サウナ歴10年以上のゆるサウナーがたどり着いた、サウナのゆるい楽しみ方
サウナブームが騒がれて数年。
私自身、ガチのサウナーを名乗れるほどではないものの、
最近はなんだかんだで平均2週間に1回くらいは入っているかと思います。
サウナとの出会いは大学生時代。
サウナ歴としてはかれこれ10年以上になります。
当時は今ほど流行ってはおらず、
「整う」なんて言葉も無かったような気がしますし、
入り方もサウナと水風呂の2点の繰り返しが主流だったと思います。
(「整う」に関しては、どうやら、「サ道」がドラマ化された影響で
2019年ごろから広まり始めたようです。)
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十数年前、サウナ初心者の私は、見よう見まねで
当時の主流の入り方「10分入る→水風呂」を繰り返し、
なんとなく「汗が出ていくのが気持ちいい」くらいの感覚でいました。
ある時、少し体調が優れないタイミングでサウナに入って
完全にダウンしてしまったことで
「これは良くない・・・」と考えサウナの入り方を見直しました。
見た/聞いた/調べた情報は参考にしつつも
自分なりに少しずつチューニングして
今の楽しみ方にたどり着きました。
一言でまとめると、「自分の感覚に従う」です。
もう少し具体的に、いくつか記載します。
・時間を見ない
サウナなんて、施設によって温度湿度も違いますし
同じ室内でも場所によって違います。
①100度のサウナの、出入口から遠い、上段
②85度のサウナの、出入口から近い、下段
①と②で時間が一緒で良いはずがありません。
時間は一つの目安にはなりますが、
あまりこだわりすぎないようにした方がよいかと思います。
では、何を基準にすればよいか。
私は、汗の出方などが
基準としてわかりやすくて良いと感じています。
私がしばらくやっていた方法を紹介します。
①サウナに入る前に全身を拭く
②サウナに入り、顎などから汗が滴る程度まで待つ
③そのタイミングで軽く体を拭く
④拭いた後の場所で、汗が球状になったら出る
これは当時の私が、自分に合わせてチューニングしたものなので、
みなさんもぜひ、自分なりの
ちょうどよい長さを見つけてみてください。
(とはいえ、最近は正直感覚でテキトーに決めています。
全然それでよいと思います。)
・他人と張り合わない
時間を見ない、にも通じていますが、
「自分よりも前に入った人よりも先に出たくない」
みたいな気持ち、ちょっとありませんか?
私はありました。
ゲーム「ダンガンロンパ」に大和田・石丸という登場人物がいます。
2人は1時間を超えるサウナ対決をして一緒に耐え抜き、
そのことがきっかけで友情が芽生えました。
やめましょう、死にます。
周りを気にせず、自分の体とだけ向き合いましょう。
やや話は反れますが、
「友人と複数名でサウナに入る」
というシチュエーションもあると思います。
そういう時に全員が"整う"のは、正直無理だと思います。
潔く諦めて、一緒に来た友人との時間を楽しむ、
というのを優先するのがよいと思います。
・水風呂は無理に入らなくてもいい
水風呂に関しては、諸説あると思いますが、
究極、入らなくてもよいと思っています。
要は、サウナで火照った体を冷やせればよいわけです。
水風呂で一気に冷やすのがよいとされていますが、
ぬるめのシャワーを浴びる、とかでも全然良いと思います。
現に、私の知人で水風呂は使わずにシャワーで済ませている人もいます。
また、水風呂に入るにしても、
時間も適当でよいと思っています。
私自身は、全身に水をかけた後に肩まで浸かって
寒くなるよりも前には出る、くらいのイメージでいます。
厳密に時間は測っていませんが
30-45秒くらいになっていることが多いと思います。
が、これも、サウナ室と一緒です。
場所によって水温も違えば、
水の流れなんかも違います。
直前に入っていたサウナの温度も違います。
入る時間が一緒なわけがない。
サウナの例と異なるのは、短時間なこと。
血液循環の時間などは考慮しても良いかもしれませんが、
それもコミコミで、体感を信じるのがベストだと思っています。
・外気浴も、ルールは無い
サウナの一連の流れの中で、
一番気持ちいいのは外気浴だと思っています。
特に秋冬は火照った体を冷たい風が撫で、
少しづつクールダウンしていく中で
風と一体になるような感覚がたまらない。
冬だと外気温は1桁だったりしますが、
事前にサウナで温まっているので
寒さを感じることはありません。
足以外は。
実は私、末端の冷え性が酷い。
外気浴をしていると、
体はもう少し外にいたいのに
足が冷えてしょうがないタイミングがおとずれます。
そんな時は、露天風呂に足を突っ込みます。
どこのウェブサイトにも載っていません。
聞いたことない?邪道?
そんなことは知りません。
迷惑にならない範囲で、
自分が気持ちいいようにするのが
良いと思っています。
・水は飲みすぎなくらいに飲んでおく
思った以上に汗をかいています。
そんなことは皆さん理解していると思いますが、
その想像を超えてくるくらいには汗をかきます。
私は浴室に入る前と、毎回の外気浴終了タイミングに
水分補給をするようにいます。
コップの形式なら毎度2杯くらい。
給水機の形式なら20秒くらいは飲んでいると思います。
「これくらいで十分かな」と思ったところから
もう一押し、+50-100mL位は飲んでいると思います。
どうせ、飲みすぎた分はトイレで出るだけ。
汗の分が足りなくなるリスクをなくしたいと思って
飲みすぎかな?くらいを目指しています。
・体調に不安があるときには、勇気をもって入らない。
私は旅行先の宿泊先として、
よくドーミーインを選んでいます。
もちろん、サウナ目的です。
しかし、旅行先となると
移動が重なって疲労困憊となっていたり、
食事でお酒が入っていたり、ということも多々あります。
そんな、少しでも体調に不安のある時には
思い切って目的を捨て、
サウナに入らない、という選択をする
勇気を持つのも大事だと思います。
気持ちよくなるために入るサウナで
逆に体調を崩しては元も子もないです。
(とはいえ、もったいない精神で
翌朝死ぬ気で起きて、結局入るのですが。)
最後までお読みいただきありがとうございました。
あくまでも、紹介したものは私の例なので、
皆さんも自分なりにベストの入り方を見つけていただければと思います。
皆さんのサウナライフが豊かなものになることを願っています。