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サブの役割を全うする男
2023年8月6日J1リーグ第22節川崎フロンターレvsガンバ大阪@等々力陸上競技場
劇的な幕切れ。相手の。言い様によってはうちの。
追いついただけに本当に悔しい。
神戸戦の時にも思ったけど「追いつかれる」って単に負けるより一度上がったテンションについていけなくてしんどいものがある。
悔しくてまた席を立てなくなりそうだったけど、この試合はnoteを書くと決めていたから書く。支離滅裂でいいから書いてみる。
※“私の”noteだから批判はノーサンキュー。意見はウェルカム。
1か月ぶりの等々力
Jリーグの中断期間中も、延期分のヴィッセル神戸戦、バイエルンに高知と色んな意味で激しい連戦をこなしてきた我が軍。
高知で推しが決勝点を押し込んで帰ってきてくれたからスタメンをちょっと(いや嘘だいぶ、)期待したけどそんなに甘くなかった(笑)
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1か月ぶりの等々力はチケット完売。
後押しする準備万端で選手たちを迎えた。
メンバーには負傷からマルちゃんが復帰してダミアンも先発復帰。
この前線を見るのっていつぶりだろうかと思いつつ、こうなってくると大聖でもベンチなのか、悠はいずこへ、いや新は頑張りどころぞ、とかまあ色々思いながらキックオフ。
いやよかったやん?
開始から恒例のダミアンプレスで入るし、マルちゃん駆け抜けるし、なんか私がよく知ってるフロンターレ感があって面白かった。
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スタッツみたらそんなにボール持ててる訳ではなかったけど、(まあ確かにミキとタクマが良く目の前に来るなとは思ってた)攻めて攻められての攻防は楽しかったし、ゴールが生まれそうな空気を感じて「いけいけ~!」って隣の人、煩くてごめんねってくらいにはチャント歌いながら見て楽しかった。
まぁ先にゴール生まれたのは相手でしたけど←
1失点目は一瞬のスキを突かれたというか一発でやられたというか。
見てて「んえぇ!!?」って感じ。多分「んなアホな」って声に出てた。
(ごめんね隣の人、煩くて)
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なんか攻めてたのに一瞬で決められた感覚でキョトンとしちゃった。
勿体なさ過ぎたけどこれが今のチームなんだろうなあ。とか勝手に思っちゃう。それをどうしたらいいかは知らんけど()
泰斗上手すぎワロタ
ちゃんと見返したい試合ではなかったから現地に居た感覚で書き進めるけど、選手たちはすぐに切り替えたように見えた。
時間も早かったし気落ちしてても仕方ないもんね。
泰斗のゴールは逆サイドでそんな見えてなくてもわかる上手さ。
ビジョンに出た映像見て上手すぎて「上手すぎやん!」言いながらゲラゲラ笑ってしもた(ごめんね隣の人、以下略)
泰斗がただ上手い選手じゃなくて相手の脅威になる選手になってるのは明らかで、見てて楽しいフロンターレの14番。
プリンスと呼ばれる泰斗の咆哮がとてもグッときて好きです
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ただ点を取ると取られるのが今年のフロンターレ。。。
PK献上で再びビハインド。
シミッチは無尽蔵で試合で走ってコンディションを上げていくタイプなのはわかってるけど流石に高知挟んだのきついよな、、シンプルに遠いしな。。
ファール取られた瞬間はファールかなーとは思ったけど私の角度的にはシミッチが倒されたように見えたから「ドエ~!!」って変な声で叫んだ(ごめんね隣の・・・)
そしてひっくり返すどころかお見事なスルーパス。
現地ではどこで何をやらかしたか見えてなかったので、「え、急にボールが相手の足元に」って「ファッ!?!」てなってたらゴール決まってた、なんでやねん。
周りの空気と、HT入る時の先輩たちの様子から、やらかしたのはコウタだとなんとなく気づいたし、DAZNで見るとまあなんちゅうミスしとんねんってなったけど、最後まで後ろ向きなプレーを一切見せなかったのはお見事。(お前が気づいてないだけだとか言わないで)
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18歳の高卒ルーキーをCBで使い続けるってこういうことだよなって見てて思う。
まず普通にやれてることがすごいし、怖いもの知らずのプレーでチームを救ったかと思いきや、方向の違う積極性を見せてしまったり、自分も知らぬ間にキャパを超えてとんでもないミスをしでかす時もある。
それがFWならな。「もっとやれやれ、頑張れ。行けイケイケ。」ってシンプルに思う続けられるだろうに彼はDF、しかもCB。ミスがチームの「負け」に直結するんだもんなあ。
FWは「勝てなかった」の感情が先に来る気がする。
コウタに助けられた試合もコウタで落とす試合もここまでもこれからも多分ままある。
このクソ高い勉強代は幸大の輝かしい未来で払ってくれ。
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この日もサブの役割を全うしたセガちゃん
「サブにはサブの役目がある(意訳)」
と言い切ったのは高知戦後のセガちゃん。
この日も素晴らしい働きだった。
後半開始から投入されたセガちゃんは明らかに等々力の空気を変えた。
少なくとも私のワクワクは増した。
ボールを刈り取り前を向く。
ボールを運び、ゴール前に顔を出す。
ゴールに繋がる動きを一つ一つ。
丁寧に、そして果敢に。
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前半の3失点目の後、「フフッ」とニヒルな笑みを浮かべたセガちゃんに期待しかなかった。
2点負けているこの日のサブの役割はゴールを決めて試合をひっくり返すことだ。
それをやってのけた。
いつもピッチサイドシートにいる私は割と冷静にゴールを撮っている
「ヒャッホー!」と心の中で叫びながらそれを見せずにゴール者を撮る時もあれば、撮ると決めた人を追い続けて誰がゴールしたかわからんってこともざらにある。
それでもセガちゃんの1つ目のゴールは「やったー!」っと腕を突き上げて喜んだ(ごめんね、となr・・・)
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自身が変えた等々力の空気をまるっと味方につけてシュートを流し込んだ。
勿論追いついた訳ではない。
でもこのゴールで「いける!」とスタジアムはなった。
その興奮をチームは力に変えてゴールに襲い掛かる。
(あの怒涛のシュート連発はこう評したい)
あのシュート、打ち込み続けたのはサブの面々でしたね。
プロとして、先発ではない悔しさをグッと飲み込んで結果で昇華させる姿は涙もの。みんなをスタートから見たいけどベンチにも居てほしい。全員分身できる???
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それは置いといて。
あれはシュート連発過ぎてピント合わせに必死で息するの忘れた
(GK東口とガンバのDF陣を称えたいまである)
自分の呼吸と興奮を犠牲にいい写真は撮れた。
ゴール前まで来た時の期待感。
シュートを弾かれた時の等々力の落胆から、ゴールネットを揺らした瞬間の歓喜の爆発。
これを見に、全身で感じるためにスタジアムへ行くんだと本気で思う。
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「等々力劇場」
まさしくその舞台は整っていた。
セガちゃんがハットトリックして勝つんだって思ってた。
でもその舞台で踊ったのは相手だった。
フロンターレの選手と鬼さんはよく、
「自分たちに矢印を向けて」という。
どんな試合の後でも矢印は自分を指している。
そんなチームのサポーターだから、私も自分に矢印を向けようと思う。
役者と舞台は揃っていた劇場。
でも起こせなかった等々力劇場。
選手たちがいつも
「サポーターが最高の雰囲気を作り出してくれた」と言うならば。
サポーターも
等々力劇場を起こせなかった一員なんじゃないかと。
もっと声出たな、まだ枯れてないもん。
もっと手叩けたな、赤くないもん。
もっとチームのサッカーに一喜一憂して楽しめたな。
もっともっと期待した目で見れたな。
いい時だけその感謝を享受するんじゃなくて、苦しさも一緒に背負おう。
健やかなるときも病めるときもチームとともに。
ハッキリ言って優勝は遠い。
それが見えてなくはないけど、道筋が見えるほど近くはない。
それでもこのチームを見ているのが楽しいと自分が思う限り、どこへでも追いかけてチームを客席から全力で後押ししたい。
いやでも次の試合は来る。
アウェイでのリベンジをホーム等々力で。