京都人ならご存知、『おかる』と『おめん』を紹介したい件
金曜日はグルメに関するあれこれ。
先週、京都に帰省して旧友に会ったお話しを書きました。
14時に『イノダコーヒ本店』で待合せでしたので、その前に腹ごしらえしたく祇園界隈をうろうろ。
微かな記憶を辿って『おかる』さんに入店。
1925年(大正14年)創業といいますから、もうすぐ100年。京都では100年がようやく『老舗』の仲間入りです。
2019年度版のミシュラン(ビブグルマン)に掲載されましたが、そんなことはお構いなしの店構え。
店内には芸妓の団扇と無数のサイン色紙。
場所柄、南座に出演する歌舞伎役者と、祇園花月に出演する吉本芸人が半々。
京都のうどん屋さんは、何故か『カレーうどん』と『親子丼』をウリにしている店が多く、おかるさんもカレーうどんが筆頭メニューです。
肉カレーかきつねカレーかを悩んだ末に『ミックスカレー』をオーダーしました。
厚揚げに味付けしたものを刻んであります。牛肉も程よい下味。いいお仕事をされている。
ご馳走様でした。
さて、京都のうどん屋は他にも無数にありますが、もう1軒、35年来のお気に入りを。
銀閣寺駐車場に隣接する『おめん』。
昔は伏見に住んでいて、今は宇治市に居りますので、銀閣寺ってけして近くはありません。
それでも大学生時代から通い始め、ここ数年は毎年訪問しています。
1972(昭和47)年創業ですからちょうど50年、そんなに古くはない。
店名は京都っぽくはんなりしていますが、上州伊勢崎、今の群馬県に端を発するつけ麺スタイルのうどんです。
冷たいうどんに数々のおばんざいを載せて、つけ出汁でいただくスタイルは、すぐに京都に馴染みました。
甘辛く焚いたきんぴらゴボウ、ネギ、生姜、加えて季節の薬味野菜が八種類。
つけ汁には、卓上の白胡麻をたっぷりと…
あぁ、書いているだけでまたすぐに行きたくなってきました。
銀閣寺の大駐車場横が本店ですが、足伸ばしする余裕がない場合は、四条先斗町でも同じものが食べられます。
あと、NYにも支店があります。なんと、2001.3.11に崩落したWTCビルに入居していたとのことで、現場から掘り出されたレジスターが本店にありました。
メニューは、まずは『名物おめん(冷)』の大盛か、鯖寿司セットを注文ください。
他にも『古代全粒粉』とか『大和平打麺』とか『季節のおうどん』もありますが、なにはともあれ『名物おめん』です。
銀閣寺に行くなら、おめんに立ち寄り。
覚えておいてくださいね。