高遠鴨
自分のすきなものだけに囲まれていたい、すきを集めた宝箱
ゴジラ-1.0を観た 久々の劇場での映画鑑賞はマーベルかゴジラで迷ったが、日本映画を選択。 公開時の記者発表で庵野秀明が登壇して山崎監督と対談したという記事をチラリと目にしたのを除くと予備知識無しで鑑賞。 シンゴジラが現代を舞台にしていたのもあったせいか、第二次世界大戦末期で特攻隊員が主人公だったのは予想外。-の意味はそういうこと? 最後まで観て最初に浮かんだのは、これはゴジラ版トップガンだなと言う思い。あんなに強かったゴジラがこんな作戦で死んじゃうなんてという感想は拭いき
彼岸の仏事法要は日本だけなものらしい。
#日経COMEMO #NIKKEI
Amazonオーディブルで聴き終えた後、DVDを持っていたのを思い出して引っ張り出して観る。 最初デッキに挿入した時ディスクが壊れていると言われてちょっと焦ったが、指紋や汚れを綺麗に拭き取って再度かけたら観ることができた。めでたし、めでたし。 監督、脚本がトリュフォーだったことが記憶から蘇る。トリュフォーは英語ができないということだったがブラッドベリとは面識があったのかしら? 中高生の頃に観た時には書物愛に深く感じ入ったが、書物がデータとしてアーカイブされている今となっては本
録画しておいたのを観る。1973年作だから50年前に制作されたアニメ映画。ちょっと気持ち悪いアバターみたいな青い巨人が支配する惑星イガム。小さな人類オム族はペットのように飼育されている。そのほかに原始的な生活を営む者たちもいる。ペットだった主人公は学習を重ねて逃げ出し、仲間の人類と合流、自由を求める戦いを起こす。 古いなあと感じながらもついつい魅入られてしまったのは、最近オーディブルで聴いているレイ・ブラッドベリにも通じるものがあるな。 時代についていけなくなったのか、懐古趣
レイ・ブラッドベリ、小笠原豊樹訳作品をオーディブルで聴き終える。 中学生の頃だから70年代半ばに初めて読んで、その後も何度か目を通しているんだけど、プロットはほぼ忘れていた。地球から移住してきた家族が火星人だというラストは印象深く残っているのだけれど。 70年代当時は2030年なんて遠い未来のことだと思っていたが、今私は現実としてその未来に暮らしているのだ。惑星の研究も進み火星探査機のインサイトは毎日のように画像を送ってきてくれるようになった。 火星人がいて運河もあって砂船が
これも年末年始に撮り溜めてあった映画。 2019年公開、前作の『僕のワンダフル・ライフ』という作品があるらしいがそちらは観ていない。 ワンコが何度も何度も輪廻転生してもともとの飼い主のところに戻ってくる。今回は夫を亡くしたトッポい母親に育てられる女の子のそばにいて助けてくれる。デニス・クエイドがおじいさんで前作では主人公だったらしい。 正月ボケのアタマにはふさわしいほんわかした優しい作品でした。犬を飼ってる人には、よりもっとじんわりくるんだろか。 ダメな母親役の女優ベテイ・ギ
ディズニーランドで遊ぶ。先日浦安市の成人式がディズニーシーで行われたとニュースが伝えていたが、同じく市民としては感謝を込めて1月にTDRにお金を落とすのが正しい在り方なのかどうなのか☺️ 今回のテーマは各種ショーと未体験の美女の野獣のアトラクション。 手始めに朝からジャンボリミッキーに並ぶ。前にいた幼い姉弟とジャれあう。一緒にいたお婆さんの方言は広島弁かな?子供たちは私のバックパックの肩紐につけたちっちゃなプーさんに気を取られていて可愛かったです。 パレードはニューイヤーを見
イエスマン “YES”は人生のパスワード 原題Yes Man。 年末に録画してあったのを自宅で観る。 主演のジム・キャリーとヒロインのズーイー・デシャネルが好きな俳優であることもあったけど、予想していた以上に愉しむことができた。 変な新興宗教への批判的精神を持ったパロディかなとも思ったが、さすがジムキャリー、純粋にコメディとして作品世界に没入して観入ってしまった。 ズーイー・デシャネルは銀河ヒッチハイク・ガイドみたいなおバカなSF映画に出てるかと思えば、500日のサマー(モ
目が悪くなったのでオーディブルで聴くことが多くなった。主には小説。村上春樹、平野啓一郎、藤井太洋、カズオイシグロ、レイモンドチャンドラー、ミヒャエルエンデ、劉慈欣それに本屋で平積みされていた逢坂冬馬。与謝野晶子源氏物語も何とか聴き終えたが森鴎外は無理でした。小説以外ではオードリータン、ジャレドダイアモンド、ユヴァルノアハラリ,出口先生など。 目で読んだ本は軽め、山内マリコ、佐藤正午,親鸞聖人関係。 映画では,劇場で見た作品を最近から遡って思いおこしてみると小説をオーディブルで
90歳のおばあちゃんが自転車でアメリカ大陸横断するロードムービー観てるみたいな小説、ほんとうに映画化を期待! あとがきにもあったが、パウロ・コエーリョの作品に東洋哲学をプラスしたような不思議な物語、ウロボロス?輪廻? おばあちゃんや作者の名言たくさん。 いくつか読書メモに残したものを以下備忘録として記しておく。 子どものころは人とちがうのが怖くて仕方がないものなのよ。でも大人になると、人と同じなのが怖くなる。 あたえればあたえるほど、たくさん手にはいる。 必要なのは、自分が
今年のアカデミー助演女優賞を獲ったうわさのミナリを観た。 冒頭のシーンから、お父さん役の男優が有吉弘行に見えた。特にアメリカの田舎での生活が猿岩石の電波少年時代の旅にも重なり、悲惨なシーンも可笑しくなってしまったよ。 韓国映画いいな。 韓国での生活に希望を抱けずアメリカに渡った家族。ヒヨコのオスメス選別の仕事から抜け出し農業に人生をかけたいお父さんとそれについていけないお母さん。 不幸なことが起こらないようにと願いながら最後まで飽きることなく固唾を呑んで観ていた。 時間とても
脚本 坂元裕二 監督 土井康泰 坂元裕二が描くベーシックなラブストーリー。80年代から続く伝統的な物語のフレームを2020年に置き換えてもやっぱり心に響いた。とってもいい作品だなあ。 好きな小説や音楽、芝居が一緒だから話題が弾んで恋に落ちるなんていうシチュエーション今でもあるのかなあ。あったらいいなあ。 菅田くんと有村架純ちゃんのダブル主演もさすがでした。 押井守のカメオ出演、チケットを無駄にした天竺鼠、寡作な今井夏子が芥川賞を取る、ゴールデンカムイなどなど。作品中で触れら
1996年 カナダ 監督がクローネンバーグ、原作J•G•バラード このコンプライアンスガチガチの今、よく公開上映できたなあ。 冒頭から始まり全編の80%以上を占めるという性描写はさて置くにしても、何度も出てくる煽り運転シーンはどうなのよって思ってしまう。 正直、観終わった後とても疲れました。 自分自身が運転しなくなったからか。若い頃は酒飲んでビュンビュン走ってたけど、その頃観てたら印象も変わっているのかもなあ。 「ワイルド•スピード」シリーズのおバカ感ならまだ救われるんだけど
原題 Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance) 無知であること、それがもたらす予期していなかった美徳 一度スターの座を掴みながら、その後20年以上も泣かず飛ばずの60オトコの物語。喜劇でもあり悲劇でもあるなあ。 我が身に引き寄せて感情移入しながら観てしまう。 立ち直ろうとした新しいチャレンジのきっかけになったのがレイモンド・カーヴァーの『愛について語るときに我々の語ること』。村上春樹先生の翻訳で読んだ。忘れたから再読して
原題 Onward 前進、そこから先へ 楽しくて、明るくて、そして哀しいロマンチックなファンタジー。 公開時のキャッチコピーは 「少しの魔法があれば、世界は変えられる」ほか。 邦題の所以は、お父さんの身体が半分だけ戻ったからか、はたまた兄弟二人でひとりの魔法使いだからか、と勝手に推察する。 妖精たちが暮らす不思議な世界、でもそこでは科学文明が発達して魔法が消えかかっている。 病死してしまった父、再婚をする母、再婚相手の新しい父と子供たち、兄と弟の関係が交差します。 兄弟の声を