どんな、君のことも。
わたしたちには、絶対に受け入れることのできない、大嫌いな醜い自分というのが存在する。
その自分が出てくると、身の毛がよだつような、目も当てられないような、嫌悪感という言葉では言い尽くせないほどおぞましい感覚…。
通常、そういう自分自身に遭遇しないために、わたしたちはいろいろな方法を使ってこの世界を生きている。
たとえば通常は穏やかでいられても、ある特定のシチュエーションや過去のトラウマと似た状況に出くわすと、その”見てはいけない自分”が出てくる。
そういうとき人は、向き合いきれなくなると、目の前の相手にそれを投影して、激しい傷つけ合いが勃発したり、大きな病気や事故なんかもきっと起こることがある。
そんな醜い部分とは無縁に、爽やかに生きているように見える人たちは、自分の感情をコントロールするのが上手だったり、避けるべく状況を上手に避けているケースもある。
ただ、それには限界があり、なんとなく生きているうちは問題ないのだけれど、ほんとうの幸せに向かうと魂が決意したときは、ガラガラと防壁は崩れてしまうのだ。
そのときわたしたちは、その「醜い」「汚い」では言い表せぬほどのダークサイドを丸ごと受け入れていくプロセスに入る。
セラピストとして長い間いろいろな癒しの場面に過去立ち合わせていただいてきたが、最も壮絶な浄化や生まれ変わりのケース指三本に入ると思う。
ちなみにわたし自身がその自分が最も近づきたくない自分と向き合うことになり、ある日描いた絵がこちら🦌
このドロドロの目玉が自分の中に棲んでいるとして、どう愛せばよいのだろう?どう受け入れればいいのだろう?
想像を絶するプロセスだ。
なんとなく、優しすぎる弱い自分を許してみるとか、ちょっとだらしない自分にもOKを出すのとは次元が違う。
ジブリの映画によく出てくる、人間のエゴを纏った神さまみたいな、狂気とも言える存在が、私の中には存在した。
それを丸ごと受け入れて、自分自身の一部として受け入れるということは、その部分から決して目を背けずに正面から立ち向かう勇気がいる。そう、千と千尋の千尋や、もののけ姫のサンやアシタカのように。
そして、その時の凄惨なプロセスを乗り越えられるようにと、愛を結集して作られた香りが、「にね」という香りだ。
自分の活動の屋号、お店の名前にもなっている「にね」という名前には、いろいろな意味が込められている。
”いつか娘として愛された、すべての女性へ”
どんなにこじれて、どんなに歪んでいても
それでも1人の娘として親は、無条件に愛するんだ。
いつかわたしたちは、そんなふうに愛されたことがあったことを思い出してほしい。
そんな思いがこもっている。
たとえ、狂気の沙汰である一部を纏って生まれてきたとしても
それこそ障害や、病気や、醜い姿で生まれてきたとしても。
それでも親は、無条件に愛することを試される。
そして、次は自分が自分自身の親になる気持ちで、全てを受け入れることが試されているのだ。
作られたその香りは、狂気とは正反対のイメージで、清楚で可愛く、地に足がついており、凛と洗練されたブレンドになっている。
https://the-nene.com/product/nene/
不完全な自分を丸ごと受け入れたいとき。
ネロリやローズ、マグノリアなどの高価な香りをふんだんに使った”にね”という香りは、この先もずっと、同じ場所に向き合おうとしている人たちのために、これ以上ないくらいに深く、無条件に愛されている感覚を思い出すために使ってほしいなと思う☺︎
ブレンドの内容
ネロリ(Neroli)
マグノリア(Magnolia)
ホーウッド(Howood)
ホワイトグレープフルーツ(White grapefruit)
プチグレン(Petit grain)
ティーローズ(Tea Rose)
”どんな、君のことも、愛してる。”
”どんな、わたしも、愛してる。”
-The nene
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