親との距離感を見直す。
私は現在28歳です。
高校生まで実家暮らし。
大学と新社会人8年間一人暮らし。
その後退職し1年間実家暮らし。
その後就職し再び親元を離れて現在の生活に至ります。
このように実家暮らしと親元を離れた暮らしを行き来して、
今思うのは「親元から離れて良かった」です。
なぜそう思ったのか話していきます!!
お互いの価値観が固まった
小さな頃は親が全てで親の影響を色濃く受けていましたが、成長とともに自分で考える回数が増え自我が確立していきました。
血の繋がりがあるとはいえやはり別の人間。
赤の他人ほどではなくとも価値観も好みも違います。
お互いの望みを叶えるためには同じ屋根の下で暮らしている状態は狭さを感じるようになり、距離は離れた方がお互い上手くいくようになりました。
甘えてしまう自分がいる
距離が近いとありがたみが感じにくくなります。
掃除、洗濯、炊事。
我が家の場合、親がしてくれるので常に滞りなく回っていきます。
それが「当たり前」になっていき、意識をしないと感謝の気持ちがみるみる薄れていきました。
目の前に頼れる存在がいて依存してしまっていました。
積極性が失われる
甘えに繋がる部分ですが、甘えが生まれると現状維持を好むようになっていきました。
「茹でガエル」というのでしょうか、だんだんと危機感が失われ今日やるべきなのに
「明日でもいいや」と行動を先延ばしにしていました。
心が受け身になっていたんです。
自立心が生まれる
親と離れて良かった点は、自立心が生まれることでした。
⇒親がいないので掃除などを自分でする
⇒自分の生活をコントロールしている感覚
⇒自己肯定感が上がる
⇒新しい挑戦への意欲が湧く
⇒自己成長
というように良いループを回せるようになりました。
まとめ
私が小さな頃、大きくて頼りがいがあった両親は自分の成長と共に、悩み苦しむ同じ人間なんだと理解するようになりました。
その結果、両親の素晴らしさは変わらずとも相対的に、見てきた背中が小さく感じるようになっていきました。
これを俗にいう「ひとり立ちの時期」というのでしょうか。
だからこそ、程よい距離を保つことがお互いにベストな状態になりました。
親も初のうちは心配していたようですがそれも慣れて今は見守ってくれています。
実家とはほどほどに離れた距離なので2週間~1か月に一度は足を運んでいます。
帰ると、前回の帰省からたまった話をお互いに交換したり、少し新鮮な気分で両親と向き合えるようになりました。
日頃は家事をしているので家の手伝いも抵抗なくできるようになりました。
これはあくまで私の感想で正解ではないですし、今後変わる可能性もありますが今のところ「良い選択をできたな」と思っています。
人は成長したり時には後退し、そしていつかは終わりを迎えますが、ずっと同じでないことが魅力的で面白いなと思います。
これからも変わりゆく私にお付き合いお願いいたします。