『褒められて伸びるタイプ』なので、自分から褒めてもらおうとセミナー登壇してみた件
月曜日は、キャリア系のお話し。
3/21(月)に『ええ歳こいて初めて社外のセミナーに登壇した件』を書かせていただきました。
特に講師業やコンサルタント業を主業にしようとは考えていませんが、リモートであれリアルであれ人前でお話しするのが大好きです。
もちろん緊張で声は上ずり、心臓バクバクな状況ですが、自分の説明をみんなが聴いてくれているという高揚感が、不安を乗り越えてしまいます。
中3から高2まで、学校の文化祭のステージでフォークギター抱えてバンド演奏してました。その楽しさが忘れられず、40歳前後では親父バンド活動を楽しんでいました。
体育館やライブハウスは、いいですね。
自分たちだけがスポットライトを浴びて、真っ暗闇に向かって大声を張り上げられる。
アガらないの?と訊かれますが、正直、こちらもサングラスしてますので(笑) 聴衆の顔は見えず夜の海に向かって歌っている気分です。
それは今のリモートセミナーにも共通していて、ギャラリー画面じゃなくて自身が映している書画だけを大きく出しておけば、PC画面に向かって一人で喋っている状況です。
先週12(木)に、これまた社内の有志ですが『キャリアコンサルタント勉強会』の場で1時間いただき、今、思っていることを話させていただきました。
お題について3/21(月)に社外のキャリコンの方数名を相手にお話しさせていただいた資料がありましたので、それを社内向けに加筆・再編して発表することにしました。
兎に角、この1~2年間、キャリア関係で膨大な書籍を読み漁っています。
汚い例えで甚だ恐縮ですが、暴飲暴食の後は腹を壊すか、それでなくても大量の排泄が待っています。
あ、あまりに下劣な表現でしたので、少し改めます。
谷村新司師いわくですが、『良いモノを食べると、良いウンチが出る』ということです。
いや、ごめんなさい…。
五感に良い刺激を受ければ受けるほど、素晴らしい創作物ができるということです。
坂本龍一の言葉を借りましょう。
press が圧力=刺激だとすると、入ってくるのが impress=印象で、出ていくのが express=表現だと言います。
あら、最初から坂本龍一の話だけで良かったような気がしてきた…
いずれにせよ、ここしばらくいろいろな本を読んで(input)きたので、言葉にして吐き出したい(output)という想いが募ってきたところです。
頭の中にキャリア理論に関する情報がグルグル渦巻いて、その中から自身が考えるプロティアンな生き方を考える時に、文字にして、図にして、言葉にして整理する。それを周囲の同志・先輩・同僚に聴いてもらって、さらに自分の中で整理する。
そんな機会が欲しくて、社内勉強会での登壇を喜んで引き受けるようにしています。
社外向けの3/21(月)、社内向けの5/12(木)、双方とも難波猛先生の著書『働かないおじさん問題のトリセツ』をベースに、ミドルシニアの居場所とこれからの方向性について思うところを話させていただきました。
3月の登壇で『働かない』という表現に誤解を解けないままの部分を少し感じましたので、今回は『残念なおじさん』というワードに勝手に置き換えて進めてみました。
(ちょうど学童向けに『ざんねんないきもの事典』が売れまくっているのでパクりました…)
けっして第三者目線でなく、けっして評論家ぶるわけでなく、あくまで当事者の一員として、自身の身の処し方に自戒の念を込めて、丁寧にお話しさせていただきました。
いろいろな部署から15名ほどの聴講者でしたが、私より年齢が上の先輩社員からは、
『自分も残念なおじさんの条件に全て合致した。ショックを感じた』
『ご自身が危機感を覚えられた時に客観的に内省され、これからの進め方を極めて具体的・前向きに考えておられ感服する』等のお言葉を頂戴できました。
30歳前後の参加者も居り、果たしてイメージできただろうかと心配していましたが、
『正直、タイトルを見た時に今日はやめておこうかと悩んだが、聴かせていただいて、自分の10年後20年後を考えた時に今から絶対に必要な考え方だと思った。今からもっと勉強しておかねば、もっと自分のスキルを磨いておかねばと思った』と話してくれました。危機感は伝わったようです。
子供の頃から、褒められて伸びるタイプです(笑)
40歳から56歳まで誰からも褒められる機会がなく、考課査定も標準レベルばかりで、気付けば昨春、役職を失いました。
これからは待っていても褒めてもらえないので、機会を見つけては褒めてもらえるように動いていきます。
今回、プロの研修講師の方も聴講されていて、
『一番に思ったのは、とってもいいお声だということ。講師をする上で声はとても大事だと思うので、話し方に磨きをかければ更に良くなると思います』とメッセージいただきました。他にもいろいろご指摘いただきましたが、その部分だけ読み返してニマニマしています(笑)
3年前に私にキャリコン受験を薦めてくれた後輩女性からも、
『資料とか説明がうまい。塾の先生になれそう』と、褒めてもらいました。
もちろん、録画を見直して反省すべき点はヤマほどあります。それを修正・改善するのも大事ですが、褒めてもらえた部分を更に磨いていくのも、自信を深めて武器にしていく大事なことですね。
これからも精進します。
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