#1 認知症は突然に

まずは筆者の簡単な自己紹介から

私は、関東に暮らすありきたりな会社員43歳。
家族がいて、住宅ローンを必死に返しつつ、たまの旅行や外食に。
決して裕福ではないけれど、困るほど貧乏ではない。
サッカー観戦が趣味のいわゆる「フツーのおじさん」ですね。

父は19年に亡くなり、母は実家で一人暮らし。
兄弟は上に3人(姉、兄、兄)
ただし、上三人とは母が違っいて、私の母は後妻というやつです。
※前の母は病気で44年前に死去

なぜ、こんな前置きをしたのかというと、
今回の主役は母。
ようこ 76歳 にまつわるお話だからです。

認知症を発症し、これからより老いていくであろう母の記録をつけておこうと思ったのと
自分の気持ちを整理するための記録です。

それは2022年12月24日 に起こりました。
実家の近所に住んでいる母のお友達から、電話が。
「最近、ようこさんの様子がちょっとおかしいみたい。遊びに行く約束をすぐ忘れてしまうし、今日は気分が乗らないと言って、反故にしてしまったり… もしかしたら認知症だったり、鬱だったり、心配で何かあったらと思ってようこさんに、連絡先を聞いたの…」

元々、天然な性格ではあったし
父が亡くなったあとは、やれ財布がない。泥棒に入られたにちがいない!と警察に来てもらったり。
屋根と外壁の塗装に100万も取られたり。
(これは詐欺ではないらしいけど…)
高齢者にありがちな事があったので、そろそろ実家を引き上げて私の家の近くに越してこないか?と話していた矢先に…

そんな連絡を聞いて急いで実家へ!
「コストコのついでに寄ったよ。」なんて言い訳を用意しつつ車で1時間。  
家族で向かうと、本人は「何てことはない様子」
孫と会えて嬉しいわ!と、いたって元気。
具合悪いって聞いたけど平気?と聞いても、なんのその。

滞在1時間程度で帰ろうかと、母からはお土産をいくつか手渡されるのです。

ん?まぁいつもの天然が少し強まったか?
くらいな気持ちで帰るのですが、
帰ってお土産を開けてみると、消費期限の切れた物ばかり…

家内と…?????

何かがおかしい…


ここから、動き出すのです。





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