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オープンな文化が楽しいトルコ滞在!-イスタンブール編-【DAY76-80】|働きながら世界一周

言わずと知れた、トルコの大都市イスタンブール。

そこは、新しさと古き良き歴史遺産が融合した素晴らしい街だった。ボスポラス海峡と街並みも美しかった。

ボスポラス海峡と乙女の塔

ボスポラス海峡は、黒海とマルマラ海を結ぶ海峡で、昔より海上の交通や要衝としても使われてきた。海峡というだけあって、広く大きく、最大の幅で3700メートルにもなるらしい。

前回のトルコ滞在記でも掲載したが、やはりトルコは人も親切で物資もある程度充実しているので、今回色々と足りなくなりそうだった化粧品類や服の買い出し、髪の毛のカット、病院など、生活するように滞在した。

そんなイスタンブールの5日間。


1.ギョレメから再度のバス移動

ギョレメ滞在4日目の朝10時ごろ、あらかじめ予約をしていたイスタンブール行きのバスに乗る。

今回も移動に12時間ほどかかる。

途中お昼休憩で寄ったご飯屋さんで、トルコ料理を食べた。ピーマンの肉詰めとトルコ版チャーハンみたいなのを頼んだつもりが、肉ではなく中がごはんで、ごはん&ごはんみたいになってしまった。でも美味しかった。

左からチャーハンとピーマンのご飯詰め

トップ画像にも貼っているけど、トルコは並べられているおかずから好きなものを選ぶスタイルのレストランが多く、見ていると思わずお腹が空いてくる。

イスタンブールについたのは、22時ごろ。バスターミナルからホテルまではまた距離があったので、タクシーに乗った。
今の所トルコでは、タクシーで嫌な思いをしたことがなく、とても親切な人が多い。タクシーで20分くらいして、今回のホステルについた。

だんだんと宿泊料金がホステルでも3,000円を超えるようになってきた(アジアだったら2,000円台、下手したら1000円台で余裕で泊まれる)。まあこれも物価や生活水準を知るという意味では勉強代としてしょうがないけど、これからヨーロッパで更に高くなりそうで戦々恐々としている。

今回のホステルは、宿泊可能な人数や部屋数も多いビッグホステルで、そして綺麗だった。フロントの人も流暢な英語で話すし、親切。

簡単な朝食が無料で、屋上から素敵なイスタンブールの街並みを眺めながら朝ごはんを食べることができる。その屋上でイベントも定期的に開催していて、私は参加しなかったけど、海外の友達を作りたい人にも向いていると思う。

ホステルの屋上から見たイスタンブールの街並

2.水辺の素敵な街、イスタンブール街歩き

イスタンブールは、街を歩いているだけでも、おしゃれな街並みが広がり、さらにご飯屋さんやトルコアイス屋さん、お菓子屋さんなど、色々と目移りするものも多いので、楽しい。

ガラタ塔近くの賑やかな通り
トルコスイーツも美味しそう

街には路面電車が走っていて、それがまたレトロ感を醸し出している。

イスティラクル通りという何でもあるおしゃれ通り

イスタンブールは、交通ネットワークも充実している。
イスタンブールカードといういわゆるSuica的なものを買えば、路面電車も地下鉄も、バスも何にでも乗れるから便利だ。私はモスクがある旧市街に行くのに、いつもバスを使っていた。

イスタンブールカード     

2、3日目の午後に、イスタンブール内を歩いて散歩してみた。普通の観光客と同じような感じで、有名なところは一通り回った。

中でもアヤソフィアは、いろんな文化が融合するイスタンブールの街そのものを象徴している気がして、とてもよかった。元々キリスト教の聖堂だったのを、イスラム教用のモスクに作り替えているという。中にキリスト教の壁画が残っていたりして、だけどモスクらしさもあるという不思議さ。ブルーモスクももちろん美しかったけれど、私はアヤソフィアの方が好きだった。

アヤソフィアの内部
キリスト教の壁画
美しいシャンデリア
ブルーモスク(スルタンアメフト・モスク)
ブルーモスクの内部

モスクは、髪をおおうスカーフが必要で、そこらへんにあったスカーフ屋さんで買ったけど、5,000円くらいした。確かに素敵な色だったけど、だいぶ高い、、、それ以外の観光の入場料も異常に高く、アヤソフィアは入場するのに約4,500円、地下宮殿も事前にチケットを予約しておいたら、5,000円くらいした。円安の影響もあると思うけど、何かとお金がかかるのがトルコ観光。それでも見る価値はあると思うから、なかなか難しいところだ。

買ったスカーフ
イスタンブールの地下宮殿(貯水槽)
メデューサの首
ガラタ塔

3.1人ぼっちのボスポラス海峡クルーズ

せっかくなので、ボスポラス海峡を渡るクルーズ船に乗りながら、イスタンブールの街並みや夕日を眺めるというツアーにも参加してみた。

またGetYourGuideを使って予約したのだけど、ツアー開始の18時半に集合場所に行っても誰もいない。ツアーの担当者の人に連絡しても、返事が返ってこない。ああ、このまま置いていかれて船が出航しちゃうのかな、、、と半ば諦めの境地で、そこらへんをうろうろしたり、他のツアーの人に聞いたりした。

そして、トルコもなんだかんだ日差しが強くて、18時半でもまだまだ暑さが残る。歩き回っていると、日差しが攻撃をしてくる。

やっとツアーガイドさんと電話が通じたのは良いけれど、私のいる場所をうまく説明できないし、向こうも何を言っているかわからない。
なんとか伝えて、やっとの思いでツアーガイドさんと落ち合うことができた。よかった。

それで案内された船に乗ったら、すでに10人ちょっとくらいの人たちが乗り込んでいた。

家族×2、カップル×2、友達×1、私。こういうシチュエーションは1人旅で慣れてはいるものの、席に座っていてもなんだか気まずいようなそうじゃないような。

それで、私はみんなが座っているソファ席ではなくて、船の先頭側に座って、ただずっと景色を眺め、風を感じていた。

海峡から眺めるイスタンブールの家々

船のツアーガイドさんが、途中見どころやスポットを説明してくれていたんだけど、ほぼ聞いていない(笑)でも、途中モスクや要塞、お城みたいな建物、立ち並ぶ家々など、いろんなものを見るのは楽しかった。また、海峡をつなぐ橋もいくつか潜り抜けた。

ルメリ・ヒサル要塞とファーティフ・スルタン・メフメット橋

そして、だんだん日が沈んできて空が赤く染まる。

トルコの海と夕日

旅行にきて何度と見ている夕日で、その度に綺麗だなーって思うけど、この日船から見た夕日は格別だった。海越しにイスタンブールの街に沈んでいく夕日はなんかロマンを感じたし、本当に綺麗だった。

4.イスタンブールの美容院

先ほども書いた通り、イスタンブールは、サロンや美容についても日本に近い基準があるかと思い、色々と身辺整理?をしたタイミングでもあった。

最後に日本を髪をきったのが確か2ヶ月くらい前で、だいぶ伸び放題になっていた髪の毛をそろそろ切らないといけないと思っていた。日本人がやっている美容院もありそうだったけど、せっかくならトルコの美容師さんに切ってもらおうと、Googleでお店を探した。
評価が高いところがいくつかあって、その中で敷居が高くなさそうなところを選んだ。英語が通じるかはわからなかったけど、まあなんとかなるかと。

こういう風にしてほしい、という写真があった方が良いかと思い、事前に探した。日本人のモデルより海外のモデルの方がわかりやすいかなというので、最初海外の女優さんの髪型をひたすら検索していたのだけど、私の髪型に合うような人はなかなか見つからない。いろいろ試行錯誤した結果、モデルの梨花さんが髪をボブっぽく短くした最近の写真を見つけて、これだ!となった。日本人だけどクォーターの方なので、海外っぽさもある。

さて、当日。迎えてくれた美容院の人々は予想異常にフレンドリーでびっくりした。そしてなんかおしゃれな雰囲気であることは確かなんだけど、全体的に雰囲気がゆるい(笑)日本の美容院でおしゃれすぎるところは緊張しちゃうから、私の性には合っていると思った。担当してくれる美容師のおじさんに自己紹介されて、「よろしくね」と握手をした。

そして事前に用意していた写真を見せる。「こんな風にしたいんです。」
美容師のおじさんは見るなり、「めっちゃいいね!それ!」みたいな感じでテンション高くリアクションしてくれた。いやーやっぱりトルコの人ってなんかフレンドリーだし良い人なんだよな。日本の美容院だと、たまに「あなたがその髪型するんですか、、」みたいな変な間みたいなのが発生したりすることもあったりすると思う。考えすぎ体質な私からすると、トルコはとても生きているのが楽だ。

今回カットとトリートメントを予約していたので、まずはカットしてからトリートメントするということだった。

そしていよいよカットが始まる。美容師のおじさんは、皮のケースを徐に取り出して、鏡台の上に置いた。ハサミやくしなどの仕事道具がたくさん入っていた。その中から1つ、カット用のはさみを取り出すと、カットを始めた。

カットが始まる

少し不安な私をよそに、美容師のおじさんはどんどん髪を切っていく。
ざくっざくっ。なんだか、日本で髪を切る時には聞こえない音が聞こえてきて不安は高まる。日本の美容院だとすごく丁寧に繊細に髪を扱ってくれるけど、なんだかハサミの入れ方がとても大胆。そしてやたらめったら頭を向きの修正される。両サイドの長さがちゃんと揃うように、一応配慮してくれているっぽかった。前髪の切り方とかも面白くて、鏡ではなく、切っているおじさんの方に顔を向ける。

そこの美容院は、ネイルも併設していて、ネイルもやる?と聞かれた。どうせだったら全部綺麗にしてしまおうと思って、ベトナムでやって以来、放置してきたペディキュアを綺麗にしてもらうことにした。
ペディキュアは違う女性のネイリストさんが担当してくれて、その人もとても親切。夏だから青っぽい色にしたくて、色を迷っていたら、美容師のおじさんが「これがいいと思う」って勝手に決めてくれた(笑)
ネイルは、踵の角質とりも含めてやってくれて、料金は日本とそんな変わらんかったけど、満足度は高かった。

そして、髪のカットが終わった。なんだか柔らかい雰囲気というより全体的にまっすぐで、一歩間違えるとちびまる子ちゃん、、?まあ許容範囲か。

カット後

そこからトリートメントもやった。ケラチントリートメントで、髪をまっすぐにする効果も含まれているらしかった。施術中は、トルコらしくチャイも出してもらえて、全体的にゆるい雰囲気と相まってリラックスできた。

チャイをいただく

それで、最終的にはなんとかそれっぽい髪型になった。

最初は本当に大丈夫かと思っていたけど、今となっては一周回って、モードな雰囲気?の髪型になっているような気がして、とても気に入っている。

なんだかんだ落ち着いた(これはブルガリアでの写真)

5.その他病院や買い物など色々

美容院以外にも、イスタンブールでは買い物と病院に行った。

病院は、足に湿疹みたいなのができて痒かったので、念のために見てもらった。事前にWhat's upで連絡をして予約をしていた。
最初病院に行ったら、そもそも雰囲気が病院ではないことにびっくりした(笑)看護師さんも看護服は着ていなくて、露出度高めのワンピースを着ている。チャイを出してくれて、広い居間のような場所でソファに座りながら、ゆっくりする。

その後診察してもらったけど、先生もとても親身になってくれた。先生は英語があんまり得意じゃなかったので、先生が話したことを看護師の人が英語に翻訳してくれたり、翻訳アプリを使ったりした。

最終的に薬を処方してもらって、終わり。診察料は10,000円くらい。海外保険で、診断書をもらって帰国後申請をしたら、きっとお金も返ってくるはず(?)。私は面倒でもらってないんだけど(おい)。

なんか病院に日本人が来たのが初めてらしくて、SNSにあげたいから一緒に写真をとろう、と言われて、先生と看護師さんと、3人で写真をとった。そして数日後、先生からWaht's upでその後どう?とメッセージが来た。ここらへんも日本と違うところというか、私立病院だからゆえなのかもしれないけど、とってもポップというか堅苦しくないというか。人の心を感じるサービスで嬉しかった。日本だとシステム化されてしまっていて、積極的に心配されることなんてあんまりない。

美人な看護師さんと優しい先生

海外で病院や美容院を経験するという、なかなかない体験をすることができて、これでまた経験値が上がった。

他にもイスタンブールは、トルコのアパレルブランドのお店があったり、H&M等のグローバルファストファッションのお店もあったりで、買い物もしやすかった。化粧品も同じくで、日本でいうPlazaみたいな化粧品と雑貨売ってます、みたいなお店もあったり、インポートブランドを扱っているようなお店もあった。

私は、仕事用のちゃんと服を買ったり、化粧水やクレンジングを買い足したりすることができて、満足!!

これはモスクの近くで食べたお昼ご飯

6.トルコまとめ

なんだかんだで、10日間ほど滞在したトルコ。いやー、何回も言うけど居心地よかったな。何より良い人たちが多いのが、1番大きいと思う。物価は、日本とあんまり変わらない。観光費は高い。

美容師のおじさんに、「このあとはブルガリアにいくよ」と行ったら、「2ヶ月くらいトルコにいなよ。ブルガリアはあんまり楽しくないよ」と言われた。何を根拠に言っているのかわからないけど(笑)ちょっと言葉になびきそうになるくらい、まだまだいても良いと思える。

それでも、私は前に進み続けるのだ。旅は続きます。

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Hisako | 働きながら世界一周
「働きながら世界一周」と銘打ってはいるものの、旅の刺激からインプットを得て、書くお仕事をもっと増やせたらなと思っています。 少しでも良いな、今後も読みたいな、と思ったらサポートいただけると励みになります!!!

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