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音楽家は最低三つの言語を使うべき

言語

厳しいことを言うようですが、音楽業界はトライリンガルが当たり前の世界です。英語と専門分野の言語が必要です。

例えば、オペラ歌手の場合は英語とイタリア語です。器楽の専門家になるなら英語とドイツ語です。その他にもフランス語、ハンガリー語など専門とする言語を見付けてください。

関係ない言語でもいい

音楽と関係のない言語でも構いません、自分が必要となればアラビア語でも、中国語でも大丈夫です。

とにかく3言語

とにかく3言語必要です。藝大でも第2外国語を専攻させられます。バークリーでも外国語の授業があります。とりあえず3言語というのがスタンダードなのです。

理由

3言語必要なのは世界の見え方が変わるからです。日本語だけでは世界の見え方が偏りすぎているのです。

先日はYouTubeで解説した質問で「なぜ英語では兄と弟を区別せずブラザーというのか?」というのがありました。この質問が出て来る時点で外国語を知らないということです。

解説の時に言いましたがエスキモーの人々は「雪」に対して十数個の単語を持っています。さらさらの雪や、すぐに融ける雪という感じでしょうか? このような言語の違いを知ると、自分達が偏った見解であることを実感させられます。

そして、それを世界の音楽家がどのように表現しているかを知ることができるのです。

たとえば、「パピヨン」という曲があったらどんなイメージでしょうか? 蝶々のイメージかもしれません。キレイにひらひら飛ぶ感じですよね。しかし、フランス人は蝶も蛾も区別せずパピヨンとよんでいるので、蛾のことを表現しているかもしれません。

別の例

「ライス」という曲があるとしましょう。私達にとってみたら稲のことか、玄米のことか、精製米のことか、炊き上がったご飯のことか分かりませんよね。

このような差異があるということを知るために最低3言語必要なのです。

まとめ

この記事では「3言語使いこなせれば音楽家として成長しやすい」ということだけ覚えておいてください。

津本幸司

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津本幸司
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