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年末の挨拶、むず痒い関係性

「本年もお世話になりました」

昨日が年内最後の出勤日だった人が多かったからか、一日中この言葉を言っていた気がします。

沢山のご来店ありがとうございました。

ただ、僕も同じような言葉を言われまして。

「今年もお世話になりました」

「来年も何卒よろしくです」

これをお客さんに言われるむず痒さ。

社交辞令とはいえね。

だってお世話してないし、来年も来てもらわないと困るのはうちだし。

なんたってお金を貰ってるからさ。

仕事してるだけなんだけどな。

お店とお客さんで上下はなく、フラットな関係を築きたい。

これは心から思ってるし、やたら店員を下に見る人は島流しにあってしまえと思ってるんですが、とはいえね。

お店はお客さんが来てくれないと成り立たず、お客さんに喜んでほしいからやってます。

自分の腕を、自分の承認欲求を、自分の生活の為に。

そんな想いでお店を開く人は中にはいるかもしれないけど、行き着く先はきっとみんな同じで。

お客さんに喜んでもらいたい。

まあ、喜んでもらえないと再来店はなく、結果として潰れてしまうから喜んでもらうのは必須なんだけど。

でも、そんな事ではなく、もっと純粋な気持ちをきっと誰もが持っていて。

喜んでほしいと思ってやってたら、相手からも「来年もよろしく」とか「お店を続けていただきありがとうございます」とか言われるもんだからさ。

やはりむず痒い関係だ。

嬉しいんだけど。

良い関係が築けてると気づけた一日でした。

まだあと数日はこんな日が続くのかな。

お客さんは少ないけど、来てくれる人の重みが違う。

そんな年末の営業はいつもより少し楽しいのです。

では、まだ来てなくて心残りのあるお客様。

お待ちしてますね。

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