Chat GPTでAIに任せる脱出ゲームを作った

今までの電子ゲームは基本的に問題を解決するゲームです。
一人でするゲームで自分が問題を提示する、つまりゲームマスターをするゲームというものはありませんでした。

そう、友達がいないとできなかったゲームマスター。
しかし、そんな時代も終わりました。
そうプレイヤーをAIに任せたゲームが作れるんですよ、Chat GPTならね。

やらせてみた

以下はGPT4でゲームをさせるときに使ったプロンプトです。これだけでとりあえずいけました。

脱出ゲーム
「僕を助けてお姉ちゃん」

ある日あなたの元に電話かかってきました、それは弟からの電話です。
どうやら弟は密室に閉じ込められているようです。
弟は混乱していてどうすればいいかわかっていません。
あなたは弟から詳しい部屋の状況を聞き出して弟に的確な指示を与えてください。
弟は算数の文章題などが苦手です、数に関する問題は間違えないように注意深く説いてください。
弟ができるだけ安心できるように勇気づけたりすることも有効です。
部屋にはいくつか謎や仕掛けがあります、それらをクリアして無事弟を助けてあげてください。

私は弟役を演じますので、姉役を演じてください

僕「やっと電話がつながった、お姉ちゃん大変なんだ目が覚めたら知らない部屋にいるんだ。ドアは鍵がかかっていて外に出れないんだ。どうしたらいいかな」

ゲームマスターはこちらなので複雑な管理はこちらでやれます。なのでプロンプトもシンプルでいいんですね。

まずはこちら側に準備が必要です。
あらかじめプレイ用の部屋を図にしておきましょう。
入力の手間もあるし返ってくるのにそこそこ時間がかかるので最初は軽めにしましょう。

ちなみに、私が作成したプレイマットがこちらです

作成したプレイマット

弟君は機転が利かないので、その都度何をするかお姉ちゃんに相談しましょう。
お姉ちゃんが必死に何をするか考えてくれます。
なかなか答えてくれないときはそれとなくヒントを与えると答えてくれたりします。
推理ゲームのNPCになった気分になれます。

GPT3.5だと

なおGPT3.5でやらせるとこんな感じになったりしました。
勝手に脱出するんじゃない。

普通に進める場合もあるんですが、GPT4より時間がかかるし、何よりなぞなぞをまともに説いてくれません。
GPT4だと一発で長針と短針がノッポとチビの対応に気が付くのですが、こっちはなかなか気づいてくれないし、算数問題を解いてくれません。
今すぐやりたい人は課金しましょう。