美しき虚栄心
最近考えてしまうのは、人間関係のトラブルを引き起こす人たちの
共通点だ。
私の周りには以下の知人がいる。
・会社で人間関係が破綻し、職を転々としている人
・自分に過失があったのに騒ぎ立ててクビになったアルバイト
彼らの共通点としてシンプルにプライドが高い。
また、プライドには良いプライドと悪いプライドがある。
良いプライドは、他者を受け入れることができ自分自身を研磨しつづけることができる健全な「誇り」だ。
それに対し、悪いプライドというのは他者を認めることができず、傲り(おごり)がついてくる。
ポイントは良いプライドは自分自身への評価に対し、悪いプライドは社会や他者からの評価ベースであるということ。
つまり比較である。
悪いプライドは、「虚栄心」という言葉に置き換えてくれればイメージしやすいかもしれない。
「虚栄心」とは「見栄を張りたがる心」である。
見栄を張るというのは、「自分を実際より大きく見せたがること」。
であるからして虚言癖があり、自分の話が大好きである。
しかし実態は違う。
人一倍寂しがり屋であり、認められたがり屋であり自分の弱さを認められないのである。
そしてその劣等感は
「自分はこれだけ優秀なのだから認められて当然だ!」という傲りに変わり
自分の立場が危ぶまれた時には他者を攻撃して防衛にまわる。
もちろん誰にだって少なからず虚栄心というのは存在する。
しかし、その強さが問題だ。
とはいうものの、解決法はたくさんある。
でも、それを自覚できないから難しい。
言葉ではわかっているのだ。
それでも抜け出せない。
過去に抜け出せた人は時間がかかっていた。
そんな人に一言。
認めればたいていのことは解決します。