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春とはいえ『素足ローファー』はやっぱり寒かった件

水曜日はオヤジのファッションについて語っています。

素足に革靴』といえば石田純一
コロナ禍での彼の奇行や夫婦関係、息子さんの窮状を慮ると、この名前を出すことは些か憚られる気がしないでもないのですが、こと『オヤジのファッション』を語る上では『石田純一の素足ローファー』は一つの大きなトピックスだと思うのです。
あ、若い方はご存知ないと思いますが、石田純一氏は1980年代後半の『トレンディドラマ』界隈では一時代を築かれた名優さんです。

素足ローファー』、或いは『素足に革靴』。
もっと言えば『素足にスニーカー』でも構いません。
チョイ悪オヤジ』に憧れながらもジローラモに成り切れないオヤジ達が、奥さんや娘さんに総スカンを食らいながら裸足で革靴やスニーカーを履いてみて、帰宅して靴を脱ぐとやっぱり汗でベタつくはニオイは酷いわで、すぐに辞めちゃうやつです(笑)

この『素足に革靴』、あたかも石田純一が元祖というか彼の専売特許みたいな取扱いになってはいますが、1980年代半ばのファッション雑誌『MEN’S CLUB』ではアメリカ東海岸のアイビーリーガーの『定番崩し』ファッションとして紹介されていましたし、あとこれを言うととっても自慢たらしいのですが、石田純一氏よりも私の方が先に実践していました(笑)

いつも周りから、『あら、石田純一のマネ?』と言われて悔しい思いもありましたが、私の方が先だという客観的な『エビデンス』がありませんでした。ところがなんと、石田純一氏について調べているうちに、彼自身が『素足ローファー』に言及している記事を見つけたのです。

素足に靴、のきっかけは、1985(昭和60)年だったかな、イタリア・ミラノで見かけたサラリーマンです。地下鉄だったと思うのですが、出てきて階段を上がってきたサラリーマンの格好がね、デニムにジャケット、それに素足にローファーだった。わっ、かっこいいって思って。それからそのスタイルを続けています。
産経新聞(産経WEST)2015/10/7

1985年だったかな』とあります。
私がやり始めたのは1984年、大学生になってアイビールックを身に纏い始めた頃ですから、石田純一氏の記憶に間違いがなければ私の方が先だと証明されたわけです(笑)

空いてる電車で友人に撮影してもらいました(笑)

素足ローファー』は殆どの人が汗によるベタつきや足の裏の臭いが気になって断念するわけですが、私の場合、全身の汗腺が未発達で足裏のみならず脇汗や額から流れる汗もかかない体質。ワイシャツが濡れる感覚さえもあまり経験ありません(その代わりに背中も汗腺が詰まっているので吹き出物だらけ…)。加えて、幸いにも加齢臭を含め体臭が極めて少なく、靴下を脱いでもさほどの悪臭がありません。これはこれで、『素足ローファー』に関しては大きな『適性・親和性』を持つ体質だと思います。

ところで、上の石田純一氏のエピソードには続きがあります。

ぼくは冬も履かないですよ。もう14、5年前のことですかね。沖縄でプロゴルファーの宮里3兄妹とスポーツジムで一緒に運動していたとき、小学生たちが『あっ、石田純一!』とやってきて、ズボンをまくり上げたんです。そのときは靴下を履いていまして、ずいぶんがっかりされちゃった。それで3兄妹に『夢を壊すから、靴下ははかない方がいい』と言われました(笑)。なので冬もはかない。やせ我慢です。
産経新聞(産経WEST)2015/10/7

やはり、プロ(の役者)ってこういうことなんだなと感服しました。
個性が商品、自身がブランド。
今は世間からバッシングを受け、彼のアイコンでもある『素足ローファー』さえも注目度というかお洒落ポイントを稼げない昨今ではありますが、私は彼を尊敬しています。
私は『素足ローファー』、『素足スニーカー』を孤軍奮闘で継続します。
継続は力なり、お洒落は信念、お洒落はやせ我慢です(笑)

※トップ画像は『OTOKOMAE』ローファー メンズ コーデ特集 より拝借しました。

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