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フェルメールの窓辺で手紙を読む女の謎

まず結論から言いますと、この絵は画家自身を断罪する絵なのではないかと思います。

・修復で現れたキューピッド

ドイツで絵が修復された際に、不自然に上に塗られた絵の具が取り払われ、フェルメールが本来描いた形に戻されました。

・キューピットの謎

一般的にはキューピットが弓を持っています。
手紙を読む女性が恋をした、ということを表しています。と解説されています。
本当にそうなのだろうか?

・もう一つの解釈

これは私の個人的な解釈ですが、
キューピットは真っ直ぐに正面を見つめています。睨みつけてるようにも見えます。
手に持ってるのは確かに弓ですが、
実際に展覧会で見るとわかりますが、ぼんやり見てると別のものに見えます。
蛇🐍です。

カーテンでキューピットが持ってると思われる左手の矢が隠されてるのもポイントかと。矢がないと、右手に持ってるものが弓に見えないんですよ。でもキューピットが持ってるものは弓でなければならない。非常に高度な隠喩なのではないか。

天使は何かを踏んづけてるように見えますが、蛇がとぐろを巻いてるように見えませんか?
蛇って創世記ではサタンの化身なんです
サタンがエヴァを欺くために蛇に化けて楽園に行くあのシーンを引用したのではないかと思いました。

キューピットの下に置かれている仮面も意味深です。


・手紙を書いたのは誰?
こっからは私の完全な妄想です。
この手紙を書いたのは画家自身なのではないでしょうか。
彼は彼女に不倫をもちかけている。
社会的な地位もあり、ハンサムな彼は彼女を愛人にしようと企んでいる。
キューピットは絵を描くその人物を冷徹に見つめている。
少し怖い絵だと私は思うのです。

(ちなみに、一緒に観に行った彼女もキューピットの手にあるのは蛇に見えた、とのことでした。弓だと気づくのに時間がかかったぐらいに弓に見えないんです)

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