24/3/25 関西電力Theater 2 開幕!
昨年11月27日にTheaterを開催した関西電力さんで2回目のTheaterを行いました。初回の参加者に好評だったことと、初回に参加できなかった方からの熱烈なリクエストによるものだとお聞きし、嬉しい限りです。
会場は、前回と同じ関西電力尼崎実験センター内のイノベーションスペース。今回は12名の方にお集まりいただきました。
基本的な流れは11月の開催と変わりません。
Stage1:「DiSC」の結果を使い自己理解を深める
Stage2:同じ行動スタイルのメンバーで集まりグループワークを行う
Stage3:いつもの自分とは違う行動スタイルの配役で短いお芝居に取り組む
Stage4:発表会
この流れの中で頭と身体をフルに使い、自己理解、他者理解、相違理解を深めてもらい、明日からの仕事に留まらず、各々の人生に活かしてもらおうというのが狙いです。
(それぞれのStageの内容が知りたい方はこちらのエントリーをご覧ください)
どの会場でも共通するのは、演劇メソッドを使ったビジネス研修に参加するのが、ほとんどの人にとって初体験だということ。参加者から「これまでこういう研修に出たことがないので、すべてが新鮮で発見がある」という声が多数あがりました。
前半の自己理解を深めるパートでは、同じ行動スタイルの人とワークに取り組みます。当然「あうんの呼吸」で通じ合う面が多く、ストレスも感じにくい、気持ちのいい時間が流れます。ただ一方で、同じ行動スタイルのメンバーだけでことを進めてしまうリスクに気が付く時間でもあります。
後半の演劇パートでは、行動スタイルが真逆の人物の思考を「お芝居」というツールを使って体験します。こちらで多いのは「なぜこんなことを言うのかが分からない」「セリフのない時間をどういう気持ちで過ごしているのかが分からない」といった戸惑いの声。その戸惑いを、よい芝居をするために、ひとつずつ打ち消していきます。その過程こそがまさに他者理解であり、結果として、取り組む前よりも、少し自分以外のスタイルの思考や振る舞いが理解できるようになります。
参加者の一人は「コト(演出担当)の指導で、人の発言に乗っかって話すということを人生で初めて経験した。そこで感じたことがあって、何か大事なものを得た気がする」と感想を述べてくれました。
前回に続き、今回も色々とTheaterの開幕に向けて動いてくださった神田さんからは、参加した皆さんに向けて、
「私は過去に2回、家族を連れて海外赴任したことがあります。その時、子どもたちの学校でドラマの授業があり、不思議で仕方がなかったので先生に聞いてみました。なぜこんな授業があるのか、と。その時の回答は【人生を豊かにするためだ】というものでしたが、当時はピンときませんでした。それがこのTheaterと出会い、ものすごく腹落ちしたんです。今日の研修が、明日の仕事に活きればそれに越したことはありませんが、すぐに効果実感ができなくてもいいとも思っています。各々がキャリアを積んでいく中で、あるいはライフステージが変わる中で、いつか【ああ、そういうことか】と思える瞬間が来ると思うし、そのくらい長い目で、今日の時間を過ごしてもらえればと思います」
と言葉がありました。
まさにTheaterが目指すことが言葉になっていて、3人の講師の方が感動してしまいました。
演劇の力を生きる力に。
Theater、益々盛り上げていきます。
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