経営者の孤独とか
34歳になりました。
今年の目標も特にありません。
去年も同じ事を書いて、きっと今までも同じような事を書いているので、もう目標は聞かないでください。
昨日、常連さんの同僚がお店に来てくれました。
「シティボーイみたいな人がコーヒー作ってくれました」と、その常連さんに報告したみたいです。
笑いながらその事を伝えてくれました。
そう、いじってるんです。
誰がシティボーイじゃ!直火で焼いたトーストでも作ったろか!
34歳になってシティボーイは恥ずい。
というか、バイトだと思われてんのかな。
それもショックだ。
歳ばかり重ねてしまって色々と追いついてない気がする。
お店を始めてから、自分が成長してるのかどうか分からないまま時が流れています。
会社にいれば昇進があり、昇給があり、部下が出来てと、分かりやすい変化が起きるので、成長を実感しやすい。
たとえそれが錯覚だとしても。
書いてて思いましたが、これが経営者の孤独を生み出す一因な気がするな。
だから無理をしてでも店を増やすのか。
自分で変化を求めない限り変わる事はなく、評価をしてもらおうにもそれは叶わない。
だから、分かりやすく店舗を増やし、拡大拡大と。
信頼できる人に相談すればいいと思うでしょ?
これは僕の性格に問題があるんですが、うまく聞けないんです。
というのも、何を相談すればいいかも分からない。
問題があるとすれば、心の部分が大きくて。
幸いな事に、お店はすぐに潰れるような状況ではなく、常連さんも沢山いる。
でも、何か足りない、物足りない。
こんな相談をすると、「休みでもとって好きな事をすればいい」とか言われるし。
そうじゃないんだよ。
そんな刺激がほしいんじゃないんだよ。
と、嘆いた所で相手も困る。
だから言わなくなり、次第に孤独になる。
皆こんな感じなんじゃないかなと。
でも、これは別に悪い事ではなくて。
というか、経営者になると決めたのは自分なので、言ってしまえばただのわがままなんです。
ディズニーに行って「混んでるわー」と嘆いてるのと一緒なんです。
いやいや、知ってたでしょ?と。
ただのわがままに解決策はなく、経営をやめるまで孤独とは付き合っていくしかないと思います。
でも、愚痴る事は大切で。
たかだか7年しかやってないけど、これは思う。
相談よりも大切かもしれない。
孤独に陥るのは共感をしてもらえないからで。
経営した事がない人は分からないし、経営してる人でも完璧に理解してもらうのは難しい。
状況は人によりけりだから。
でも、そこで閉じていくと本当に鬱になるので吐き出す場所が必要になる。
そこでnoteなんてどうかなと。
僕はここで余計なことまで吐き出してしまうけど、うまく使えば良い場所になってくれると思います。
履歴も残るし。
振り返るにはピッタリだし。
「孤独だー誰にも理解されないんだー」
そんな事を嘆くと、同じような小さな経営者がイイねを押してくれて傷をなめあってくれます。
それだけで心の平穏が保たれる事があるので、行き詰まったら吐き出してみてください。
経営者はどこまでいっても孤独ですが、一人の人間として孤独になるのは違うので。
ってかさ、僕の誕生日から始まった書き出しだったのに、なんでこんな終わり方になってしまうかね。
もっと記念日に相応しい事を書こうと思ってたのにな。
34歳になりました。
今年もよろしくお願いします。