります。最高の幸福や最もつらい経験がミッションの根源となります。これを「原体験」と呼び、自分の価値観を形成するのに影響を与えます。
自分のミッションを見つけるための3つのステップ
1. 「感情曲線」を描いて原体験を見出します。自分の感情の大きさと人生の出来事をプロットし、山と谷の振れ幅を考えます。強い原体験を持つ人ほど、ミッションを追求する力が強いです。
2. 自分の価値観を2つのキーワードで表現します。原体験の重要性を考え、価値観を2つのキーワードに絞ります。
3. 原体験と価値観から達成したいことを見つけます。自分が喜びを感じる目標を探し、長期的に取り組めるテーマを選びます。
ミッションを磨く方法
ミッションを定めたら、多くの人に話してみましょう。話す中で新たな気づきが得られ、ミッションが洗練されます。自分のミッションを伝える際には、「My-Our-Now」フレームワークが役立ちます。
1. My:自分の原体験とミッションについて語ります。
2. Our:相手の視点を考慮し、課題や価値観を共有します。
3. Now:なぜ今行動する必要があるのかを明確に示します。