見出し画像

『セルフキャリアプラン』を一人語りしてしまう件

月曜日は自身の『キャリア』について語る日。

あらためて『キャリア』という言葉を考えた時に、仕事上での肩書や、その肩書に至るまでの職歴をイメージして話す人が多いかと思います。

あなたのキャリアは?』と訊かれて、
『はい、1988年に新卒で今の会社に入社しまして、20代後半で結婚してからは新潟・福岡・長崎と社命で地方を転々とし、広島で出向先の課長となり、その後いろいろあって名古屋で単身赴任8年目になりますが、昨年春には役職定年となりました』。

これで私の会社人生の何が伝わるかというと、凡そ何も伝わっていない。あぁ、あちこちで役に立たずに転々と飛ばされて、単身赴任で名古屋で苦労してはるんやなぁ…って思われてオシマイ。

キャリア』の元々の意味は『軌跡』であり『わだち』ですから、現地点までの道のりを示すことも誤りではない訳ですが、それを『軌道』と訳せば、未来に向かって延びるこれからの道のりを示すこともできます。

つまり、現時点までの経過や結果だけでなく、これからこの組織でどうしていくのか?
さらには、組織を離れた後に自分はどう生きていくのか?
そこまで拡大解釈して、自身の『キャリア』を考えていくことが大事かなと考えています。

厚労省が提唱する『キャリア』も、『時間的持続性ないしは継続性を持った概念』と定義されています。即ち、働くことに関わる『継続的な全過程(プロセス)』と、働くことにまつわる『生き方』そのものを指している言葉だということです。(マンパワーグループ『世間でいうキャリアとは何か』より引用)

何が言いたいかというと、現時点では私は自分の職業人生に不満足だし、消化不良だし、組織内での最終ポジションも納得いくものではなかったけれど、私のキャリアがここで終わったわけでもない。
また65歳で定年退職する時に終わるわけでもなく、その後、自分が元気に働ける限りは活躍できる場を見つけて、いつか体力的・精神的な限界がきた時に初めて自分のキャリアを振り返る、そんな風に考えているのです。

そう考えれば、40数年の会社人生で思い通りの結果が残せずにマネジャーとしての活躍の場が剥奪されたことも、長い人生の中ではたかだか半分の期間の出来事でしかない。今から65歳まで組織に残って過ごす8年間と、その後に組織から離れて自分の裁量で働いていく10数年間(或いはもっと)をより実りある素晴らしいものにする為に、組織に身を預けるのではなく、組織と共生しながら自らのキャリアに向け準備していきたいと考え始めました。

平たくいえば、会社からの給料と福利厚生は権利として確保しながら、また勇退者として会社に期待される役割と責任は果たしつつも、会社の看板は思い切り利用して本業を活かしながらこれからの自分の生きる術と道を考える
そういう覚悟です。

明日で、57歳を迎えます。

※トップ画像は『転職Hacks』2020/8/25より借用しました。

お読みいただき、ありがとうございます。『♡スキ』いただければ励みになります!
フォローやコメントも、さらに嬉しいです!
曜日ごとにテーマを決めて毎日書き綴っています。ご興味あるカテゴリーのバックナンバーも是非ご一読ください。下線部をタップいただければ各マガジンに飛びます!
(月曜日)キャリア・定年・週末起業
(火曜日)音楽・ギター・楽器
(水曜日)オヤジのファッションウォッチング
(木曜日)ええ歳こいてクルマ好き
(金曜日)グルメとお酒のお話し
(土曜日)徒然なるままにノンジャンル

いいなと思ったら応援しよう!