見出し画像

「きらさく」のあと話。その3。

「きらさく」は二部構成でした。
前回までは第一部のお話をお送りしましたので、今回は第二部のお話をメインに。

第二部「表現の時間」

1・代表中野浩作によるポエトリーリーディング
2・Hanairoメンバーあきらによる一人芝居

当初、第二部に関しては一人芝居のみで計画していたのですが、稽古が進むにつれてお芝居の長さがどんどん短くなっていきました。
これは、あきらの演技のテンポがよくなっていったからで、ともあれ、第二部を一つの企画だけで行うのも時間がもったいないと考え、急遽、中野によるポエトリーリーディングを入れ込みました。

さて、中野は普段、演劇人というよりも詩人としての活動のほうがメインです。
というのも、演劇はどうしても一人で行うことは難しい種類の芸能です。
芝居に出演するメンバーが揃わないこともしばしば。
よっぽど、売れっ子俳優でもない限りは、年に1、2回本番を行うことが限界でしょう。会社員をしているなら尚の事、です。

その点、ポエトリーリーディングは体一つ、声一つあればいいですから、その自由度は演劇の比ではありません。

普段はライブハウスなどで5分から3分程度のパフォーマンス、大体は一編の詩を読むのですが、今回は是非ともポエトリーリーディングという表現そのものを知ってもらいたいと思い、3本の詩+即興詩というセットリストを組ませていただきました。

ポエトリーリーディングはコトバを使ったパフォーマンスそのものを指します。
日本語に直訳すると「詩の朗読」となり、少し静かに詩を読み上げるような印象を受けますが、その表現方法は詩人一人一人によって異なり、音楽とのコラボセッションやダンスなどの体を使ったパフォーマンスも散見されるほどです。

6日のみゲスト参加のアフリカン演奏家
マツモトミオ(真ん中)

6日にゲスト参加してもらったアフリカン演奏家のマツモトミオは東京での活動時代「nameless」というユニットを組んで活動をしていました。

マツモトの生み出すリズムに合わせてのパフォーマンスはすべて即興で組み上げました。
「コトバ」と「リズム」でセッションをしていた感じでしょうか。

そして、今回、ご来場の皆様に「幸せと感じること」を会場で書いていただき、その「幸せのかけら」をお預かりして即興詩を読めたことは私にとってとても幸せなことでした。

シアワセの欠片

皆さんの幸せを分けていただき、ありがとうございました。

私のパフォーマンスをご覧になって、ポエトリーリーディングに興味がわいた方は是非、こちらのHPをチェックしてみてください。

現在、日本中の詩人たちが世界の舞台に上がるために全国各地で大会を行っています。
まだ、名古屋で行われる大会も残されているので、ご都合よろしければ会場に遊びに来てください!!

次回はいよいよ一人芝居「きらめく花の咲く話」についてです!!

Theater Hanairo
中野浩作

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?