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現代人の姿勢の特徴

こんにちは!the REFORMER代表の上村です。

本日は現代人に多い姿勢の特徴とその詳細について解説していきたいと思います

また、今日の内容の理解をより深めたい方は過去の記事もご覧ください。

それでは、宜しくお願いいたします!

結論

現代人の姿勢不良の多くは下記のような状態と考えています。

フォワードヘッド

オープンシザース

スウェイバック
=姿勢不良

現代人の姿勢不良

次に姿勢不良が起きた際、それぞれの関節の構造でどのようなことが起きているのかを解説していきましょう!

脊柱の生理的弯曲の損失(頚胸移行部の屈曲、胸腰椎移行部の伸展)→頚部アーチの低下(ストレートネック)
肋骨の外旋→横隔膜アーチの低下&インナーユニットの機能不全
・脊柱起立筋群の肥大および過活動、腹斜筋、腹横筋の弱化
・仙骨はうなづきで固定し、腰椎への過剰な負荷
寛骨の前傾(屈曲+外転+外旋)→骨盤底アーチ低下
距腿関節底屈(伸展)筋の緊張など→足部アーチの低下

頚部のアーチや横隔膜のアーチ、骨盤底のアーチ、足部のアーチといった、身体の中でもの重要な「アーチ」が低下し、姿勢制御がうまくできないだけでなく、身体機能も低下することが考えられますので、運動パフォーマンスの低下や腰痛や背中痛、肩こり・首こりなどの痛みを誘発してしまうこともあるかもしれません。

脊柱の弯曲と強度

では、そもそも脊柱の生理的弯曲がなぜ必要なのかについても、構造的な観点から解説していきます。

・ストレートネックやフラットバックのように、脊柱の整理的弯曲(S字カーブ)が失われるほど、脊柱の抵抗力は減少
・脊柱の弯曲は、軸圧に対する脊柱の抵抗力を高め、脊柱にかかる負担を分散させている(ショックアブソーバー:緩衝器)

もちろん、脊柱の生理的弯曲が失われることで起こる弊害は他にもたくさんありますので、ご承知おきください。

オープンシザースシンドロームと横隔膜

最後に超重要部位の1つである横隔膜について解説していきます。

肋骨が外旋位で固定(オープンシザースシンドローム)
 →横隔膜のドーム(ZOA)は失われて平坦化
 →腱中心を下げて胸腔を拡張し、息を吸うことが難しい
 →頚部の筋肉(呼吸補助筋)で、胸郭を上方に引くことで、胸腔を拡張させて息を吸う
・頚部筋群の緊張増加による首コリ、肩コリの誘発、頚部の安定性の低下などへと繋がる

そのほかにも、理想的な歩行ができなくなることなど、外から見える(第3者)姿勢不良による影響もありますが、慢性的な疲労感があることや寝ても疲れが取れない、朝起きるのが辛いなど自律神経系のバランス低下により内科的な影響も考えられます。

運動を通して、身体の構造的な問題を改善していくと同時に栄養バランスや睡眠時間、生活習慣の改善も進めていくことでより良い変化が現れるかもしれません。



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