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「モーニング娘。'22 25th ANNIVERSARY CONCERT TOUR ~SINGIN' TO THE BEAT~加賀楓卒業スペシャル」感想

 2022年12月10日(土)に日本武道館で開催されたモーニング娘。'22のコンサートに行ってきました。この日はハロプロ研修生時代を含めハロー!プロジェクトで10年間活動してきた加賀楓さんの卒業コンサートでした。
 現地でこの卒業コンサートを見届けてきたので感想をまとめておきたいと思います。ただ自分はハロプロに興味を持ちはじめてまだ1年ぐらいのファンなのでなにか間違っている点などあったらご指摘お願いします……

 僕がハロプロにハマりはじめたのは2022年の1月で最初はBEYOOOOONDSから入った人間だったのですがその次に興味を持ちはじめたのがモーニング娘。でした。そのきっかけは今回の主役である加賀楓さんと横山玲奈さんたち13期メンバーのいろんな動画を観たことでした。月並みな表現だけど漫才をみているかのような2人のやりとりがおもしろくて13期の魅力を知り、ほかのモーニング娘。のメンバーにも興味を持ちはじめました。

 2022年9月、加賀さんの卒業のニュースを聞いたときにはまさに青天の霹靂でした。正直に言うとまだまだモーニング娘。で活躍する姿は見たかったけど本人の将来のこともありますし応援しなければ!と武道館で行われる卒業コンサートのチケットを取り、最後のステージを見届けてきました。


 12月10(土)、コンサート当日。お昼の12時ごろに到着。グッズの列に並んだり写真を撮ってる人などたくさんの人がいたけど加賀のメンバーカラーである赤色の服を着たり、身につけている女性ファンがやっぱり多い。
 ハロプロのファンクラブ会員の6割は女性という話も聞いたことあるし納得。そういえば自分が小学生の頃だってクラスの女子がモーニング娘。の下敷きを持ってたりミニモニ。とかも大人気だったな。

 そして開演時間である18時を少し過ぎた頃、会場の照明が落ちると360度見渡す限りのペンライトの赤い光が武道館を埋め尽くしていてとても綺麗だった。この光景と颯爽と登場したメンバーたちが披露した1曲目の「そうだ!We're ALIVE (updated)」の〈努力 未来 A BEAUTIFUL STAR〉という歌詞が相まって開演早々に大号泣。
 改めて考えてみると研修生として長い下積み時代を経て現在キラキラと輝いている加賀さんそのものを象徴するような歌詞だな。

 2曲目「恋愛レボリューション21 (updated)」が終わり、メンバーが1人ずつスポットライトを浴びてソロダンスをするメンバー紹介パートで最後の13人目として16期・櫻井梨央さんの登場の仕方が「満を持して!」って感じでとてもよかった。うまく言葉で説明できなかったのでBlu-ray/DVDが発売されたときにぜひ観てみてください。

 そしてモーニング娘。25周年と銘打たれている今回のツアーの目玉のひとつである9〜15期のデビュー曲メドレー。
 9期「まじですかスカ!」、10期「ピョコピョコ ウルトラ」、11期「Help me!! (updated)」、12期「青春小僧が泣いている」、13期「BRAND NEW MORNING」、15期「KOKORO&KARADA」の直後に16期・櫻井さん初参加シングルで最新曲の「Happy birthday to Me!」につながるという曲順は完璧。

 このデビュー曲メドレーのなかでも特に良かったのはやはり13期のデビュー曲の「BRAND NEW MORNING」。
 音楽が流れはじめ、加賀さんと横山さんの13期の2人が横並びになってゆっくりとセンターステージへ向けて歩みを進める。
 そして13期の2人しかいないセンターステージでお互いを見つめ合いながら、加賀さんが<ねぇ なんにも持たざる私に何が出来るの?>と歌い出し、それに続いて横山さんが<ねぇ なんにも失うもの無い今の君は>と歌う。
 そして2人が<誰よりも最強>と歌いながら拳を突き合わす…… というこの演出にもう大号泣。
  この「BRAND NEW MORNING」でセンターステージに2人だけで歌っているときにふと、『ドラゴンボール』でいう悟空とベジータ、『スラムダンク』でいう桜木と流川、『NARUTO』でいうナルトとサスケみたいに共に戦ってきた“戦友”みたいな感じがしたのはとても印象的でした。

  あと普通に音源で「BRAND NEW MORNING」を聴くだけでもこのシーンを思い出しちゃって泣きそうになる身体になってしまいました……

 余談なのですが開演から最新曲「Happy birthday to Me!」まで約40分間MCなしノンストップで13曲をパフォーマンスし続けたのが圧倒的でした。 複雑なフォーメーションで踊り、歌い続ける体力が凄すぎる。「モーニング娘。にとってはこれぐらい当たり前」みたいな感じなのもコンサートに行くたびに驚きます……

 13期2人のMCを経てユニット曲と加賀さんがセンターを務める最新シングル「Swing Swing Paradise」を披露。赤の新衣装もみなさん似合ってました。

 ライブは後半戦に突入し、秋ツアーでは披露されていなかった「ジェラシー ジェラシー」、「ビートの惑星」、「人間関係No way way」などが今日の武道館公演で追加。
 個人的にはここ数年のうちにリリースされた中でも一番好きな「ビートの惑星」が聴けたのがとても嬉しかったです。加賀さん最後のコンサートであのフェイクが聴けて本当によかった…!
 その後、「ドッカ~ン カプリッチオ」、「わがまま 気のまま 愛のジョーク」で盛り上げ、ラストに「歩いてる」で本編を締めくくりました。

 アンコールを受けて「強気で行こうぜ!」、「What is LOVE?」をパフォーマンス。その後は加賀さんを除いた12人のメンバーが加賀さんへのメッセージと観客に向けて1人ずつ挨拶のMC。

 加賀さんが教育係として接していた15期メンバー、特に北川さん、岡村さんは特に思い入れも強くMC中に大号泣していたのが印象的でした。

 牧野さんは『ONE PIECE』のアラバスタ編の名シーンを号泣しながら再現して加賀さんへメッセージを伝えていました。このMCには僕も笑いながら泣きました……

 今回のMCで一番印象に残ったのはやはり加賀さんと同期である横山さんのMCでした。
 まず、横山さんが加賀さんのことを同期ではなく“相方”と呼んでいたところになんかグッときちゃいましたね……
 横山さんのMCではいつも通りの明るい笑顔で加賀さんへの想いを語っていたのですが最後の最後で抑えきれずに泣いてしまい、思わず僕ももらい泣き…… 13期最高……

 メンバー12人のMCが終わると黒のパンツスタイルの衣装に着替えた加賀さんが再登場。加賀さんらしいスタイルの衣装でとても美しかったです。

 そして加賀さんがソロで披露したのは「Give me 愛」。圧巻の歌唱とダンスで武道館をたった1人で完全に掌握していて「これぞ集大成!」という気迫でした。

 そしてこの日ラストに披露された楽曲は「Ambitious! 野心的でいいじゃん」。加賀さんの新しい門出を祝福するのにふさわしい歌詞で最高のフィナーレ。

 パフォーマンス中は一切泣かなかった加賀さんも最後に挨拶をして退場するときに感極まって涙…… この涙は本当に美しかったです…!

 卒業コンサートでは卒業するメンバーがスピーチをするのが恒例となっていますが、それも無しですべてパフォーマンスに集中してやりきった加賀さんは本当にかっこよかったし熱かった…!(注2)


 余談になりますが、今回の卒業コンサートは一緒に行くはずの友人が行けなくなってしまってしまい、Twitter上でチケット譲渡の募集をかけました。その結果なんとかお譲り先も見つかって一件落着。
 そのチケットお譲りした方と連番でコンサートを観ていたのですが、公演中しきりに泣いていらっしゃったのがとても印象的でモーニング娘。と加賀さん(持っていたペンライトのカラーを見るにおそらく加賀さん推し)が本当に大好きな方にチケットを譲ることができてよかったです。


 ハロプロ研修生時代を含め、10年間活動を続けて多くのファンを幸せにしてきた加賀さんだからこそご自身も幸せになってほしいです!
 新しい道に進む加賀さんを応援しています!これまで本当にお疲れ様でした!




注1:ビビの「いつかまた会えたら!!! もう一度仲間と呼んでくれますか!!!?」のシーン。

注2:今回の加賀さんの卒業にあたってのメッセージはコンサートが行われる前に3日間にわたってブログで発表された。


(↓の動画で加賀楓さん卒業コンサートから「Swing Swing Paradise」「Give me 愛」「Ambitious! 野心的でいいじゃん」の3曲のパフォーマンスを観ることができるのでぜひ!)

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