音楽家の映画『八犬伝』ネタバレなし 感想
シリーズ
昨日の記事で詳しく書きましたが、私は50歳の老いぼれ音楽家ですが、昔からシリーズものに取り憑かれたようにたくさん出版物やアルバムなどを作ってきました。
そしてもっとも影響を受けたのが『南総里見八犬伝』です。ご存知ドラゴンボールの犬版です。逆ですけどね。
そしてその「八犬伝」を書いている姿を物語にしたのが山田風太郎の『八犬伝』なのです。
映画化
これが映画化されました。起きるなり興奮してこの席を押さえました。
前提
ネタバレを回避するために前提知識をお話しすると、葛飾北斎というシリーズ好きがいますよね。「富嶽三十六景」で有名です。そして、数十歳若い歌川広重が「東海道五十三次」をシリーズ化したもんだから、負けてられるかと「富岳百景」出したとかの逸話が残っています。この流れにストラヴィンスキーもドビュッシーもジャポニズムにどっぷりハマったのです。
音楽家の方はまずこの前提を押さえてくださいね。この視点で、音楽のフランスの巨匠、ロシアの巨匠をどう魅了したかを探る旅です。それを馬琴(八犬伝の著者)視点と、葛飾北斎視点で客観的に見るのです。
内容
これは公開されていることですので、ネタバレではないのですが、馬琴と北斎の会話と、八犬伝の話が交互に流れます。現実と虚の世界を行き来するのです。ここが見所です!あらゆる伏線が!!これがポイント。泣けます。
八犬伝は昔からよくある話の戦隊物的な再現方法ですが、CGがスゴいです。
メイクも衣装もスゴいです。19.8×8.3mのスクリーン(TOHO日比谷のスクリーン1)でドデカいのですが、本物に見えます。一点の粗もありません。
感想
とにかくカラー・グレーディングがもの凄いと思って感動していましたが、それ以前にライティングがスゴいんです。ティールではなくて、広重ブルーというか、八犬士の刀に映る月明かりの色が星空を見ているようでした。
主役チーム(馬琴、北斎、八犬士)への感想は他の専門家の記事をお読みください。
浜路はご存知ですか? 八犬伝でワシに攫われる赤ちゃんです。河合優実がその役でチョロっとしか出てきます。まぁ23歳の女の子がこんな大和撫子の名演を・・・と思います。感激しました。
黒木華はお路役(馬琴の息子嫁)で登場します。通常のフワフワの役柄ではなく、マジ役で泣けます。
まとめ
デカイスクリーンで見て下さい。(案件でもなんでもなくタダのファンです)
津本幸司
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