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音楽家が余暇に資産を作る方法

余暇

「余暇」を英語で「レジャー・タイム」と言います。この「レジャー」という言葉が「遊び」を連想させるので良くないということをアメリカの講義でしばしば話します。「フリー・タイム」もイマイチです。日本語でも「余分な暇」という漢字を書くのがどうも気に入らないのは私だけでしょうか。私達音楽家は音楽活動以外の時間を資産形成に向けて使うようにします。どのように使うかを7つ紹介します。

⑴英語の学習

ロシアの田舎で暮らす音楽好きな労働者が資産形成しようとロシア語でネット検索しているとしましょう。微笑ましいですよね。ロシア語なんてネット上で6%くらいしかありません。しかし、日本語は5%です。つまり、日本で暮らす音楽好きな労働者が資産形成しようと日本語でネット検索する方が効率が悪いのです。ほとんどの一次情報が英語です。私も時折日本語でインターネット検索をしますが、英語の一次情報からかなりねじ曲がっていることに驚きます。断言します。年齢に関係なく英語を読む能力だけでも上げると資産形成のスピードがギア一段分上がります。

⑵親と話さない

「なんてことを言うんだ」と思うでしょう。今の自分が成人するまでの脳を形成したのは親御さんです。親御さんの資産形成に対する考え方が正しければ、今頃は既に資産形成できているはずです。しかし、無視しろと言うわけではありません。金融、経済、貯蓄、資産形成について親御さんの価値観に納得しないようにします。

⑶先生を無視する

幼稚園、小学校、中学、高校、大学、大学院、さらには音楽の先生もいたでしょう。その先生方のお金にまつわる話を無視します。記憶に残りやすいのですが忘れましょう。先生という職業を選んだ人です。資産形成とは無縁です。ちなみに私の両親は教師ですので、親と先生の両方を兼ね備えています。一切お金に関しては話しません。これに関しては両親も私が優位であることに同意済みです。

⑷フライングする

時間が空いたなら次の予定にフライングします。12時待ち合わせなら11時30分に到着します。明日提出予定の書類なら、今日のうちに提出します。「間に合う」という概念を捨てて、フライングする人に富が集まるのが世の中のシステムです。

⑸泥棒を消す

泥棒と付き合ってはいけません。当然、泥棒に自分の所有物を奪われてはいけません。最も大切な自分の所有物は時間です。挨拶やメールの文章などで一言でも一文字でも余分に時間を奪う人を篩に掛けて人脈から消し去ります。これが結構キツいのですが、大切な人が泥棒なこともあるのです。しかし、目的が資産形成ならその人脈は捨てます。

⑹ぼーっとする

ぼーっとすることが強烈に大切です。「ぼーっと」という言葉がどうも間抜けな感じがするだけです。ぼーっとしている時は脳内がデフォルト・モード・ネットワークという神経回路が活性化する状態になります。わかりやすく言うと、自分の行動や考えの反省会を勝手に脳がやってくれるのです。「いいこと思い付いた!」という状態がしばしば起こります。「なんでメモが取れないお風呂の中でこんなこと思い付くんだよぉ・・・」というご経験はあるでしょう。

⑺生産性のないことをする

生産性のないことをするというのが、レジャー・タイムの使い方の最終兵器です。ロッド・スチュワートという歌手をご存じでしょうか? 世界的な歌手ですが趣味が鉄道模型です。全く生産性のない趣味です。これが勝ち組の究極の形なのです。これができると、生産性の呪縛から解放されて、本当に楽しいと思えることを、本当に好きな人とだけできるようになります。つまり、資産形成をし終わった状態が先取りできるのです。自動的にその資産形成という途中過程は引き寄せられます。

人に言ってカッコイイ趣味なんかは、自分をよく見せるための生産性のある趣味です。これは意味がありません。そして、残念ながら音楽家が余暇に音楽活動をするというのは良くないのです。思いっきり生産性があるからです。「少女フィギュアに話しかける」くらいの人に言えないような趣味でちょうどいいのです。私個人も最も難しいのがこの「生産性のないことをする」ということです。読書をしても生産性に繋がり、散歩をしても音楽的な感性の向上に繋がってしまいます。何を見ても、何を聞いても、何を食べても、たとえ寝ていても、間接的に生産性を上げてしまっています。現在進
行系で模索中です。いち早くロッド・スチュワートの域に行きたいものです。

ちなみに、SNSやテレビやまとめサイトを観るというのは、生産性を減らす行為ですのでダメです。

まとめ

資産形成に適切なレジャー・タイムの使い方を身に付けてください。

上記は『音楽家の資産形成術』の50章のうち第45章を簡略化しました。

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最後までお読み頂きありがとうございます。

津本幸司

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津本幸司
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