佐久間宣行さんの帯コメント(34作品)

エッセイ、評論、写真集(13作)

宇野維正「ハリウッド映画の終焉」(集英社新書)

何もかもが変わってしまう時代に、
それでも希望を見出すためには、
ここまで現実を直視し続けることが必要なのだろう。
新しい戦いを始めるための知識を詰め込んだ、
武器のような本だ

冨山雄一「今、ラジオ全盛期。」(クロスメディア・パブリッシング)

メディアそのものが変革する時代に
ラジオは絶望から目をそらさず「熱狂」という希望を見つけた。
これは、その奇跡の一部始終を描いたドキュメントだ。

上坂あゆ美「地球と書いて〈ほし〉って読むな」

このクソみたいな世界に、上坂あゆ美は笑いと怒りと言葉で立ち向かう。
爆弾みたいな本だった。

(株)トップコート「芸能マネージャーが自分の半生をつぶやいてみたら」

誰かを思いやること、結果を出すこと
その本質が体験とともに語られた
稀有な仕事本だと思う

児島気奈「笑って稼ぐ仕事術」

シビアだけど辛くない
真剣だけどみんな笑ってる
本当に好きなことで稼ぐって
こういうことだ

水野しず「親切人間論」

水野しずは考え続ける。世界のしんどさも歪みも面白さも全部引き受けて。その思考の一端が読めるこの本は、すこぶる笑えるすごい哲学書なのだ。

吉田靖直「持ってこなかった男」

ずっと面倒くさい!
ずっと迷ってる!
でもそれに救われる!

岸田奈美「飽きっぽいから、愛っぽい」

笑いと悲しみは同じところにあって、希望と絶望も同じ場所から生まれる。
それを軽やかに教えてくれる、処方箋みたいな本だ。
しかもとびきり笑えるんですよ。

頓知気さきな写真集「ときめきヒロイン」

人生を変えたいと彼女は言ったけど、 こんなに輝くなんて聞いてない

「山崎怜奈の言葉のおすそわけ」

こんなに悩んでるから、山崎怜奈は面白かったんだ

ダニエル・ジョーンズ編「モダンラブ いくつもの出会い、とっておきの恋」

どれひとつ同じ形なんてない。それぞれの人生を抱きしめたくなる。

ティナ・シーリグ「20歳のときに知っておきたかったこと」

この本の知識は、武器にも自分を守る薬にもなる。
僕も20歳の頃に読みたかった。

星野源「いのちの車窓から2」(推薦コメント)

これは星野源という
世界一優しくて傷だらけな表現者の戦いの記録だ。
怒りも後悔も、そして愛も、全部書いてある。
決して楽しいとはいえない日常を
彼は意思とユーモアで乗り越えていく。
その日々で紡いだ言葉が
今、私達の心を軽くしてくれる。
まるでタイムマシンのような本だと思った。


小説(7作)

ニシダ「ただ君に幸あらんことを」(角川書店)

深く刺さって抜けない棘のような思い出。
名前のなかった感情たちを見事に描写して、優しく呪いを解いてくれる。

宮島未奈「成瀬は信じた道を行く」(新潮社)

なんだ、楽しい人生を送ることを諦めなければいいのか。
成瀬、ありがとう。

小川哲「君のクイズ」(朝日新聞出版)

一度本を開いたらもう終わりだ。面白すぎてそのまま読み切ってしまった。
熱くて、ワクワクして、予想もつかない感動が襲ってくる。
ミステリーでも、バトルものでも、人生ドラマでもある。
でもそれだけじゃない。ジャンルは、たぶん「面白い小説」だ。

高瀬隼子「おいしいごはんが食べられますように」

一気に読み終わってしまいました。
噂に違わぬ面白さ。

テッド・チャン「息吹」

ありえない設定が、いつの間にか目の前にリアルに浮かぶ。
チャンは、自分の思考が試される完璧なSF作家だ。

加藤千恵「ラジオラジオラジオ!」

心の準備をしてから読めばよかった。
青春全部思い出して泣きたくなった。

アンディ・ウィアー「プロジェクト・ヘイル・メアリー」

あっという間に引き込まれ
鳥肌と感動が一気に押し寄せる。
文句なしの傑作SF!
信じてください。読めばいいだけ!


マンガ(14作)

大童澄瞳「映像研には手を出すな! 2巻」

ワクワクして、面倒くさくて、超カッコいい!
彼女たちの創作への姿勢に、いつも胸が熱くなります。

小松翔太「古々路ひめるの全秘密 1巻」

新しくてバカで破壊的
でも熱くて王道で切ない
何この漫画?

山本さほ「てつおとよしえ」

恥ずかしいくらい共感してしまった。
全人類が両親に会いたくなるマンガ

福島鉄平「放課後秘密クラブ 1巻」

キュートで笑えて毒もある
つまりメチャクチャ面白い!

浅白優作「スターウォーク 1巻」

ワクワクと怖さ かわいさと切なさ
王道と挑戦 全部を欲張って、戦ってる
あー面白いSFだ!

大橋裕之「ゾッキC」(カンゼン)

世界が嫌いになりそうな時に、この本を読み返します

さもえど太郎「Artiste 9巻」

生きづらい人たちがチームとして働いていく
人間関係の難しさと素晴らしさを描いた漫画です‼︎

オジロマコト「君は放課後インソムニア 3巻」

「こんな青春送りたかった!」の最高峰。
真夜中、夏、花火、恋、そしてラジオ・・・
青春全部がギュッと詰まってて泣きたくなる。

阿賀沢紅茶「氷の城壁 2巻」

一気に読んだ。全員幸せになって欲しいと願った。
自分が好きで嫌いで大切でうざったい…10代で感じていた感情が全部ある。
すべての、自分で呪いをかけてしまった人たちへ。
この面倒くさくてとびきり優しいラブストーリーが、心を救ってくれるはずです。

ほそやゆきの「夏・ユートピアノ」

誰にも見つけてもらえなかった感情に
初めて名前がついたようなマンガだ

保谷伸「まくむすび 3巻」

青春は恥ずかしい。表現も恥ずかしい。
でも、彼女たちは精一杯立ち向かう。
全力で見届けたいと思った。
たぶん泣いてしまうけど。

すぎむらしんいち「SSSS」

健在っていうか、まだ進化してる
すぎむらしんいちは最新が一番面白い

原理、福田泰宏「ブラックカラー 1巻」

ダメだ!ちゃんと休みながら働こう
まさか悪の組織に教えてもらうとは思わなかった

真船佳奈「オンエアできない!」

超笑えるんだけど、これうちの局の話なんだよな・・・

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