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豊中市『セルフうどん・惑星のうどんど』は茹で時間に注意すべき件
グルメ系のネタで、頭の片隅に引っ掛かりながらどうしても思い出せない案件があってモヤモヤしていたのだが、昨日の夢に出てきてようやく思い出した!(笑)
大阪府豊中市蛍池駅前の、『24時間完全セルフうどん・惑星のうどんど』さん。
もう店名からしてツッコミどころ満載なのである。
『24時間』と言われれば、自販機を想起する。
昨今、ラーメンや餃子や高級肉の自販機があちこちに設置されていて結構売れているらしい。
また高級肉といえば、冷蔵ケースから商品を取り出して代金箱に現金を投入する無人販売店もどんどん増えており、想定内ではあろうが万引き犯の防犯カメラ映像もニュースでよく見かける。
しかし、そのイメージの店ではないらしい。
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『完全セルフ』といえば、有名なのは1960年代に香川県内で始まった『讃岐うどんのセルフ販売』。
タウン情報誌で取り上げられたものを、2006年に公開された映画『UDON』(主演;ユースケ・サンタマリア、小西真奈美)が後押しして、その後は全国から観光客が絶えない一大ブームの様相を呈しているが、もともとは地元の労働者に向けた安価な昼食提供の場。
今や『丸亀製麺』の躍進で、全国殆どの地で讃岐(風)セルフうどんを食することができるわけだが…
で、この類のスタイルでもないという。
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そして店名が『惑星のうどんど』。
これについては後述することにして、ようやくお店の紹介に移ろう。
訪問したのは2023/10/29(日)、
翌月に惜しまれつつも閉店した蛍池の『ありすキッチンレストラン』さんで、初めて参加したおやじバンド “NOTE” でアリス・トリビュートライブに出演した日。
キーボード担当のY女史と一緒に集合時間よりも1時間早く着いてしまったのだが、Y女子が『そうそう、気になっていて行きたいセルフうどん屋がある!』と宣うので随行した。
もしかしたら、早めに到着したのは彼女がそう仕込んでいたのかもしれない…
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その時は、駅構内にある『立ち食いうどん』を想像して付いて行ったのだが、『ここやわ!』と指差された店舗は想像とは全く違う様相。
流行りの古民家リノベ木造2階建ての家屋に、はっきり『24時間完全セルフ・惑星のうどんんど』と書かれた暖簾が…
店内はカウンターのみで、中ほどに MacBookでリモートワーク中の常連と思しき男性が一人。
ここはもう、『初めてです!』オーラ全開で、その男性にシステムの教示を乞う。
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凡その手順としては以下のとおり。
1.自身のスマホに専用アプリをDLしオーダーを飛ばすか、店内の iPadでオーダーする
2.決済は現金か paypayかを選ぶ
3.冷蔵ショーケースからパッケージを取り出す
4.開封し、うどんは麺茹で釜のザルに、出汁は別のザルに投入して温める
5.ザルの番号と同じ番号のタイマーで茹で時間を計る
6.温まったら好きなデザインの丼を選び麺と出汁と薬味を投入する
という感じ。
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ポイントは麺茹で時間で、店内のガイドでは『スタンダード:2分10秒』と書かれている。
ただ『エキスパート:1分30秒』らしいので、ラーメンでも固めが好きな私は 1分50秒にセット。
結果としては、固すぎた。
後で調べてみると、ここのうどんは山梨県の『吉田うどん』という極めて固くて太い麺をモチーフにしており、讃岐うどんのコシとは桁違いの硬度なのである。
ちなみにお薦めの茹で時間は、『はじめての方:6分』、ないしは『お子様&高齢者様:10分』と書かれており、なかなか手強い麺。
ご丁寧に、『柔らかいうどんがお好きな方はお口にあわないかと思います…ごめんなさい!』との断り書きもある。
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うどん麺のみならず出汁も関西人には馴染のない濃い目の醤油味で、食べ慣れないけど美味い。
茹で時間を甘くみた為に少々咀嚼に手こずりながらも完食、満足度は高い。
と、我々が購入から完食するまでの時間、件の『リモートワーク中の男性(40歳前後?)』は食事をするでもなくカウンターでずっと iPadを触っている。
帰り際にお礼かたがた挨拶してみたら、なんとこの『惑星うどんど』の発案者でありオーナーさんだった。
せっかくの機会なのでお話しを伺うと、
・ 元々ここでやっていたラーメン店からの業態転換
・ コロナ禍を経て集客に悩んだ挙句の新業態
・ 今は実験段階で、近くの阪大生にモニターしてもらいながら意見を反映して改善を重ねている
・ 店名の『惑星のうどんど』も、『関西で食べたことのない新体験』の意味を込めて阪大生らと考えた
・ 将来的にはキャッシュレスが目標だが、関西の現金主義の土壌も考慮し小銭を置いている。実験ではマイナス会計になっていないし、外国人には驚かれる(電子決算は5%引き)
・ アンケートでは約3割が『麺が固すぎる』と難色(恐らく私同様に茹で時間を甘く見積もったのだろう)
というわけで豊中市蛍池という場所柄、京都の郊外からそうそうリピートは難しいが、半年毎くらいに定点観測してこれからの変化を楽しむのもありかなと感じた次第。
関西在住のうどん好き、或いは伊丹空港近くでの時間潰し、大阪大学訪問の折には、是非とも足延ばしする価値ありかと、お薦めしておきます。
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