華氏451

Amazonオーディブルで聴き終えた後、DVDを持っていたのを思い出して引っ張り出して観る。
最初デッキに挿入した時ディスクが壊れていると言われてちょっと焦ったが、指紋や汚れを綺麗に拭き取って再度かけたら観ることができた。めでたし、めでたし。
監督、脚本がトリュフォーだったことが記憶から蘇る。トリュフォーは英語ができないということだったがブラッドベリとは面識があったのかしら?
中高生の頃に観た時には書物愛に深く感じ入ったが、書物がデータとしてアーカイブされている今となっては本を燃やす消防士が贅沢で特権階級的な行為のように感じられた。
歴史的に見れば焚書は、どこ国でもいつの時代でもあって今に伝わらない書物もたくさんあるのだろうが、ロシアや中国で起きていることを垣間見ると現代でも起こりえることのように思える。
私個人的に言えば、書物というよりも小説や詩、フィクションを必要としている人が、深い友人関係を築ける人だと再認識した鑑賞体験だった。

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