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【自分史:社会人3-5年目編🏄‍♂️】ぼくのゆとりのれきし

こんにちは、泉水太雅(せんずいたいが)と申します。

本記事は自分史の社会人3-5年目編。新卒でネオキャリアという人材系ベンチャー企業へ約2年間勤めた後、転職した株式会社yutoriでのストーリーと、その先のことを綴っています。

それまでの自分史に関するnoteはこちら↓

本記事は、誰かへ感謝を伝えるためとか、共感して欲しいという意図で書いているというよりは、あくまで過去の自分の経験の事実と当時の想いをつらつらと書いているだけです。

職務経歴書を書いてる時に「noteに経験書いてシェアできたら、自分が何していたのかってリアル感伝わってよくない?」と思って書こうと決めました。

そこらへんにいる一サラリーマンの経歴なんて興味ないやという人にとっては多分退屈です😂

泉水のことを知ってくれてる人や、近い界隈で仕事をしている人にとっては「へー、そんなことがあったのか」と感じていただけるかもなnoteです。


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設立数ヶ月、役員とアルバイトしかいないタイミングでジョインすることになったyutori。スタートアップの色もかなり濃く、幅広に業務をやらせてもらってたと思います。

ぼくがyutoriで経験してきたことを並べると下記のような感じ↓

・採用/人事(2019年2月〜現在)
・イベント事業ディレクター(2019年2月〜2019年5月)
・カスタマーサポート事業リーダー(2019年10月〜2020年2月)
・アパレルD2Cブランドディレクター(2019年5月〜2019年10月・2020年3月〜2020年7月)
・商品企画(2021年1月〜現在)
・撮影ディレクター(2021年3月〜現在)

採用/人事をメイン業務として持ちながら、事業において必要なポジションを兼務していました。

ビジネスサイドで経験を積む→コーポレート側(特に採用/人事)に異動するケースをしばしば見かけます。現場を経験することでポジションに求められる役割の言語化を細かくできたり、事業の課題感を手触り感持って認識でたり。それをぼくは両方平行して担うことになり、兼任は大変でしたが、先述の通り事業側も見ていると相乗効果で採用業務にポジティブに働くこともあり、面白みもありました。

そして、そんなyutoriをこの度卒業します。

入社から具体的にどんな変遷を経てきたのかを語れればと思います。

オフライン事業に従事。yutoriに(2019年2月〜2019年5月)

入社と同じタイミングくらいで、明大前にあったマンションの一室オフィスを移して下北沢に『pool』というオフィスを構えることになりました。

オンラインに強みがあったyutoriですが、poolの設立を皮切りに、インフルエンサーや古着女子のファンなどの"コミュニティ"をオフラインで巻き込み、動かしていくこと、それが自分のミッションでした。

そんな中開催したのが、複数のインフルエンサーさんが集うフリーマーケット『フルギフェス』。参加いただいたインフルエンサーさんの総フォロワー数は約150万人、700枚の有料チケットがおよそ3時間で完売しました。

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インフルエンサーフリマイベント『古着フェス』

インフルエンサーとファンを繋げるようなHUBメディアとして、こうした溜まり場の実現だけでなく、クリエイターの表現の場の創出にも取り組みました。

その初めてのイベントとなったのが、古着女子×カメラマンわたらいももすけとのコラボイベント『わたらい展』。

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『わたらい展』

このような『古着女子』としてのイベントだけでなく、『yutori』としてのイベントもpoolで開催しました。

その1つが、イベント内容SNSシェア一切禁止のオフラインイベント『NIGHT POOL』。

第一弾では、VANQUISHや#FR2を手がける株式会社せーの代表取締役社長 石川涼さんと、STORES、STORES 決済(旧コイニー)を手がけるhey株式会社 代表取締役社長 佐藤裕介さんが登壇。

第二弾では、アパレルのメディア事業やD2C事業を手がける株式会社RiLiの代表取締役 渡邉麻翔さん、株式会社newnにて低身長女性向けアパレルD2CブランドCOHINAの創業者 清水葵さん、両方のイベントにyutoriから片石さんに登壇いただきました。(片石さんの企画と人脈様様)

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『NIGHT POOL』
入り口にて携帯没収&NDAにサイン

娯楽としてのファッションは、インフラとは真逆の性質を持っていて、正直ぼくらはそれが無くても生きていけると思います。(ファッションって「衣食住」とは言うものの、究極ユニクロの服複数着あれば困らないよね的な)

しかし、ファッションのような”無くてもいいモノ”に対するヒトの熱狂にオフラインでこうして直に触れて、「カルチャーから生まれるエンターテイメント」に携われることに、強く気持ちが華やぎだしたのを覚えています。


yutori風の時代。個人としては採用担当正式就任&インフルエンサーブランド事業始動(2019年5月〜2019年10月)

そんな中、yutoriに大きな風がいくつか訪れます。まずは採用の風。片石さんの求人ツイートがバズり、RT数260以上、いいね数1000件以上の大きな反響を生みました。

この時採用は片手間で自分が担っていましたが、この風を機に本格的にyutoriが採用活動に動くことになり、正式に担当者として自分が稼働することとなりました。

求人募集したツイート

現在会社で一番大きいブランド『9090』や、シティボーイ向けの『centimeter』のブランド責任者を担う舩橋さんや、コーポレート部門責任者の野崎さんが入社したり、既存の優秀なアルバイトメンバーたちがフルコミになったのもちょうどこのタイミングとなり、組織も進化していきました。

『9090』クリエイティブ責任者 鈴木くん

nemne』クリエイティブ責任者 えとちゃん

コーポレート部門責任者 野崎さん

直接ご報告ができなかった方々が多く、申し訳ないのですが、新卒で入社したビズリーチを退職し、8/1よりバーチャルモデルエージェンシーVIMにジョインをしております。 (新卒で入った前職には頭が上がらないほどお世話になったので、どこかのタイミン...

Posted by 舩橋 誠 on Monday, October 7, 2019

現『9090』・『centimeter』ブランド責任者 舩橋さん


過去に舩橋さん、鈴木くん、えとちゃんのインタビュー記事も書いてますので良かったら↓


そして、yutoriがアパレルD2C事業をより強めていくために、オフラインのイベント事業から舵を切り、インフルエンサーとの共同ブランド設立を進めることになり、自分もそちらへ注力することとなりました。

当該ブランドは、立ち上げ初月から3桁万円以上の売上を達成することができたり、WEGOとコラボしたポップアップイベントの開催を実現できました。(まさか学生時代のアルバイト先のWEGOと仕事することになるとは..)

数ヶ月インフルエンサーの子と一緒に奔走したのち、結果として本人たちの希望で、本人たちだけでブランドを継続することになったため、現在はyutoriは関与していませんが、会社で掲げる理念臆病な秀才の最初のキッカケを創るをまさに体現できた事例かなと感じています。アパレルブランドを立ち上げたいと考える人はたくさんいる中で、なかなかその一歩を踏み出せる人が多くない中、その表現の一助ができました。

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yutoriの理念『臆病な秀才の最初のキッカケを創る』

また、今後の事業の方向性などを決める合宿なるものを初めて行いました。

こうした合宿や、月に一度開催していた締め会もアップデートを毎月行なっていて、社内での定期行事も増えて進化していき、会社が少しずつ会社らしくなっていきました。

合宿のしおり

締め会コンテンツ『ととのいカード』


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加えて、このタイミングでyutoriの会社ロゴの変更も行いました。



yutoriロゴ変更の約2週間後、バーチャルモデルをyutoriが手がけていたことを発表するとともに、バーチャルモデルのみが所属するモデルエージェント『VIM』の設立をリリースします。

poolへオフィスを移した以来の反響、yutoriにとってのセカンドインパクトが起こりました。


そんなyutoriには、古着や90sのようなカルチャーのリバイバルと、バーチャルのような時代の最先端を掛け算したエポックメイキングさがあったと思います。

コンテンツや情報などがありふれて飽和しているこの時代にもかかわらず、自社をミレニアルコンテンツカンパニーと謳い、yutoriの代替となる企業がないことに強い誇りと愛を持っていました。

ゆとりの『ゆとらない日々』アカウント


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当時、オフィス移転を記念して開催したパーティ『ocean wave』


そのパーティの様子を書いた記事も書きました▼


あと、インターンの子がインタビューもしてくれました▼
(この頃はまだ自分が最年少の社員だったらしい)


売り上げ爆風。問い合わせへの返信が追いつかない。社員総出でLet's CS(2019年10月〜2020年2月)

既存のアパレルD2Cブランドも様々な転換を経て、ありがたいことに売上が一気に伸びました。しかし、売上が急激に伸びた一方で、それと比例してお客様からの問い合わせ数も比例して増えていきました。

専任でCSを担えるメンバーがおらず、社内のメンバーがメイン業務と兼任しながらCS対応を行うこととなりました。ぼくも例外ではなく、むしろCS事業部のリーダーとして、問い合わせに対しての返信をする対症療法と、そもそもの問い合わせを減らすための根本療法の両方に従事しつつ、採用の業務も担っていました。

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時には社員で朝6時に出社し、夜23時まで対応するパワープレイな日もあり、やや大変な日が続きました。


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CSをまるっと任せられるメンバーの採用活動に従事し、結果として現CSリーダーのコットンが入社してくれて、徐々に落ち着ちついてきました。

(ちなみに2021年現在はというと、すっかりCS周りの課題は落ち着き社内のメンバーひとりが片手間で対応するくらいで収まる状況になりました。売上と比例してCSも増加するという構造を抜本から改善してくれたメンバーとサービスに本当に感謝。)

この頃、入社してちょうど1年経つくらいの頃でしたが、1年を経てメンバーがガッと増えてフットサルなんかもできるようになり、このような社内行事ができるようになっただけでも大きく変わったなと感慨深かったです。

あとちょうどこの時期、WantedlyのPV数ランキングも1位になりました。

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単純に人数だけが増えていたのではなく、アルバイト/インターンレイヤーも含めてかなり見極めを厳しく行っていて、手前味噌ですが質の高いメンバーの採用ができていたと思います。

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「採用担当×〇〇」。次は既存アパレルD2Cブランドのディレクターとの兼務(2020年2月〜2020年7月)

採用業務と兼任しながら、これまでもオフランイベントのディレクターや、インフルエンサーブランドのディレクター、カスタマーサポート事業のリーダーなど、ビジネスサイドの職種を担っており、「採用担当×〇〇」として努めていましたが、今度は自社の既存のアパレルD2Cブランドのディレクターとして従事することになりました。

ここでいうディレクターとは、ブランド責任者が描くブランド戦略を実現するための、戦術実行隊長のような役割を担うこととなりました。自社ブランドを戦略に則ってグロースさせるために、社内社外のさまざまなステークホルダーとコミュニケーションを取ったり、売上KPIのレポーティングなど行なっていました。

担当者自分のみ&目標も週次で変動していた採用のとは打って変わって、久しぶりに明確な数字・売上を追いかける職種に就任して、前職の営業時代を思い出しワクワクしたことを覚えています。

ぼくはウルトラCのような突飛なアイディアでホームランを打つのは得意ではないですが、マメさを活かして堅実にタスクを捌くことはできる方だったので、現状の改善活動に従事しました。

・朝会の実施の提案と実行
・KGI/KPI報告フォーマットの刷新
・MTGでの報告内容/報告者の刷新
・SNS運用担当、ロジスティクス担当、クリエイティブ担当、CS担当など、それぞれ業務が追いついていない役職の仕事をカバー

などなど。結果として数ヶ月売り上げ未達成ブランドの、売り上げ達成まで持ってくることもできました。

しかし.....少しずつブランドの業務も増えてきた中、同時に採用の業務も逼迫していました。日中は面接を多い時は5,6件こなし、朝と夜、隙間時間にブランドディレクターとして従事する日々。土日稼働しても間に合わず、少しずつパツっていきミスも発生してしまいました。

上長と相談し、結果としてブランドディレクターは新しく入社してくれたメンバーに任せ、自分は採用担当専任になりました。

ディレクターの業務を自分だけでまかなわず、メンバーに下ろしていったり、採用も面接以前にもっと書類で見極めの精度を高くすれば時間を確保できたかななど、各業務を”カロリーをかけずどうしたらもっとヘルシーにこなせるか”をもっともっと考えればミスも起こらなかったのではと、反省した出来事でした。

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当時のGoogleカレンダーの予定

採用/人事専任になる。タレントマネジメントや広報にも手を広げる(2020年7月〜2020年12月)

これまでも採用&人事を担っていたとはいえ、9割の業務は人事というより、ほぼ採用業務に割いていて、社内のメンバーへのオンボーディングやケアなどができていませんでした。

『wevox』というモチベーションサーベイを導入と運用をし、メンバーのメンタルの健康診断を定期的に行い、各メンバーとの1on1の実施などを行なったりしました。数字に表れている健在的な課題感と、元来の自身の強みである感情察知能力を駆使した定性的で潜在的な課題感いずれも探れるように、ケアできるよう努めました。

採用業務もアップデートしようと試み、Wantedly経由の採用がメインだったものを、エージェント・ダイレクトリクルーティング・リファラル採用といった王道の採用手法に加え、「インスタ採用」も始めました。

これは、インスタのフィード投稿を参考にして、人柄やセンスを判断し、「良かったら面接受けませんか?」とDMを送る手法です。クリエイティブ職種、デザイナー職種など、ポートフォリオで判断するような職種やセンスが問われる職種には持ってこいの採用手法だと思います。パイは圧倒的に多いし、スカウトは無料だし、人となりもなんとなくわかるし。

その他、片石さんや取締役のかずまさんも動いてくれて、YOUTRUSTのプロジェクト『すごい副業』に出させてもらったり、『ゆとらない採用』といったプロジェクトも走ったりしました。


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すごい副業 ゆとり社長とゆとらないD2Cブランド立ち上げ

ゆとらない採用
(ドメイン”not.yutori.tokyo”がイカしてません?)


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ゆとらない採用プロジェクトに付随して開催したトークセッションイベント

諸々片石さんとかずまさんの企画と人脈様様。

採用広報なるものも初めました。noteを通じて会社について発信を行なってみると、ぽつぽつとリアクションをいただくことができました。

文章を褒めていただくなんて、過去に経験も全くなかったので嬉しかったと同時に、「書く」とか「発信する」ことを面白いと感じる新しい自分を発見しました。(自分史をnoteにまとめてみようとなったきっかけでもあります)

また、この時期の会社としての大きな動きがありました。


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ZOZOグループへのジョイン。


これを機に上場という大きな目標を目指すことになり、より組織のスクラム度が増したタイミングでした。

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再びブランド側のポジション兼任。商品企画・SNS運用・撮影ディレクターなど。そして他社へのサポートも開始(2021年1月〜2021年6月)

その後採用も順調に進み、年末年始ごろにWantedly経由やリファラル採用などが功を奏して、ちっひー、まこちゃん、よこちんさん、にいなちゃん、みくみんなど、優秀なメンバーが複数人入社してくれました。(ポジションは、ブランド責任者・システム管轄責任者・キャスティング責任者・デザイナーなどなど)


これを機に採用活動が良い意味で収束し、ぼくはブランド側のポジションのサポートに入ることになりました。ブランドは『My Sugar Babe』という立ち上げ1ヶ月に満たないサーフ系のブランドでしたが、yutoriのブランドの中で過去最高の初速を誇ったブランドでした。

My Sugar Babe

ぼくはたいそうなことはしてませんが、グラフィックデザインや布帛アイテムの商品企画や、自身がインスタライブに出て、新商品の宣伝をしたり、撮影ディレクター※などを担うこととなりました。

(※ブランドとテイストの合うモデルさんに着用いただいたり、雰囲気の合うスポットにて撮影し、見え方にこだわりを出していました。その中で、撮影場所やモデルさんとの折衝、撮影当日のスケジュール進行管理、撮影後の対応など諸々担う役割のこと)

良いものをつくるためにチームで協力し合い目標に向けて走る業務は、やっぱり自分の性に合っているなと改めて実感しました。

ちゃっかり自分もモデル兼撮影


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インスタライブ


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Tiktok


そして、4月にはインターンメンバーを新卒として迎え入れ、会社として初めての「入社式」を行いました。

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先輩社員から新卒社員に向けた教訓


このくらいの時期から、「現状の居心地の良さに甘んじず、新しいことにチャレンジし続けないとな」とも考え始めました。(恵比寿に一人暮らし始めたり、ICL手術や鼻炎の手術したりしたのもちょうどこの頃。自分的にチャレンジシーズン)

Wantedlyを眺めていると、インスタでフォローしていたメンズコスメのメディアアカウントを運用している関西のスタートアップの企業さんが。カジュアルに話をしてみると、まさかの社長さんがぼくのことを知ってくれていて、泉水の書いた広報の記事をバイブルとして社内でシェアしてくれていたとのこと。

めちゃくちゃ嬉しかった😂

メンズコスメ含め、”まだ世の中的にスタンダードではないものの基準を、フラットにさせたライフスタイルの実現”を目指している会社で、そんなマイノリティの背中を押すという姿勢がyutoriとも似ているなと思いました。

業務委託として人事周りのお手伝いをすることとなり、組織図の作成から入り、既存メンバーの業務範囲の定義。その上で足りないポジションの要件定義、Wantedly運用、他にもVision/Mision/Valueの策定サポートなどなど、お力添えさせていただいています。

メンズコスメメディア『Menk』


上記会社以外にも、スニーカーのオウンドメディアのライターをちょっぴりつとめたり、偶然にも改良湯でばったり前職の同期と会ったのをきっかけに、同期が始めた「採用代行支援サービス」のお手伝いをしたりしていました。

改良湯

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サウナ漫画『サ道』より、偶然さん
まさにこれだった。


「自分は何が出来る人なんだ?」と何者病に駆られてどうしても常に焦りを感じていた自分にとって、自社以外の環境で評価されれたこと・一定パフォーム出来たことへの嬉しさを覚えたこと、安堵したことを覚えています。


yutoriを卒業します。そしてその先へ

そして、冒頭にも書いたようにそんなyutoriを卒業することにしました。

嫌になったかでいうと全くそうではなく、むしろ自分が良いと思ったメンバーを採用してるだけあって、yutoriのメンバーといるのは居心地良いし、目まぐるしく変化を遂げながらもどんどんと進化を遂げていくyutoriへ誇りと愛を持っていることは最初から変わっていません。

優秀なメンバーが複数入社してきてくれたおかげでどんどん大きな波を起こしていきました。しかし、株式会社yutoriはすごくても、泉水太雅という一個人は果たしてどうか?

yutoriにいれば、上場を経験できるかもしれないし、その経験ができる機会もそう多くないし貴重だなと思いました。なによりyutoriは好きだし居心地も良い。けれど、それに甘えてスキルの筋トレをせずに成長にブレーキをかけるのも良くない。であれば、仕事をする場所は別の環境にして、スキルアップに向けて励むのもいいな、と考えて会社を離れることを決断しました。

そんな背景から、

①:自身のスキルを成長させられる環境(特にモノをつくる・広める力)
②:個人プレーではなく、チームでプロジェクトを共創したり数字達成に奔走する業界/職種
③:yutoriでファッションというエンタメ商材におもしろみを感じていたので、ライフスタイル・エンタメ・SNS/メディア事業などを展開している事業会社や、広告代理店

上記を軸に、次の環境の選定を行なっていきました。

新卒の就活の時は「人事はきっとこういう回答を求めているな」「xxxな人材を求めているな」とゲーム感覚で臨んでいて、自身をルパンかよって思うくらい仮面を被りながら就活したため、正直企業によって話すことを変えたり志望動機を企業ごとに考えたりでめちゃくちゃ疲れたし、結果として1次,2次は通過するけれど、最終選考でNGもらうということも少なくありませんでした。

打って変わって、今回の転職活動はどの企業でもほとんど同じ話をしました。それが以下の大きく3つ↓

・yutoriという会社は良い会社だと思う。だから似てる会社に入りたい。御社ってどう?
・自身のxxxな強みを活かした職種につきたい、環境に身を置きたい。スキルの筋トレしたい
・サウナが好きです

サウナの話ですごい盛り上がった企業さんもいました。

ちなみに主観なのですが、「xxxな強み」について。過去のどういう経験が活きて、何が自分の誇れるところなのか。

前職の営業職から遡ります。営業といえば「〇〇さんだから発注するよ」というような”ヒト”を評価してもらえることがあるのがやりがいと謳われていますが、実際は正直提案に筋が通っていなければ門前払いです。ので、結局まずはいかに論理的にコミュニケーションできるかがポイントになります。

採用でいうと、一問一答みたいなAIかいって思うような合理を重きとした面接では入社したいと思ってもらえないので、どう泉水というヒトにも魅力を持ってもらえるかもポイントになると考えていました。

それ以外の、人事職やブランドディレクターなどの職種においても「ロジック持った合理的なコミュニケーションと、感情や定性的な部分に耳を傾ける調和のコミュニケーションのバランスを持って対話する」というのが職種において求められてきたことで、中でも特に得意領域なことでした。

ロジックや左脳スキルが活きる合理的コミュニケーションは後から鍛えられるけれど、感情察知能力による共感とメタ認知を活かした右脳コミュニケーションは一定先天的なものになるので、両方をバランス良く使い分けられることを評価してもらえることも少なくありませんでした。

このスキルは人事でも活きて、自分が入社する以前は人の入れ替わりもやや激しかった(らしい)yutoriですが、人事として就いた後は、社員の離職率が0人という結果を残せました。人事業務は加点方式ではなく、減点方式の評価になってしまうので、こういうのってあまりフューチャーされないと思うのですが、手前味噌ですが一定貢献できたことだと思ってます。

(一方で、とはいえこれってソフトスキルだからハードスキルがそんなないことへのコンプレックスもあります)

こうしたスキルが活かせる職種は、過去に経験した営業職や、採用人事、ディレクターだけでなく、広告代理店のPMなども向いてるかもなと感じていました。(転職軸③に広告代理店が入っていたのはそれ)

そして、色んな企業さんとお話させていただきました。

どの企業も素敵な会社ばかりで、応募前以上にどの企業さんも面談後の方が好印象を持ちました。

中でも良い意味でギャップがあり、かつ親身になってくれた会社がありました。それが『テテマーチ株式会社』という会社で、ジョインを決めた会社になります。

テテマーチは、SNSの広告代理店会社として知名度高く、インスタグラム界隈では既に老舗の会社ですが、今後の事業方針として自社でD2Cブランド事業を立ち上げたり、クライアントと二人三脚で事業グロースにコミットする事業など展開していて、すでに安定したクライアントワーク以外に新たな事業柱をつくろうとしています。

これまでは代理店/コンサルとして、あくまで第三者立場として、どうしてもクライアントの成果最大化に深入りすることが出来なかったところを、自身が当事者となって事業を自社で立ち上げたり、第三者としてではなくパートナーとして、裏側の細かな数字も一緒にウォッチしながらプロダクトを共創するという新しいチャレンジのスタートラインに立ち、今年から駆け出し始めました。

まず自社ブランドとしての、D2Cブランド事業の第一弾は、購入後にメイクのコツを動画でサポートする『Be Me』というコスメブランドを2021年3月に立ち上げしました。

D2Cブランド事業を当事者としてグロースしていくのは、yutoriでやってきたディレクターと近しい部分もあるし、広告代理店の営業やPMも向いているかも?と考えていた自分にとって、その両方のポストがある部分に魅力を感じました。

そして、何より「え、ここまでしてくれる!?」と思った出来事として、社内の全職種の方に参加いただき、どんな仕事をしているかを細かく説明していただいた上で、ぼくが何をやりたいかをヒアリングしてくれて、どの職種であってもその希望職種を入社後はお任せしますという。

なんと贅沢な....。

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各職種の方による業務説明

この転職活動を通じて、色々な企業さんとお話ししましたが、ありがたいことにこれまでの経験を評価いただいたり、もちろんご縁がなかった企業さんもありますが、自身のことを強く見つめ直す良いきっかけとなりました。感謝しています。

今回ご縁がなかった企業さんも、どういう形か分かりませんが、何かご一緒できたら面白いなと思っています。


以上が社会人3-5年目、ぼくのゆとりのれきしになります。

だいぶ長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。ふつうに一万字超えました🥲


このnoteを機に久々に泉水に連絡してみるか〜なんて思っていただけた方、是非気軽にLINEしてください。

(以前の自分史noteを読んで、ピュアに飲みの誘いしてくれたり、自分が環境を変えようと思っていることを知らずにリファラルのお声がけしてくれたりした友達がいて、純粋に嬉しかった..)


新しい環境でも頑張ります。


ではでは👋

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