植物と一緒に生きる。
毎日を元気に生きる。
とても簡単なようで、とても難しいこと。
そして、とても小さなことのようで、とても幸せなこと。
どんなに大きな夢を持っていても、どんなに行ってみたいところがあっても、心身が健康でなければ、実現できません。
当たり前すぎて忘れがちなことですが、生きていく上での根幹です。
コロナで、病院に行くことはもちろん、外出することすら難しかった時に植物療法に出会いました。
植物に頼るしかなかったといっても過言ではないでしょう。
長年の金融業界での仕事で疲れ切った心も、更年期症状も、そんな大ごとじゃなくても、日常のちょっとしたこと、例えば、むくみが気になる時も、
胃が重たいなと感じる時も、ちょっと肩が重く、だるいという時も、何もかも放って、とにかくぐっすり眠りたいと思う時も、
私は植物の力で、自分の体をケアしました。
私は植物を私たちの体に再起動をかける「ブースター」のような存在だと思っています。
自分の体質に合う植物を使うと、まるで今までエンジンのかけようとしても動かなかった車が、
再起動し、再び勢いよく走行できるような、
そんな風に体の調子が整ってくるのです。
「ああ、そうそう!私の体はこんな風に動けるんだった」と思い出すような、そんな感覚がします。
寝不足が続いたり、緊張が続いたり、心身を酷使し続けると、私たちは健康からどんどん離れ、不調に慣れてしまいます。
あまりにも不調が普通になりすぎて、自分の心と体の「健康レベル」が本来どこであるか、どこであったか、自分ですら忘れてしまっていると思うのです。
だから、自分の心と体が「健康レベル」を思い出し、自分の手に「毎日元気で生きる権利」を取り戻すまで、植物に寄り添ってもらうのです。
植物の力を必要とせず、自力でエンジンがかけられるようになると「ああ、もう取らなくていいな」
と思える瞬間がやってきます。湧き上がるように、そんなサインを受け取るのです。
植物はずっと摂取し続けるもの、使い続けるものではありません。いったん調子が整えば、使うことをやめて良いのです。そして、また調子が悪くなったら、再開する、それが正しい摂取の仕方です。
そういう意味でも、「ブースター」なのです。
元気で生きる権利を放棄しそうになっている時、
自分が本来持つ健康レベルが分からなくなっている時、植物がガツンと再起動を促す、後押しの役割を果たし、心身の健康を底上げし、自分で動けるように導いてくれます。
私は、本当に助けられました。
家族のために何かしてあげたい、社会のために役立ちたいと思っても、自分が健康でなければ、他の誰をも助けることはできません。
そして、他の誰をも自分を助けてくれません。
そして、毎日元気だったら、毎日それだけで幸せです。
まず自分のために生きるとは、利己的に見えて、
自分も幸せであり、そして、結局は周りをも幸せにすることにつながります。
堂々とまず自分のために尽力し、そして、
堂々と自分が毎日元気に生きる権利をまず取り戻す、現実的に難しくても、そうしようと意識を向けることから始めてみる。
そこに遠慮は不要だと思うのです。