10月に読んだ本の記録〜腸にモチベーションに地球環境に〜
・ビル・パーキンス『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』
・林真理子『綺麗な生活』
・ 藤田 紘一郎 『自分の腸を見てみたい 免疫博士が生涯をかけて伝え続けた「腸と免疫」の話』
・ビル・ゲイツ『地球の未来のため僕が決断したこと』
・ヤマザキマリ『男子観察日記』
・尾原和啓『プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる』
・尾原和啓『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』
・原田ひ香『三千円の使い方』
・林真理子『ルンルンを買ってお家に帰ろう』
・山崎俊輔『普通の会社員でもできる 日本版FIRE超入門』
今月は、これらのジャンルがてんでバラバラの10冊に出会い、読むことが出来ました。
モチベーションを上げたいのか、お金について考えたいのか、腸について考えたいのか、環境について考えたいのか・・・
どれやねーん!
と、10月の自分にツッコミを入れてしまいたくなるような選書です。
自分の飽きっぽい性格と一緒に、読みたい本もあっちこっちに行ってしまってるんですね。えらいごっちゃです。
10月のナンバーワン
10冊の中でのナンバーワンは、ビル・ゲイツさんの『地球の未来のため僕が決断したこと』です。
(↑本の感想のページリンクです)
私は英語が得意ではないため、この本を読んだ際に、海外の本を日本語で読めて本当に良かったと感じました。
さて、なぜ良かったかというと、気候変動に関する危機的な状況がわかり、何か行動を起こそう!という気持ちになれたからです。
気候変動は悪化の一途を辿っており、最近でもCOP26や、パリ協定などさまざま全世界的な取り組みが進められています。
しかし、本書によると(最近出版された、気候に関して言及された本はどれも)、今の世界的な取り組みでは、気候変動は止められません。
より急速に、テクノロジーを発展・普及させるか、資本主義から脱却するか、どちらにせよ、大きく何かを変える必要があります。
そして、ビル・ゲイツさんの本では、前者のテクノロジーを発展・普及させるべきという立場から書かれています。
印象的なのは、気候変動を防ぐために少し「楽観的では?」と思えるほど、ポジティブなメッセージが多かったこと。
そのポジティブなメッセージは、実際に研究が進められている発電方法や移動手段など、エビデンスに基づいているため、読んでいて「なんとかできるかもしれない」と感じられる程でした。
また、テクノロジーの開発者でも、従事者でもない私たちにもできる方法として、政治参加や日々できることも書かれており、
以前から知っている方法ではあったものの、気候変動について学んだ後なので、以前よりも「やってみよう!」という気持ちになれました。
気候変動に関して、基本の知識を学びたい、第一歩として何か知りたい、というあなたへ特にお勧めな1冊です。
余談ですが、斎藤幸平さんが主張されている、脱資本主義も1つの選択肢として、とても興味深い内容でした。
Twitterもかなり勉強になるので、興味があればご覧ください。
ひとりごと
読書を通じて、興味や学びが深まっていくのは、本当にワクワクしますよね。
もちろん、環境問題など、シリアスなものも多く、学んでいるうちに気持ちが暗くなっていくこともありますが・・・
ただ、そうやって読書を通じて、気持ちが上がったり、下がったりできることも、読書の醍醐味ではないか、と最近は感じています。
本を読まない場合だと、人間関係(というか、現実で起きること)だけで、気持ちが上がったり下がったりします。
しかし、本を読むことで、現実と、本の世界と2つの場所で気持ちの変化を楽しめるわけで。
それって、すごくお得な気持ちになりませんか? 2倍の楽しみを感じられているんですよ。
そんなわけで、11月はこれまで敬遠していた小説を読んでみたいと思います。(気分が変わって読まないかもしれないけど)
あなたも、素敵な11月の読書タイムをお過ごしくださいね^^
バックナンバー
バックナンバーと言いたかっただけの、
私の読書記録まとめ記事たちです。