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令和六年三月三十日 第五回黒酒八楽二人会 『968』於・スタジオフォー

基本的に誰かとの二人会は、「上手くいかなくても自分だけのせいじゃない」という感じがするし、「お客さんが自分目当てじゃない」という感じもあって落ち着いています。
が、今回はトリじゃないこともあって、もう落ち着きすぎていてよくわかりませんでした。
いいコンディションなのか悪いコンディションなのか。

結果、私のひとり会だったらぼちぼちの出来でしたが、八楽が頑張ってくれたので満足度が高い会になったかと思います。
自分で言うのも変ですが。

◎幾代餅
前日に夜に上げの稽古で、その翌日の昼にネタ下ろし。
なので覚えた通りにやるつもりでしたが、落ち着きすぎて思い付きで色々喋ってしまいました。
「あだち充の漫画についてはどう思う?」
「誰が誰だか」
「そうよね、これ白酒さんが言ってたの」
が出ちゃいました。
白酒の【幾代餅】を聴きすぎました。
この日限りということで。

で思い付きで喋って、噺を元の筋に戻す時に無茶苦茶になるというのを3回くらいやった気がします。(ギリギリ誤魔化せたと思ってます)

幾代餅について色々書きましたので、お暇でしたらこちらもどうぞ。
噺の備忘録

◎徳ちゃん
【幾代餅】とか【紺屋高尾】を綺麗な噺とするのが気に食わなくいので、アンチテーゼとして【徳ちゃん】をやりました。
【幾代餅】と【徳ちゃん】は地続きだぞ、という。

噺の展開が前後したりもしましたが勢いで誤魔化しました。
お客さんが引いちゃうところと「これはなんて噺だろう?」が合わさって無の時間がありましたが、最後は受け入れられたかと思っています。

サゲは取ってつけました。


エンディングトークで泣いちゃって喋れなくなってしまいました。
親子とか師弟とか弱いのに、その両方で来るもんだからもうダメでした。
涙腺崩壊というやつ。

今回はお客さんから「行けません」の連絡が多かったんですが、来れなかった人は運がいいですよ。
4/27の二楽八楽親子会をまっさらで楽しめますからね。
是非行ってみてください。

いやー、泣いた。
いい会だった。

ぶつくさ。

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