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98%の日本人音楽家が知らない3種類の学習法
音楽家の学習
初めまして、この記事をお読み頂きありがとうございます。津本幸司と申します。昔、音楽家をやっており、音楽教育機関を運営しておりました、世界中の音楽大学でも教えてきております。学歴は幼少から中東・欧州の教育を受け、ロスの音楽高校、ボストンのバークリー音楽大学、東京藝術大学大学院博士課程単位退学です。
世界では常識なのですが、日本人音楽家が知らない3種類の学習法を紹介します。知っている方はするーして下さい。知らない方は「スキ」ボタンをどうぞ宜しくお願い致します。
結論
①チューニング
②トーニング
③トレーニング
この3種類です。
①チューニング
楽器でも、身体でも、知識でも、演奏技術でもまず、練習や学習をする前に特定の「調整された状態」にする必要があります。調律していないピアノを弾いたり、チューニングされていないギターを弾いたり、寝起きで筋トレしたり、寝ながら本を読んだりしても無意味なのはお分かりの通りです。まずは、チューニングが必要です。
自分がなにか学習を始めようと思った時に「自分はチューニングされてるか?」を問うてください。
具体的には、精神的にモヤモヤがあったりしないか?肉体的に健康な状態かどうかを問うてください。もし、不適切な状態なら音楽の前にそれらを調整してください。これが時間管理、人生管理の最初のステップです。私はこのような時間管理、人生管理を適切に行う音楽家を増やすことに今年前半命を掛けています。個人相談でたくさんの音楽家をチューニングしています。私に相談していただいてもいいですし、自分でなんとかできる方は早めに対処してください(ちなみに音楽で生計を立てたい方専用の公式LINEにて時折面談募集しています)
②トーニング
このトーニングが最も日本人音楽家がやらないことです。トーニングとはチューニングとトレーニングとの間にある概念と考えてください。例えば、女性が(今時は男性も)化粧水の塗った後にお肌の色調を整えることもトーニングといいます。お腹の筋肉をバッキバキに割るトレーニングではなく、主婦がちょっとお腹の引き締めをするような運動をトーニングといいます。風邪が治った直後には「ちょっと病み上がりだからトレーニングじゃなくてトーニング程度にジム行ってくるわ」と言ったりします。スポーツニュースで、怪我から回復した野球選手の情報を「○○選手はキャンプで朝から怪我の回復を見ながら調整程度にとどめておきました」というのを聞いたことがあるでしょう。これたトーニングです。なんとなく雰囲気伝わるでしょうか?
チューニングされてはいるのですが、この時点でトレーニングしても意味がなかったり、いきなりトレーニングは危険だったりする時に行うのがこのトーニングです。
この時期を見極めるのが自分ではできないのです。私は30〜60代の兼業音楽家を見て「あ、あなたトレーニングの時期じゃなくてトーニングの時期でしょうが・・!」と今年頭は何度もしてきました。自分を信用してはいけません。私も自分では見極めず、師匠やコーチに雑談しながら探ってもらいます。
③トレーニング
ここまで来たらやっとトレーニングです。チューニングもトーニングもおわって、絶好調な状態を作ってからやるものなんです。多くのアマチュア音楽家や、プロを名乗る貧乏音楽家(レッスンしながら貰い仕事をあくせくこなすような音楽家)や、兼業音楽家はとにかくトレーニングを行い、他人にもトレーニングを推奨し、トレーニングの方法ばかり考えます。あろうことかその「効率化」までを「時短テク」として考えたり、教えたりするのです。これが音楽家として最も愚かな行為です。時間管理とこのような愚行とは全く異なるということをまず押さえて下さい。
まとめ
音楽家は時間に価値を与える人種です。自分が今何の時間を過ごすべきか分からないようでは、価値を生み出せるはずがありません。危機感を持ってください。
おしまい♫
以下の書籍でもワークをしながら時間管理、人生管理のご準備を宜しくお願い致します。
音楽と体の
チューニング
トーニング
トレーニング
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