【初日】日本橋〜横浜
お伊勢参りをする事はずっと決めていたので、そのトレーニングとして日頃から歩いていた。
30キロは疲れるけども特に痛みなどなく、40キロは痛くても一日寝ればすっかり元通りだったので、お伊勢参りも割と舐めていた。
しかし蓋を開けてみたら無理無理無理無理。
荷物を背負って歩くと全然違う。
多摩川に荷物全部捨ててやろうかと思った。
足痛い。
そんな一日目。
お伊勢参りするならやはり江戸の中心、日本橋から。
五街道(東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道)の起点、日本国道路元標を11時に出発。
『五街道の起点から始める』というのがまた良いじゃない。
『写真を一日五枚以上撮る』と決めると景色に注目するもんで、普段気にも留めていなかった三越がカッコ良く見えた。
スタート地点周辺で写真五枚達成してしまった。
セイコーのウィンドウだったかな?
ディズニー100周年らしい。
日本橋はウィンドウの街で、結構個性的な街なんだなぁ、と思った。
東京タワーあたりから段々、「つまんねぇな」と思い始めてきた。
都心を離れれば離れるほど見るものが無くなっていく。
大きな道路沿いをただただ歩くという、ずっと同じ所を歩いているような感覚。
殺風景で撮る景色もないので、ドナルド撮った。
歩き始めて15キロ地点で昼食。
体調も全然良好。余裕綽々。
ここらで本日の宿の予約をしたのだけれど、これが間違いだった。
新しい噺の稽古しながらゆっくり歩いていたので気が付かなかったが、20キロ地点で19時を回っていた。
宿まであと10キロ。
暗い夜道をただただ歩く。
右の足の裏の真ん中あたりが痛い。
見ると、ソールに穴が空いていた。
このままだと足の裏の皮がズルリと剥けそうな気がして、ドン・キホーテでソールを買う。
軽さが売りのウォーキングシューズが少し重くなった。
多摩川あたりで、足が硬くなってきた感じがする。
バス停のベンチを見つける度に腰掛けて足をマッサージしたが、あまり改善されなくなってきた。
足が痛い。
足の親指の爪が、肉に刺さっているような感じがする。
爪が剥がれそうで怖くて、体重のかけ方を変えたら股擦れならぬケツ擦れを起こす。
お伊勢参りをする上で、私のような体型だと絶対に股擦れを起こすと思っていたので、スパッツのようなピタッとしたランニングウェアを履いて、対策はバッチリだったのだけれど、歩くフォームを崩して、右のケツと左のケツが擦れるケツ擦れ(そんな言葉はない)を起こしたのだ。
一度どこかを痛めると連鎖的に色んなとこを痛める。
こんな事なら30キロ地点の宿の予約なんざしないで、
22、23キロ地点の宿にしておけば良かったと後悔した。
残り3キロ。
この辺りでは、王様に言伝をする為に命からがら戦場から帰還した兵士よろしく満身創痍。
鬼の形相で宿(24時間営業のスパ)まで辿り着き、大きな風呂に入った。
『無理せず楽しく』を心掛けていたが、無理したし、
無理がたたって、方々痛くなったので楽しくない。
だけど折れなかったのは、Xで沢山応援コメントを頂いたり、noteでサポートしていただいたりしたからだと思う。
24時間テレビのマラソンの応援メッセージ、あれ意味あったんだなぁ。
支出
ポカリ900ml 171円
ジョナサン
ドリンクバー 164円
揚げ出しモッツァレラ 219円
ペンネグラタン 846円
ソール 1405円
宿代 4050円
ぶどうサイダー 190円(超割高)
計6874円
体重
94.6キロ(ウェアを着た状態)
↓
92.7キロ(全裸)
反省
疲れたと思ったら近場の宿に泊まる
もう少し朝早くから行動する(辺りが暗いとテンション下がる)