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『MOURNING into DANCING』 #4

"Thou hast turned for me my mourning into dancing" Psalm 30:11

「あなたは私のために、嘆きを踊りに変えてくださいました。」詩篇30:11

不慮の事故により、両足切断も免れないというほどの重症を負う。先の見えない日々、血の滲むようなリハビリ生活、しかしその中で受け取った多くの励ましと愛が障害を乗り越える力となっていく。福原タカヨシの手記。毎週金曜日更新。


第4話 『余りあるほどの愛』


事故から3日後、はじめて自分でSNSに投稿した。

あのとき、自分は何と闘い、何に守られ、支えられていたのか。

当時のテキストをいくつか掲載し、その応答を書いていこうと思う。

※太字 <>内が応答文。


3月25日

福原タカヨシです。

世界中から、私の怪我の快復のために祈り捧げてくださり、本当にありがとうございます。

術後3日目が終わろうとしています。

まだパソコンやケータイをゆっくり眺めることかできないので、皆さんお一人お一人に返信できなくて申し訳ありませんが、とにかく皆様の祈りの力を日々、瞬間瞬間で感じています。

既に昨夜から、足首より下を動かす努力を続けています。術後の高熱と出欠多量による貧血で食欲があまり出ませんが、輸血を避けるため、できるかぎりの努力を続けます。

術後2週間は、感染症にかかる危険性があるため、残り11日、どうか引き続き祈ってください。

また、事故の後遺症か、夜はうなされてなかなか休めていません。お祈りください。

各所にて祈りの会を持っていただき、心より感謝申し上げます。

<事故に遭った翌日の夜から、足首より下を動かすリハビリを開始していたことに驚く。まさに自分の努力の成せる業ではなく、特別な守りの中に僕はいた。>


3月26日

術後4日目。

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