社会福祉士養成所課題レポート ソーシャルワークにおけるチームアプロ―とグループワーク 評価A 無料公開中
テーマ「ソーシャルワークにおけるチームアプローチとグループワークについて、ソーシャルワーカーの役割を意識してそれぞれ説明しなさい」(1,000字~1,500字)
私の作成したレポートは以下の通りです。評価Aをいただいています。
《チームアプローチ
近年,ソーシャルワークの領域では,クライエントやその家族が抱える問題の多様性や複雑性に対応するため,多職種連携とチームアプローチの必要性が高まっている.ここで示すチームアプローチとは,ソーシャルワークの領域から成る多職種の専門職が連携し,共通の理解に基づいて援助計画の策定を行ってクライエントやその家族の生活に関わる具体的な支援を展開していく集団的支援のことを意味する.
一方で,多職種連携の必要性が高まると同時に,チームの課題解決や合意形成を促進する手法であるファシリテーションへの関心も高まっている.チームアプローチにおいて,社会福祉専門職がその援助活動の中心的な役割を果たしながら全体の調整を行うことは非常に多く,今日のソーシャルワーカーには,ファシリテーション技術とチームメンテナンス能力が求められている.ここで示すチームメンテナンスとは,チームの機能を維持するために,チーム内で発生してくるさまざまな課題や問題に適切に対応することを意味する.加えて,チームのメンバーが共通の方向性を維持し,共通の目標を達成する体制を整える目標指向型アプローチの徹底が必要となる.
昨今では,チームアプローチにおけるソーシャルワーカーの役割として,コーディネート機能・調整機能・文章力・プレゼンテーション力・要約力などが求められている.
グループワーク
一般的にグループとは,何らかの心理的繋がりを持ち相互作用し合う人々の集まりと言われる.ここで言うグループワークとは,訓練を受けた援助者が,メンバー同士の相互作用的な力を意図的に用いながら,人々に効果的な方法で働きかける支援のことを意味する.グループワークにおけるグループの一般的な共通目標は,メンバーの相互援助の発展と活用である.グループワークの展開過程は,「準備期」,「開始期」,「作業期」,「終結期」の4つの局面を経て進んでいく.また,それぞれの時期において,メンバーは独特の様子を見せる.
グループワークにおいてソーシャルワーカーは,グループワークの中心になるのではなく,グループ活動を支援しなければならない.展開過程や目標を意識してグループワークを実践しながら,メンバーの生活課題やニーズに焦点を当てて効果的に課題の解決を図るほか,メンバーに達成課題と役割を提供し,時にはグループダイナミクスを効果的に用いるなどといった支援が必要となる.
ソーシャルワーカーは,グループの過程を見守るとともに,適切な介入をしていくことが求められる. 》
以上になります。ご自身の勉強の参考にしてください。
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