おべんとうとたんか
面白いことに気がついた。私が短歌結社に入って毎月の歌稿を始めたのは、育児休暇が明けて職場復帰をして間も無くのこと。それから二年半、何とか続いている。そしてもう一つ、この二年半に休まず続けていることが、毎日のお弁当作りだ。日々の夕飯作りはそれほど得意ではないけど、お弁当作りは何だかとても好きで、毎日早起きをする。
まず型(制約)があること。
立派な事ではなく、日常の事のささやかな工夫。でたらめに、やっと何とか隙間を埋めることもあったり、誰かに見せたくなるくらい、綺麗にできることもあったり。
豪華弁当もたまにはいいけど、気取らないいつものおかずがすっぽりと収まって、ふたを開けて気持ちがほっと解けるような、そんな歌を作りたい。
朝4時に弁当つくる ルーティンと呼べば湧きくる力がありて
弁当のいらぬ前夜は二階にて綿入れを縫う雨を聴きつつ
ひと振りの酒余分なる玉子焼きふるえて我の弁当始め
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