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音楽家のゴール設定の間違い
ゴールが間違い
結婚がゴールと考えるから3組に1組が離婚するのです。私のバークリーの音楽の師匠も2回離婚しています。アメリカの心理コーチも2人目の奥さんです。
マイルストーンと捉えるのです。
マイルストーンとは「ここまで進んだよ」という標識です。
マイルストーンの例
「自分は専門学校卒業のキーボーディストでアレンジャーである。3年後はアイドルグループのアレンジの仕事をしていて、その時には自分のプロダクションを作る目標を持っている」
というイメージです。
なかなか伝わらない
これがなかなか伝わらずに困っているのですが、このマイルストーンは小さなゴールではないんです。ありがちなのが
「自分は3年後アイドルグループのアレンジの仕事をしている!」
という小さなゴールを設定してしまうことです。これだと良い感じの人を見付けて「結婚する」と決めるようなものです。その後の生活のすれ違い、金銭問題、食生活の問題、健康問題、老後の問題、子供の問題などを全く考えないから離婚するはめになるんです。
つまりはその状態になった時に「次に何を目指しているか」「脳内を何が支配しているか」を想定しておかないとダメということです。
私も失敗
私も24歳で大失敗しました。20歳の頃から心理のコーチと脳のコーチに「明確にゴールを決めろ」といわれて「1999年7月までにメジャー・デビューする!」と、決めていました。
そして、二人に「ゴールへの退路を断て」といわれて、「そのゴールが達成できないなら音楽を辞める」と宣言しました。
そして、メジャー・デビューした瞬間・・・
「で?」
と、なりました。
マイルストーンの種類
ここまででゴールを明確にするのではなくて、マイルストーンとしてその状態とその時の脳内までイメージしておくことの大切さは分かったと思います。
ここでマイルストーンの種類があります。それが私が音楽家コーチングⓇで主張している「人間関係」「身体関係」「音楽関係」「金銭関係」の4エリアです。まぁ4つ決めればいいだけです。
3つの質問
どうやってきめればいいか・・・これは3つの質問をします。
「もし、突如税金の掛からない1億円が手に入り、労働時間から解放され好きなようにお金と時間を使うことができるなら何をするか」
「もし、余命6ヶ月と宣告されたらどうするか」
「もし、ひとつだけ達成が保証されるという魔法を手に入れたら何をマイルストーンとして設定するか」
これで完成です。
まとめ
上記は拙著『音楽家の時間管理術』からほんの一部を抜粋したものです。書籍では50のワークとして紹介していますのでやってみてくださね。
御意見、ご感想、ご要望などはコメントにてお待ちしています。
津本幸司
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