音楽も文学も美術も哲学も全部同じ
ケーベル
ケーベル先生はご存知でしょうか。昔の藝大の先生です。ドイツ人です。チャイコフスキーに習った人です。ショーペンハウアー研究者です。美術史教えた人です・・・何者?! というくらいなんでもかんでもスゴいドイツ人の先生です。
教え子
日本の音楽家というとパッと誰が出て来るでしょうか? 滝廉太郎・・・当然ケーベル先生の教え子です。ケーベル先生がドイツ留学を斡旋してくれたんです。
日本の文学者といえば? 夏目漱石・・・当然ケーベル先生の教え子です。先生没後に追悼文書いてます。
日本の哲学者といえば? 西田幾多郎、九鬼周造、和辻哲郎、波多野精一・・・当然ケーベル先生の教え子です。
区別ない
美術も教えています。こういうのって区別ないんです。今が細分化してしまっているだけです。学問は総合的に捉えないといけないんです。
バークリーでは
バークリー音楽大学では美術の時間があります。絵画のことを詳しく分からなければ単位がもらえません。多くの学生はダ・ヴィンチでごまかしますw(代々受け継がれてる「これ書いとけば大丈夫」ポイントがあるからです)。私はルナワールの「ブージヴァルのダンス」で単位とりました。
藝大では
藝大ではどんなクラスに潜り込んでも良い時期があるので、美術のクラスに行きましたが、周りのヤツがたまたま臭かったので逃げましたw
で、文学を作るというか、本を作るというか、本当に製本する作業を教えてくれるコースに入りました。(私の本は私が製本まで作業しています。印刷のみAmazon)
ハーバードでは
バークリー首席見込みはハーバード聴講できるのですが、私はほぼハーバード入り浸りでした。彼らは全員、音楽も文学も美術も哲学もマスターしています。さらに運動は万能、トライリンガルはあたりまえ、性別関係なく美形、オシャレ、優しくて、健康的・・・
私が19歳の時に書いた技巧的で心理学サブリミナルを入れた曲『Freud's Iceberg(フロイトの氷山)』をハーバードの学生達にいとも簡単にあらゆる楽器でコピーされてビビりました。こっちは音楽専門の大学なのになぜハーバードの方が上なんだろう・・・って感じです。
早い話が多くの日本の人が「ムカつく」集団です。
ムカつく感情
この「ムカつく」という感情はニーチェの「ルサンチマン」というものです。これを乗り越えるというのが全ての始まりです。
そのニーチェの元がショーペンハウアーです。その辺りをゴッソリ教えたのがケーベル先生です。
あらゆる人が残している
あらゆる著名人が残しているケーベル先生に関する文章を読んでください。人生変わりますよ。
は、86円?
む、無料? すごい時代ですね。
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津本幸司