見出し画像

シフクノオト

今日も趣味全開です。

好きなアーティストを紹介しますの第3回目でございます。

1回目、2回目はこちらから⬇️

(露骨に宣伝していくスタイル)

今日はMr.Childrenというバンドです!パチパチー

画像1

こんな紹介の仕方しなくても知ってるよ!って方がほとんどだと思うのですが。日本を代表するバンドです。

有名な曲も数多くあるし、耳にしたことがある人、好きだよ!って人もきっと多いはずですが、そこをあえて(?)魅力を伝えられたら良いなと思っております。

1.あれやこれや概要

改めて調べて驚いたのですが、メンバーがみな50歳越え。まあ1989年結成、1992年デビューと既に20年以上活動してるので当たり前といえば当たり前ですが。

皆さんがどこで知ったかはわかりませんが、僕は完全に親の影響です。小さき頃から父親の運転する車内で流れていた、というのがきっかけ。

まあそれはさておき。

Mr.Children、ミスチルと呼ばれていますが、年末の紅白歌合戦には出ないということで有名でございました。

「桜井さんが紅白を避けていたのは、音楽業界では有名な話。“そもそも音楽は勝ち負けをつけるものじゃない”と公言しています。12年前の紅白に出たのは北京五輪が開催された年で、ミスチルの曲がNHK五輪放送テーマソングだったから。会場のNHKホールではなく外からの中継にして、桜井さんがピンク色の衣装で歌ったのが、せめてもの“抵抗”だったと言われています」(音楽ライター)―下記記事より引用
https://www.google.co.jp/amp/s/news.yahoo.co.jp/amp/articles/d2367e4a9ca46991fbaeec21a7c13d3ddd209237

しかし去年は、コロナ禍で大変な世の中を、音楽で少しでも元気づけたい!とのことで出場。とても話題になりましたね。すごく新鮮で感動したなぁ。

音楽が好き!音楽をみんなに届ける!納得する音を作る!という集団ってことです。(まあどのアーティストもそう考えてやってるとは思うのですが)

2.楽曲であれこれ

数々のドラマや映画の主題歌も手がけているミスチル。1度は耳にしたことのある曲、フレーズがあるのではないでしょうか。

ミスチルというアーティストの魅力を知っていただくうえでは、この「フレーズ」、もっと平たく言えば「歌詞」に注目していただきたいのです。

①パッと見は気付けない、韻の踏み方すごい

すごいってなんだ、という話なんですがまずはこちらの歌詞を。

一番きれいな色ってなんだろう?
一番ひかってるものってなんだろう?
僕は探してた 最高のGIFTを
君が喜んだ姿を イメージしながら
「本当の自分」を見つけたいって言うけど
「生まれた意味」を知りたいって言うけど
僕の両手がそれを渡す時 ふと謎が解けるといいな
受け取ってくれるかな

かの名曲『GIFT』の歌詞ですが、一見なんの変哲もない、とても深そうな言葉(浅いなぁ)ですね。

もう少し続きを見てみましょう。歌を知ってる人は曲を頭の中で流しながら読んでいただきたいところ。

地平線の先に辿り着いても 新しい地平線が広がるだけ
「もうやめにしようか?」自分の胸に聞くと
「まだ歩き続けたい」と返事が聞こえたよ

2番のAメロの歌詞です。

はい、注目!注目ったら注目!

「僕は探してた 最高のGIFTを」

「僕の両手がそれを渡す時 ふと」

「自分の胸に聞くと」

韻を踏んじゃってるんですねぇ!これ!

「GIFT」×「時 ふと」なんて文字にしたら絶対気づかないけど、リズムに乗せるとおおっ…!とどよめいてしまいますね。

②そういうことか!という曲のテーマ

「くるみ」という曲があります。

くるみといえば多分

画像2

これが思いつくと思います。

では、歌詞をちらっと覗いてみましょう。

ねぇ くるみ
この街の景色は君の目にどう映るの?
今の僕はどう見えるの?
ねぇ くるみ
誰かの優しさも皮肉に聞こえてしまうんだ
そんな時はどうしたらいい?
良かった事だけ思い出して
やけに年老いた気持ちになる
とはいえ暮らしの中で
今 動き出そうとしている
歯車のひとつにならなくてはなぁ
希望の数だけ失望は増える
それでも明日に胸は震える
「どんな事が起こるんだろう?」
想像してみるんだよ

???という感じですね。「くるみ」とは?

キーワードは「希望」「明日」というところです。

「今(現在)」ではなくその先のいわゆる「未来」に目を向けている、そんな曲です。

ここで「未来」という漢字を見てみましょう。

「未来」は「未だ来ない」と書きます。

「来」という字は「来る」と読むのが元の形。

…「来る」?「未来」?

「来る未」=「くるみ」じゃん!!!!

タイトルからは一見予想もつかないテーマがそこにあるというわけです。

(後々『四次元 Four Dimensions』というシングルで『未来』という曲を作成しているのですが、それはそれで。)

③比喩とストレートの融合

ボーカルの桜井和寿さんは詩人じゃないかというレベルで比喩が上手です。

多様な語彙力、多彩な感性が存分に発揮されています。

しかしその一方で、聴く人へのストレートで力強いメッセージもたくさん伝えてくれます。

その2つが1曲の中に合わさったら、どうなっちゃうの~~~~~~?

『擬態』という(個人的には一番好き?ん~迷うけどそれくらい好き)曲になりました!!

複雑な現代社会、そしてそこに生きる私たちを「擬態」という視点から描く、なんとも斬新な楽曲になっています。

サビでは、

アスファルトを飛び跳ねる
トビウオに擬態して
血を流し それでも遠く伸びて
必然を 偶然を
すべて自分のもんにできたなら
現在を越えて行けるのに。。。

「トビウオ」は海の生物ですが、「アスファルトを飛び跳ねる」という表現は、この「トビウオ」=人間、ということを暗示しています。

飛び跳ねる、ということは「アスファルトの上の、この現代社会という世界より抜け出そう」なんてことを表しているのかな?「越えて行けるのに。。。」という残しは「叶わない理想」の表れか?と色々解釈ができそう。

しかし、Cメロの部分では

富を得た者はそうでない者より
満たされてるって思ってるの!?
障害を持つ者はそうでない者より
不自由だって誰が決めんの!?

まさにこれは「現代社会に対する投げかけ」ということができます。

この比喩と直球の融合が、最終的に強いメッセージとなってこの曲が出来上がっているわけです。

3.まとめ

いかがでしたでしょうか。

紹介させていただいた3曲はぜひ聞いていただきたいですし、これを機に他の楽曲、あるいはミスチルに興味を1ミリでも持っていただければ幸いです。

ってか文章長ぇ~…

ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集