出産前後に詠んだ歌があまり無い。その頃はまだ結社にも入っておらず、短歌は人の作品を鑑賞する方が主だった。 当時のありのままを、たくさん歌として残しておけば良かったなと思うこともあるけれど、それは今だから言えることで、はじめての出産を経たあの頃の日々は、息子と向き合うことで精一杯だった。そしてまあそれで良かったんじゃないかな、とも思う。 産まれくる子にリスクなき策ならば帝王切開われは同意す 署名するこの名は母として記す 帝王切開手術同意書 書き眺め読み呼びかけて人の名は
面白いことに気がついた。私が短歌結社に入って毎月の歌稿を始めたのは、育児休暇が明けて職場復帰をして間も無くのこと。それから二年半、何とか続いている。そしてもう一つ、この二年半に休まず続けていることが、毎日のお弁当作りだ。日々の夕飯作りはそれほど得意ではないけど、お弁当作りは何だかとても好きで、毎日早起きをする。 まず型(制約)があること。 立派な事ではなく、日常の事のささやかな工夫。でたらめに、やっと何とか隙間を埋めることもあったり、誰かに見せたくなるくらい、綺麗にできる
2019年10月7日月曜日 「平成」を二重線にて改める休暇届の小さき余白に 「おおきい」と「つよい」の違い分かりつつありて二歳は風のなかゆく
弁当のいらぬ前夜は二階にて綿入れを縫う雨を聴きつつ できる限り毎日、自分と夫のお弁当を作っていますが、たまーにお休みの日を作り、前夜と朝にのんびり過ごします。 お弁当のない日のお昼は、コンビニやファーストフードで買うことが多いのですが… 食べ終わって、やっぱり手作りお弁当が良いなと思うのでした。 コンビニの味受け付けぬ此の頃に母のようなる母になりたし
2019年9月30日月曜日 晴れ 朝4時15分 起床。 洗顔、お弁当づくり、朝食準備、洗濯物畳み、水回り掃除、身支度。 5時30分〜6時 創作時間。 6時〜 夫と息子を起こし朝食、後片付け、息子の支度、掃除機かけ。 7時15分 息子を保育園へ送り、通勤。 8時15分〜17時30分 仕事。 18時 帰宅。夕飯づくり、夕飯、後片付け、明日の準備。 19時30分 息子とお風呂。 20時45分 息子寝かしつけ。 21時〜 自由時間。 22時30分 就寝。
今年から保育園に通い始めた二歳の息子と、そのおかあさん(私)。 たくさんのはじめてを、いっこいっこ。 どんぐりのエプロンをしてこの人が子の初めての先生となる 人生は一度なれども子を持てばこくごさんすうピアニカはつこい