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ファッション素人の生兵法がケガの元になりそうな件

水曜日はオヤジのファッションについて語る日、ですが…
先週あたりから若干緊張しております。

というのも、今まで単なるアイビー・トラッド好きのド素人が、自身の感性と経験だけで好き勝手に書き下ろしてきて、『まぁ、チョイワルとは言わずとも、イケオジ目指してこれくらいは頑張りましょうよ!』みたいな無責任な記事ばかりだったわけですが…、

さる会合で、一般企業(それも超有名巨大企業)の普通の会社員でありながら、男性専門のイメージコンサルタントとしてパラレルキャリアを実践し、活躍されているJIROさんと知り合って、不躾にも『ブログ書いてますんで見てくださいね!』などと伝えてしまいました。

有名大企業で人材育成のお仕事をされている、言ってみれば私と同じような職場環境で、複業としてイメージコンサルタントの講師もされている、そんな方にこのコーナーを読まれてしまうのは、いささか恥ずかしいものがあり過ぎて、ホンネを言えば辞めてしまった方がいいのかもしれないと思うくらい…

というわけで、敬愛するJIROさんのブログページを紹介しておきますね。

あかん、JIROさんってプロフ写真だけでもうカッコええもんなぁ…

さて、めげずに本題です。

4月も2週間が経過し、名古屋駅周辺でも新入社員らしきフレッシュな若者を見掛けることも多くなってきました。
そんな新人クン達を毎春観察していて、そのスーツの着こなしについて、服飾ルールやマナー観点からイライラすることが多々あります。
イライラの中には、ほんの数週間もすれば先輩社員に正されてすぐに修正できるものもありますが、中には先輩社員も上司も分かっていないが故に、延々と誤りを継続する着こなしも少なからずあるわけです。

先ほどのJIROさんも、WEBセミナーの中で仰っていました。

『日本の男性は、スーツの正しい着こなし方やルールをちゃんと教えられることもないままに過ごしてきた』
と話したら、お付合いのある紳士服大手の方が
『それはそういうことを発信してこなかった我々にも責任があります』と。

'22/4/2 金澤美冬さん出版記念包囲網にオンライン出演されたJIROさんのコメントより

確かに、洋服屋さんや繊維屋さんから輸入商社に至るまで、例えばオンワードだったりニッケだったり伊藤忠サンヨーにしても、作っては売り、仕入れてきては売り…の繰り返しで、海外(欧米)の流行をそのまま紹介するのはいいとしても、その本質的な着こなしルール、つまり何故このボタンはこの数なのか?とか、このフラップは何の名残で何の為にあってどういう時に閉じるのか?等といったストーリーは一切広めてこなかったわけですね。

ただ、だからこそ、VAN創業者の石津謙介だったり、赤峰幸生を筆頭に落合正勝・出石尚三といった評論家だったり、高田賢三・川久保玲・三宅一生らのデザイナーがいろんな啓蒙活動をしてきたし、現代なら干場義雅さんがそうした発信をしてくれています。

また、『MEN’S CLUB』や『POPEYE』・『Hot Dog Press』、少し後発の『Men’s non-no』といった男性ファッション雑誌を読みながら、みんなで自習してきたわけです。

そこに、JIROさんです!
JIROさんの立ち位置は、けっしてお洒落の為のファッションアドバイザーではない。いろんなメーカーとの共創を目指してはいるが、ファッションディレクターでもない。
あくまで企業人として、社会人としての自身のスキルや実力や人間性をより高く評価してもらうツールとして、服飾を捉えられています。

それもスーツだけではない。ノータイならノータイの、ジャケパンならジャケパンなりの、ビジカジならビジカジとしての、基本を押さえつつ仕事場での印象付けと自己表現をどうしていくかを、分かりやすく講義されているわけです。

あら、ここで紙幅が尽きました。
肝心の『新入社員の着こなしに言いたい事』は、次週以降のお楽しみです(笑)

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