〈集合内の他者を殺してはいけない〉

「集合内の他者を殺してはいけない」という解は、“利己/利他の概念”だけで成立します。

思考実験として、私と貴方だけの世界を想定して「集合内の他者を殺してもいい」とすると、私から見て貴方が他者であり貴方から見て私が他者になります。
つまり「集合内の他者を殺してもいい」とする事は自分を殺す事と同意義である事を示す。
なので「集合内の他者を殺してはいけない」という相対的真理が成り立つ。

そしてその集合を地球全体に拡大した場合でも「集合内の他者を殺してもいい」としてしまうと、無知のヴェールの効果によって自分が殺される可能性がある為に成り立たなくなり「集合内の他者を殺してはいけない」という相対的真理が成り立ちます。

この論理を応用する事によって様々なバリエーションの道徳的実在論を説明出来ます。

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