
パクリかどうかを測る方法のひとつ
カバーと言ってしまえば良かったのにって思う曲が世の中にはあります。
でもカバーと言わなかったことでボクの知識が増えたというお話です。
1966年発表したヤードバーズのストール オンを聴く
まずは明るく軽快なロックナンバーを聴いてもらいました。
ヤードバーズは、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジと名だたるギタリストが在籍していたイギリスのバンドです。
次に聴いてもらう曲がパクリなのか?そうじゃないのか?の題材曲です。
1975年発表したサンハウスのレモンティーを聴く
サンハウスは、北九州の伝説のバンドでギタリストの鮎川誠が在籍していました。
レモンティーは鮎川誠が作曲者です。
少しサンハウスの方がテンポが速いですが普通リスナーの方には同じ曲に聴こえると思います。
もう一つのレモンティー
ボクは中学生時代にレモンティーを知りました。
知ったきっかけは、ボクがYMOのファンなので、当時聴いてた面白アルバム
スネークマン・ショーに収録されていたからです。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0000DZ8D9/ref=ntt_mus_ep_dpi_1
レモンティーはシーナ&ロケッツで最初知りました。
鮎川誠がサンハウス以降に組んだバンドです。
「なんとカッコいい曲だ」と感動しました。特にアウトロのピックのピキピキ音が聴こえるギターソロが好きです。
しかし、レモンティーは、以前鮎川誠が在籍していた
「サンハウスで発表したヤツがオリジナルだ」と友人に教えてもらい、サンハウスの方も聴きました。
ヴォーカルが好みの声じゃなかったので馴染めませんでした。
ストール オンにたどり着いたのは渋谷陽一
ストール オンにたどり着いた記憶は定かではないが、当時ロッキン・オンという音楽誌を読み漁って、ヤードバーズのストール オンにたどり着いたのか?
ロッキン・オンの編集長、渋谷陽一のラジオ、サウンドストリートの企画でパクリ特集をやっていたので聴いたのか?
どちらも渋谷陽一なので、当時は渋谷陽一情報がとても重要だった。
レモンティーがパクリじゃない理由
ヤードバーズのストール オンを最初に聴いた時は、あまりの衝撃で笑ったボクではありますが、ココでレモンティーをカバーとせず、オリジナルとしたルールの考察です。
レモンティーはストールオンの編曲を模倣しているが、メロディは違うのです。
ようは歌唱付きポピュラーソングのルールでは、作曲というのは歌い手の主旋律、いわゆるメロディを作るという意味なのです。
主旋律が違えば編曲は一緒でもオリジナル曲と言って良いというのがルールなのだというところに辿り着きました。
ちなみにレモンティーから影響されたであろう曲もあります。
THE MODSでが・ま・ん・す・る・ん・だを聴いてください。
影響された部分はイントロだけです。
途中からセックスピストルズっぽい部分もある優れた楽曲で今も愛聴しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ご意見や反論を、自分が言われたら嫌な気分にならない言葉でお待ちしています。
では!