人事・経営者はここ!を見ている。『就活』は自分が何者か?を知る通過点。
人事担当経験 8年。
就活テクニックは世の中にたくさん溢れているが実際のところ
最終段階ではテクニックやマニュアルが「通用しない。」私が実務経験から知る企業や経営者が見ている視点を書いてみたいと思います。
■なぜ「就職」するのか。
■自己分析のしかた。
■最終的に人事・経営者は何を見ているか。
まず、なぜ「就職」するのか。
就職を選択する理由は明確ですか?
時期が来たからなんとなく。普通そうだから。お金の為とりあえず。そういった気持ちや理由で就活を始めるなら、この時点で出直した方が賢明です。就職が目的になってしまった結果は自分も人も企業も悲しいものになってしまいます。就職の理由には
〇お金が欲しい
〇自分の夢をかなえるため
〇自分の好きなこと・得意なことをしたい… 理由はいろいろあるけれど
時代は「個」が主張し活動しやすく収入を得られる環境に変化してきました。起業という選択もあります。
「就職する」とは企業と夢を共有・共存し、ともに成長すること。ということでもあります。本質的な原点から本当に就職が必要か?なぜ必要か、ぜひ明確にして下さい。これは仕事だけの人生でなく文字通り、人として生きていく「どうやって生きていくのか。」自分の価値観を知る絶好の機会です。
■自己分析のしかた。
就職が必要か?を知るためにも就活においても自分を知ることが必要で
「メモの魔力/著者 前田裕二」は大いに役立ちます。具体的な自分を知るための【自己分析 1,000問】もありますし著者自身が経営者なことから企業・経営者が望んでいることが垣間見える内容もたくさんあります。自己分析をしてみたら就職も単なるものではなく、起業を目的とした就職になるかもしれません。また自分の特性=感情動機で動くタイプか理論動機で動くタイプか?など知り得るヒントもありますので機会があれば是非、読んでみて下さい。
自己分析では自分が好きなこと、望んでいること、幸せに思うこと、大事にしていること、得意なこと。逆に望まないこと、嫌なこと、苦手なこと、失敗したこと。特にネガティブワードが協調されているのは、最終的に人事・経営者はここを見ていることが多いからです。実際、私も面接の場面ではネガティブワードの中から人の「本質」を見ていました。人は困難や苦境に立たされた時、顕著に本質が見えるのですが普段日常の場面では、なかなか知り得ることが出来ません。逃げるか 、見てるか、飛込むか。そんなことも会話の中から見ています。なぜ望まないか、なぜ嫌なのか、なぜ苦手なのか、なぜ失敗したのか。失敗した時、どうだったのか、どうしたのか?の事実を心理と行動、自分と他者の視点から知っておくことです。
■最終的に人事・経営者は何をみているか。
人事担当者や経営者の中にも就活を経験した方はいらっしゃいます。
あまた就活のテクニックやマニュアルなど承知の事実で多くの人と接してきた経験があります。即戦力という意味では経験・資格・能力も見られるでしょうが一番見ているのは「人そのもの・本質」です。キーワードとしては正直・誠実・素直・意欲・熱意・熱量などでしょうか。
先に「就職する」とは企業と夢を共有・共存し、ともに成長すること。と書きました。企業(会社)は集団で仕事や作業が個人で行われていても集合体のチーム・組織として夢・目標を実現させていく舞台です。会社の夢・目標を叶えると共に個人の夢・目標も叶えるという共同体なので企業は本質で信頼し合える人を選ぶということを考え、見た目もさることながら心の目でもしっかりと見ています。お調子の良さや言い回しの妙はあっさり見抜かれていますので正真正銘の自分を自分らしく紹介してください。
声や表情、姿勢といったところでは心身ともに健康なのが何よりですが傷病や障害をお持ちであっても企業で働く機会は得られます。より一層の成果を期待するのであれば筋トレはオススメです。精神的ストレスに耐性もつきますし体幹がしっかりしていると姿勢も良く、声も通るものです。
最後に
会社とプライベートは別です。ということに関してですが個人的に、こんなエピソードがあります。会社に面接に来られた方を建物の中から窓越しに偶然見ました。面接前なのでプライベート時間です。会社に早めに着いたのでしょう。外で時間を調整していたと思います。緊張もあったのでしょうか喫煙されてました。面接前の喫煙は匂いも残るし公共の場所。その時点でどうなのかな?とも思うのですが、その方は吸い殻をその場に捨てたのです。
どこで誰が見ているかわかりません。
結果はご想像にお任せしますが「SDGs」や「サスティナブル」という環境や地域人々の健やかさを地球規模で考え守ろうということは企業のみならず個人レベルの行動でも大切なことと考えています。
人として何が大切かを真剣に考え行動し、共に成長していきたいものです。
「就活」が就職するための活動だけでなく、自分を知る機会としてとらえ
あなたの人生がより良いものでありますように。