中野区のぼろアパートからタワマンに引っ越した30代のギタリストがやった5つのこと
「神田川を見るのがつらいです」と相談を受けたのは数年前。中野区のぼろアパートに済んでいた30代半ばの音楽家の彼は
「一生このままで終わるのでは」
と心配になっていました。私は答えました
「そうですよ。その考え方だと、そのままで一生終わりますよ」
その数年後タワマンに引っ越した彼がやった5つのこと・・・紹介します。
結論
以下の5つのスキーマを作らせました。(スキーマとは構造を把握するための表みたいなものとお考え下さい)
①公平性のスキーマ
②大惨事のスキーマ
③安全性のスキーマ
④自己管理のスキーマ
⑤拒絶構造のスキーマ
一つずつ見て行きましょう。
①公平性のスキーマ
「いつもこんなに頑張ってるんだから、報われて当然」と公平を願う考えがおかしくないかを考えます。
②大惨事のスキーマ
「この生活を維持しないと大惨事になる」と現状維持を正当化すると、現状自体が大惨事であることを見ないようにしています。自分の希望と矛盾します。
③安全性のスキーマ
「音楽でトライする行動はあまりにも危険だ」と向上心をブロックすることを、リスク管理と考えてしまうと身動きが取れません。
④自己管理のスキーマ
「自分はこういう人間だから」と過去に決めつけた自分像が今の自分を動けないものにしているのです。
⑤拒絶構造のスキーマ
「これはしたくない」との決定の根底にある理由が「今の快楽優先」である場合は、種をまかずに花を羨む行為です。
絡み合いを見つける
自分の5つのスキーマがどのように絡み合ってるか、邪魔しあってるか、相乗効果を生んでるかを立体パズルのように組み立てていくと・・・一個の大きな「これさえなければ」とか「これさえあれば」というのが見つかるものなんです。
彼と私の2人で書いたスキーマのページ数は160ページ、ノート2冊分です。
「あ、これだ・・・」
と、見つけたのは、30年以上に及ぶ「根拠のない思い込みという色眼鏡」で自分の音楽人生の全てを見ていたことでした。その色眼鏡をカチャっと外した1年後にタワマンに引っ越しました。
まとめ
思い込みって本当に怖いのです。その思い込みが信頼するご両親や、尊敬する先生や、仲の良い幼少時からの知人から植え付けられていたりするのでなかなか「思い込み」だと気付かないのです。
是非、音楽家の方は、自分の潜在能力をブロックしているその色眼鏡が掛かってないか、是非5つのスキーマを書き出す作業をして下さい。
お読み頂きありがとうございました。
尚、上記は「海の日の音楽家コーチング・セミナー」の内容からほんの一部をブログ記事用に分かりやすくしたものです。本番ではもっと本格的です。
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津本幸司